bunx2のDTMブログ

DTMで人生を変えた男の機材レビュー!制作のノウハウをお届け!

管理人のDTMユニット:YOSAGYO 1st Full Album『Fall Into The Night』4/30リリース
赤 冒険者 ハイキング 旅行雑誌 (1)

MIXの依頼やレッスンに関してはTwitterのDMへお願いします!

カテゴリ: 作曲

久しぶりに音楽理論の記事を書こうと思います。
yiq9YGkeOhCqjwd1624629776_1624629802
今回はコード進行の技法の一つ、サブドミナントマイナーについて解説していきます。サブドミナントマイナーの概要や使用例について述べていきます。

サブドミナントマイナーとは

サブドミナントマイナーとはサブドミナントをマイナーにした形です。
スクリーンショット 2020-10-16 15.02.57
キーCの場合であればⅡ(Dm)とⅣ(F)がサブドミナントです。ダイアトニックコードのⅣの音は基本メジャーコードになっており、サブドミナントマイナーはこのⅣをマイナーにして使用するということです。
pics3832のコピー

pics3832のコピー2
F⇨Fmへ。Fのラを半音下げることでFmになります。
このようにサブドミナントマイナーを使用することでダイアトニックコードにない音(ノンダイアトニックコード)を使用できるためコード進行の幅が広がっていくということです。
※ⅡのDmはこちらもサブドミナントですがこの場合はDm(♭5)になります。

サブドミナント終止の問題点を解消する

サブドミナントはドミナントと比べ、不安定さが弱く、F⇨Cというコード進行ではどうしても解決感が弱くなってしまいます。
pics3832のコピー
pics3832のコピー4
この不安定さが弱い理由としてはFはCに対して半音で接している音がファのみとなっており、他の音は安定しています。(Cのミの音とFのファの音のみが半音で接している)
このためGやG7よりも不安定さが弱く、F⇨Cという流れでは解決感が弱いということです。
この問題点をFからFmへ変えることで半音で接している音が2つになります。
pics3832のコピー2
pics3832のコピー4
こうすることでFよりもFmの方がCに対して不安定さが増します。そのためサブドミナントマイナーはⅣを不安定さを強くした音に変えるという解釈ができます。

サブドミナントマイナーを使用したコード進行例

サブドミナントマイナーを使用したコード進行例を紹介します。
  • C⇨Fm⇨G⇨C
  • C⇨F⇨Fm⇨C
  • Dmin⇨Fmin⇨G⇨C
また先程少しだけ触れていたDm(♭5)もこのような使用例があります。
  • C⇨Dm(♭5)⇨G⇨C
さらにサブドミナントマイナーを6コードにするのも僕自身お気に入りでよく使っています。
  • Cmaj7⇨F⇨Fmin6⇨G7⇨C
このようにセブンスコードも前後に入れてやるとコードに表情が付いておもしろいです。このようにコードワークの幅が広がりますのでぜひ使用してみてください。

おわりに

いかがでしょうか?サブドミナントマイナーはⅣをマイナーコードにして置き換えるだけですぐ使えるのでコード進行にマンネリ化が発生した時に使ってみることをオススメします。
さらに過去記事でも紹介したセカンダリードミナントも組み込むことでグッと幅が広がりますのでぜひ様々なコード進行を生み出してみてください。

僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
体験レッスン

というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちわ
今日は初心者向けの記事として曲作りの始め方を解説したいと思います。
音楽理論の記事やプラグイン、機材のレビューや使い方の記事はあるけども曲作りの実践的な内容の記事ってあまりないなぁと思ったのが理由です。
Ocst21MVHajP2t21623920597_1623920647
初心者の方は漠然と曲作りを始めるとなかなか自信が付かずに挫折してしまうということがあると思いますのでこの記事で曲作りの始め方を参考にしていただければと思います。

1.テンポと拍子から考える

「さぁ曲を作るぞ!」と考えるとまず先に目の前に広がるのはDAWの真っ新なプロジェクトデータです。
1つ目のステップとして僕がオススメするのは先にテンポと拍子から考えることです。
曲作りの基盤になるのはコード進行と考える人も多いことでしょう。しかし、コード進行を先に考えたとしてもテンポと拍子が決まっていないとなると楽器やMIDI鍵盤を使って音を鳴らしたとしても曲のノリやコード進行の切り替わるスピードもイメージがつかないものです。そのためまずはテンポと拍子を先に決めてしまいましょう

2.ドラムを考える

「さてさて、使用するスケールやコード進行を考えるぞ!」となりそうですがここでもまだその段階へはいきません。2つ目のステップはドラムから考えることです。
これはいきなりフルコーラス分のドラムを考えるわけではありません。曲で使う主要なリズムパターンを先に考えます。
リズムパターンを考える方法は初心者の方におすすめできるものが色々ありますが「どうしても思いつかない」場合にはドラム音源に付属しているループパターンを使用してみましょう

こちらはCubase付属のGroove Agent SEの簡単にドラムパターンを打ち込む方法です。

初心者でもできるドラムアレンジ方法

3.コード進行を考える

スクリーンショット 2021-01-11 7.00.11
1、2つのステップを進めたらやっとここでコード進行を考えていきます。コード進行を考える上で主要なリズムパターンをループしながらコード進行を考えてみましょう。
これは僕の持論ですがコード進行はリズムとセットで考えた方がうまく作りやすいと感じています。
これでやっと「なぜドラムから考えるんだ?」という謎が解けたわけです。曲の構成はコード進行も大事だけどドラムも同じくらい大事だと僕は考えています。
そしてコード進行の作り方ですが「音楽理論を勉強してみたけど作りたいイメージと違うのができてしまう…」という場合は好きな曲のコード進行を参考にしてみましょう。
あなたが好きなアーティストのコード進行はあなたの好きな要素がたくさん詰まっているので参考にすることで自分が作りたい曲のイメージにグッと近づけるはずです。
僕も初心者の頃はひたすらこの方法を繰り返しましたのでオススメです。これを繰り返していくことで自分の好きなコード進行が理解できます。それがあなたの音楽性とかあなたらしさといったいわゆる個性になっていきますのでぜひ試してみてください。

ちなみに僕が好きなコード進行はⅥ⇨Ⅳ⇨Ⅲ⇨Ⅳ⇨Ⅴ⇨Ⅵです。これに7とsus4を組み合わせることで哀愁のある進行になります。いかにもギタリストならではといった感じですが(^^;)

↑こちらも参考になる記事があると思うので目を通してみてください。

4.メロディーを考える

music_sakkyoku_piano_man
ドラム&コード進行ができたならばそれでも伴奏として十分な機能を果たしてくれます。これもその伴奏をループで再生しながらメロディーラインを考えていきましょう。
せっかく伴奏を打ち込んできているのだから打ち込んだものを総合させながら考えるのが合理的です。
この時に口ずさみながらメロディーを考えるのがオススメです。慣れてきたら楽器で考える場合もありますが初心者の方はメロディーはとにかく口ずさんで考えるのを徹底しましょう。
口ずさんでメロディーを考えなかった場合は息継ぎするタイミングがなかったり、メロディーの耳馴染みが悪いものになってしまうケースがあります。
ここでメロディーを考えるオススメのポイントを1つ紹介します。聴き手にメロディーを印象深くさせたいならばリフレインさせることです。リフレインは印象付かせたいメロディーを繰り返しで使う方法です。
「え?同じメロディーを繰り返しで使ったら単調にならない!?」と考える方もいると思いますがメロディーはある程度規則性があった方がキャッチーになりやすかったり、聴き手の耳に残りやすくなります。

↑Adoさんの『うっせぇわ』のサビでもリフレインが効果的に使われている。

↑LiSAさんの『紅蓮華』ではサビの『消せない夢も止まれない今も』が一度聴いただけでも耳に残るメロディーになっている。このようにメロディーをある程度リフレインさせることがコツです。
このようにヒットソングではメロディーに規則性があり、聴き手が安心してメロディーを聴き取れるようになっています。もちろんリフレインは使いすぎるとかえって聴き飽きてしまうメロディーになってしまうのでバランスが大切です。

5.楽器を色々入れていく

ドラムやコード進行、メロディーが決まったら楽器をどんどん追加していきましょう。僕が考える必要な楽器としては
  • ドラム
  • ベース
  • 鍵盤楽器(ピアノ、シンセなど)
  • ギター
これらがあると曲としてまとまりのあるサウンドになると考えています。

↑Cubaseの便利機能を使った各楽器の簡易的な打ち込み方法と録音方法を動画にしています。楽器経験が無いという方はサンプル素材を使うのも手の一つだと思います。
しかし、僕としてはDTMをしていく上では何かしら楽器の演奏ができた方が絶対に良いと考えているので興味のある楽器を何か始めてみることをオススメします。生演奏で録音ができるだけでなく曲作りで必要な音感が身についたり、他にも得をすることが多いからです。

おわりに

体験レッスン
これらの作り始めの方法を試してワンコーラスが出来上がれえばそこからはアレンジになっていきます。まずはワンコーラスを作ることを目標に頑張ってみてください。僕もDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。

というわけで今日はこの辺で!ではまた

DTMでラウンド系バンドサウンドを主に作っているので作り方と解説を記事にしておきます。
動画も作りましたのでぜひご視聴ください。

ギターはドロップチューニングが鉄板

Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / SE Custom24 Amethyst
Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / SE Custom24 Amethyst
ラウド系バンドサウンドの大事なポイントはギターの重厚感です。これが無くてはラウドな印象を聴き手に与えることができません。動画の解説ではドロップC#チューニングにしています。ちなみにドロップC#チューニングは
  1. 1弦:D#
  2. 2弦:A#
  3. 3弦:F#
  4. 4弦:C#
  5. 5弦:G#
  6. 6弦:C#
このようなチューニング方法です。開放弦でC#のパワーコードを鳴らすことができますがレギュラーチューニングでC#を弾いた場合とでは音の重さが全然違います。図太いギターの音を出せますのでラウド系ではドロップチューニングが鉄板です。

ギターの音を歪ませすぎに注意


重厚なサウンドを演出したいばかりにギターの音を歪ませすぎしてしまうことに注意しましょう。ギターは歪ませれば歪ませるほどに音はロックな印象になっていきますがその反面、音の抜けが悪くなっていきますので気をつけましょう。

ラウド系バンドサウンドはギターの刻みが重要

ラウド系のバンドサウンドの大切な部分はギターのブリッジミュートによる刻みです。この刻みをどれだけ歯切れ良く、かっこよく弾けるかが重要です。Djent系の素早い刻みフレーズをする場合はブリッジミュートだけでは上手くミュートしきれない場合もあるのでノイズゲートを使用することをオススメします。
パワーコードは刻みで化けるといっても過言ではありません。ハイゲインギターの武器は刻みなのでラウド系バンドサウンドは積極的に刻みを曲に入れていきましょう。

ギターのハモリで哀愁さを出す


メタルでよく耳にする、ギターの3度、5度ハモリを曲中に入れてみましょう。ギターのハモリは独特な哀愁さを出すことができるのでオススメです。僕の好きなバンド、Bullet For My ValentineのWaking The Demonではギターのハモリが多く入っているのでぜひ聴いてみてください。ギターソロでハモるだけでもめちゃくちゃかっこよくなるので曲中に入れてみることをオススメします。

シャウト、デスボイスの音作り

スクリーンショット 2021-02-22 13.01.21
シャウトやデスボイスの音作りをまとめておきます。
  1. RECではダイナミックマイクを使用する
  2. 歌声をディストーションで軽く歪ませる
  3. オクターブ上と下のデスボイスを2つ重ねるとぶ厚い声になる
  4. 2つ重ねた場合はオクターブ上の声を広げてやるとオクターブ下の声が抜けやすくなる
主にこの4つがポイントになりますが動画ではより細く説明しております。録りの段階でボーカルがどれだけ声帯を使って歪ませられているのかも大事です。
スクリーンショット 2021-02-22 13.02.27
ディストーションはCubase付属のDistortionを使用しています。薄く歪ませるのがポイントです。
スクリーンショット 2021-02-22 13.03.15
ディストーションで歪ませると音抜けに影響が出てきますのでWavesのVitaminで高帯域の音抜けを取り戻してやるのも良いです。

浮遊感を曲中で演出する

これはラウド系に限らず、個人的な曲中での演出なのですが浮遊感を出す方法を紹介します。
動画で紹介していますがFM8を使用して浮遊感のあるサウンドを演出することがあります。
スクリーンショット 2021-02-22 13.01.04
FM8のプリセット、Muffled Malletを使用することで独特な浮遊感かつエモーショナルなサウンドを構築できます。
  • フランジャー
  • リバーブ
  • ディレイ
さらにこれらを音色にインサートすることで独特な雰囲気を醸し出せるのでオススメです。
スクリーンショット 2021-02-22 13.03.34
さらにそのような浮遊感を演出したセクションではボーカルにChorusを使用するのも面白いです。ここぞ!という時に使うテクニックですのでぜひお試しあれ

モダンなラウドサウンドにはグロウルベースを入れてみよう

これも個人的にオススメするポイントですがモダンなラウドサウンドを作るのであれば間奏などにダブステップで使用されるようなグロウルベースやワブルベースを入れてみることをオススメします。
スクリーンショット 2021-02-22 13.01.51
僕はNIのMassiveを使用してグロウルベースを作っています。意外性を出せる飛び道具ですのでこちらもここぞ!というタイミングで使用してみてください。図太いグロウルベースが突如バンドサウンドに入ることで聴き手を驚かせること間違いなしです。

おわりに

いかがでしょうか?特にこの記事では「ギターは刻みが大事!」ということを強調して書かせていただきました。鋼鉄のような硬い刻みでラウドさを出すことができるのでこれはこだわるべきポイントです。細かい解説は動画の方でしていますのでぜひ記事冒頭にある動画を参考にしてみてください。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

「いつまで経っても曲が作れない…」こんな方は周りにいませんか?僕の周りにもいます。作ったとしても半年に1曲とかそういったペースの方もいます。個人的には現代の音楽は量も質もどちらも求められている時代と感じております。
whQKg9xfkIB5HnF1612594198_1612594308
勉強や練習はしているのにいつまで経っても曲が作れない人の特徴を自分なりに分析してみたのでこの記事でまとめておきます。

周りの目を気にしすぎ

sns_tsukare_man
1番の理由は「周りの目を気にしすぎ」これだと感じております。こういうタイプの方が口を揃えて言うのは
  • まだ納得がいっていない
  • 完璧ではない
  • このクオリティでは発表が恥ずかしい
  • 周りから作品が叩かれるのでは…
大体がこの4つです。ここで一つ誤解されていることがありまして、心配しなくても誰もあなたのことはそこまで気にしていないということです。SNSのフォロワーが1万人以上だったり、芸能人やインフルエンサーなら周りの目をある程度気にする必要性はあると思いますがそうでもないのであればさほど周りの目を気にしてビビる必要はありません。

完璧を求める

sick_kanpekisyugi
先ほどの周りの目を気にしすぎに近い特徴ですがやたらと完璧にこだわる特徴があります。そもそも創作物に完璧というものはありませんし、何が正しいかも悪いかもありません。あなたの今現在の力量で作られた作品に対して周囲がどのように感じたかでレスポンスがかえってきます。
完璧という言葉自体が音楽などの芸術においては曖昧なものですからまずは完璧ではなくて完了しましょう。完璧思考の人が完了思考に変えるためには期限を決めてその期限内で出来上がったものをどんどん発表していく癖を付けることです。

いろいろなことやりすぎ

nekonote_karitai_man
時間があるにも関わらずになかなか曲が出来上がらない方はいろいろなことをしていて集中力が分散されているといこともあります。個人的には色々なことに興味を持つことは良いことだと思いますが定期的に作品を発表していくには集中するべきところで集中するメリハリが大事だと感じております。
「今月は絶対に曲を作って発表するぞ!」と考えたら曲作りに一点集中で頑張りましょう。

そもそも作り方がわかってない

question_head_gakuzen_boy
そもそも作り方がわからないということもあります。これに関してはこちらの記事でわかりやすくまとめていますので興味がある方は見てみてください。

僕なりのオリジナル曲を作る方法を学ぶ1番の近道を紹介します。それはひたすらコピーをしまくることです。1番の近道はこれに尽きます。コピーは自然とコード進行や展開、メロディーラインなど学ぶことができるのでオススメです。それでも難しいという場合はDTM講師に教えてもらいましょう。
僕もオンラインレッスンをしていますので興味があればDMでどうぞ!

色んな人の意見を聞きすぎ

pose_atama_kakaeru_man
上達にはメンターの存在は大切ですが色んな人の意見を聞きすぎるのもよくありません。特に音楽ではジャンルごとにそれぞれの作り方は違いますし、使用している楽器によっても音の捉え方が違ったりします。学習のために色んな人の意見を聞くのは悪いことではありませんがいわゆる頭でっかちになってしまっては良くありませんので気をつけましょう。
なので自分が作りたい曲を作っている人や信頼できるメンターがいるのであればそのメンターの言っていることを信頼することが大切です。

参考曲を用意していない

map_takara_chizu
これは色々な方が言っていますが僕も同じことを考えていていつまで経っても曲が作れない人は参考曲、いわゆるリファレンス音源を用意していないことがあります。
リファレンスは自分が曲を作る上での目印になるので何曲か用意しておくと良いです。完全に自分の世界観で作ってしまいたいという場合は逆にリファレンスを使用しないこともありますが最初のうちはリファレンス音源の使用をオススメします。

おわりに

いかがでしたか?あなたの周りにもいつまで経っても曲が作れない人がもしかしたらいるかもしれませんね。もしくは今現在そのような状態になっている人がこの記事を見ているかもしれませんね。
僕はよく生徒さんに「発表する時は良い意味で勘違いしているくらいの方が良い」と言っています。この良い意味でというのは「今回の自分の作品は最高だ!」くらいに思って発表をガンガンしていった方が良いと考えているのです。
「まだ完璧じゃないから…」とか「まだ納得がいかない」そんな理由でお蔵入りさせている曲があるのであればすぐさま発表してしまおうと僕は考えます。というわけで今日はこの辺で!ではまた

僕の周りにもDTMをやり始める方が増え始めてきました。音楽経験がないけどDTMで作曲してみたいという方もいるのではないでしょうか?


個人的には音楽を始めるに年齢は関係ないと考えています。これまでに僕の生徒さんには30代から音楽経験なしで作曲をDTMを始め、半年で作曲できるようになった方もいます。

しかしいざ、作曲を始めてみると「なかなか上達を感じられない…」と感じる方もいるのではないでしょうか?はじめに言っておきますが
  • 爆速で作曲ができる方法
  • 明日から曲が作れる方法
  • 音楽経験ゼロから5秒で作曲ができる方法
のような謳い文句の動画や記事が世に溢れていますがこのような方法を紹介する記事ではありません。
即効性を求められるのであればこの記事はオススメではありませんのでブラウザバックを推奨します。
0Kxm4M8nZ8i7MiX1611989177_1611989211
僕は毎日の積み上げで作曲技術は身につくものだとは考えていますので僕自身も技術向上を日々求めています。この記事では僕の経験から初心者作曲者が効率良く上達する方法を紹介します。

1.普段からたくさん曲を聴く

goriPAKU7943_TP_V
初心者にありがちなもので曲を作るために音楽理論は勉強しているけど普段は曲を聴いていないというのがあります。世に流れている曲を聴くことでコード進行や展開、音色、サウンドメイク、MIX、など勉強になることはたくさんあります。僕は作曲において最も大事なのはセンスだと考えています。このセンスはどれだけ多くの楽曲を聴いてきたかが影響していると感じています。生活の一部として通勤中や通学中に音楽を聴く癖をつけましょう。音楽サブスクに契約することで世界中の大量の曲を聴けます。
今まで使用されてきたコード進行やメロディ、展開などの例を吸収できると考えればこれも立派な作曲の勉強になります。どれだけ多くの例を感じて作曲に活かせるかこれがセンスだと考えています。

2.楽器を弾こう

YAMAHA ( ヤマハ ) / PAC612VIIFM RTB エレキギター
YAMAHA ( ヤマハ ) / PAC612VIIFM RTB エレキギター
何か一つで良いので楽器が弾けるだけでも作曲においてのアドバンテージは大きいです。楽器が弾けるとリズムの取り方や音程感、奏法など曲作りに最低限必要な基礎的な力を身に付けられます。
確かにDAWソフトがあれば打ち込みだけで曲を作ることは可能ですがより音楽的に心地良いと感じられるサウンドを生み出すには楽器経験の有無は大きな差になります。普段打ち込みメインで楽曲を作っているベテランの方でも何かしら今までに楽器を触っています。
自分が弾いてみたいと思う楽器を何か一つで良いので始めてみてください。僕のオススメはギターです。ギターはTAB譜を使用するので音符が読めなくてもすぐに始められます。そして何よりギターはかっこいい!

3.コピーをたくさんしよう

music_sakkyoku_guitar_man
初心者が作曲を学ぶにはコピーが一番の近道と考えています。普段からたくさん曲を聴くことでも触れていますが既存曲から作曲方法を学ぶことはたくさんあるのでコピーをすることでさらに細部まで曲の分析や勉強ができます。
ここで一つ注意点は初心者はいきなり耳コピから始めるのではなくまずは楽譜やスコアを見てコピーしましょう。実際のところ耳コピは初心者にはかなりハードルの高い作業です。初心者がコピーをするには譜面を見る方が断然ハードルが低いのでまずは好きな曲からコピーしてみましょう。僕も曲を作れるようになったのはコピーをしていたからだと感じています。
僕が学生の頃はメロコアやハードコア、ロックを主にコピーしていました。好きなアーティストのバンドスコアを片っ端から買い漁ったものです。コピーした数はおそらく200曲以上。楽しくて夢中になっていたからこそだと思いますのでぜひ楽しみながらコピーしてみてください。
コピーをしまくってみてそのうちに自分のオリジナル曲に好きなアーティストのコード進行を使ってみるとなど、いわゆる〜風のコード進行やメロディーライン、リズム、展開を自分の曲に落とし込んでみることをオススメします。
コード進行には著作権はありませんので存分に色々なアーティストのコード進行を参考にしてみましょう。この〜風の作曲方法は良いトレーニングになりますのでオススメです。

4.基礎的な音楽理論を学ぶ

MOM151117490I9A1488_TP_V
基礎的な音楽理論を学んでしまえばビギナー脱却の道が大きく開かれます。
この辺は最低でも学んでおきましょう。これらを学ぶことで最低限必要な音楽理論を身に付けられます。
「何だか難しそうだ…」このような印象はありませんか?大丈夫です。これらの知識はあなたがそれなりに義務教育を受けていたなら簡単に身に付けられるはずですので安心して勉強してみてください。まずはダイアトニックコードだけで5曲作ることを目標にしてみてください。大丈夫です。絶対にできます。
僕もこれまでダイアトニックコードだけで50曲は作ってきたのであなたなら絶対にできます。
とにかくどんどんと曲を作ってみることが大切なので応用は曲を作りながら学ぶといった発想です。何でも上達には必要な時に必要なものを学ぶこれが鉄則です。

5.とにかく発表しよう

dogatschoolDSC_86210155_TP_V
作ったらどんなクオリティでも良いからとにかく発表
しましょう。
「いやぁ…。これくらいのクオリティではまだ恥ずかしい」こういった考えでなかなか曲を世に発表しない初心者の方がいますがそもそも初心者のあなたに周りですごいクオリティを求めていることはありませんので心配ご無用です。
僕としては勘違いしてるくらいの方が良いと思っています。勘違いというのは極端な例で言えば「最高な曲ができた!僕は天才だ!」くらいの感覚で自分のクオリティに良い意味で勘違いしてどんどん発表した方が良いということです。
そうすることで自分自身で勝手な評価をするのではなく外部からのレスポンスで刺激を受けることで創作意欲が駆り立てられます。初心者でいきなり完璧なんてものは無理です。潔く諦めてください。まずは完璧よりも完了を目標にしましょう。
いずれどこかのタイミングでライバルが出現し、心が折れる時があります。そのタイミングこそさらに飛躍するチャンスです。
僕もこれまでに何度も心を折られてきました。しかしその都度、自分なりに手法にアップデートをかけてここまできました。ぜひあなたの曲をたくさん発表して多くの人に聴いてもらい、レスポンスをもらいましょう。

6.メンターを付けよう

fujiko1408_TP_V
メンターの存在もすごく大切だと感じております。メンターはあなたが上達する道筋をガイドしてくれる人のことです。具体例としては師匠や先生がメンターに辺ります。
独学はどこかで絶対に大きな壁が立ちはだかりますのでその壁を超えられるかどうかが初心者から中級者にレベルアップするためのポイントになります。
メンターが存在すればあなたが壁を乗り越える上での不安要素が大幅に減り、精神的にもかなり楽になります。そして正しい知識、手法を効率良く学べますので作曲を楽しめないまま終わるといったことはないでしょう。
個人的には独学で作曲を上達するのは難しいと考えています。詳しい理由はこちらでどうぞ。
僕も4年ほどDTMレッスンに通い、今ではDTM講師になれました。

もしあなたが現在、メンターがいなくて悩んでいる、いまいち作曲上達に手応えを感じられないのであればオンラインレッスンもしていますので興味がある方はTwitterからDMをお気軽にどうぞ

早く上達したいなら急がば回れ

記事の冒頭でもお伝えしましたが「爆速で作曲が上達する!」みたいな方法はあまり参考にならないと僕は考えています。何でもそうですが上達に効率の良さはあっても本質的に即行というものはないと考えています。
早く上達したいのであれば基礎的な技術練習をコツコツをやっていくことこれに尽きます。
もしあなたが有名アーティストがPCとDAWとヘッドホンだけで作曲をしていることに影響されて作曲を早く上達したいと考えられているのであれば一旦冷静になりましょう。どんなアーティストも必ず下積みの時期があります。
一つの例としてプロゲーマーの梅原さんが上達について語ってくれています。
どんなにすごい人でも必ず自分が練習した延長線上にいる。
どこかでワープしたとかそんなことはない。道は1本。それをたくさん歩いたか、立ち止まったり引き返したりしたかの差。
人と比べない。とにかく自分が昨日よりも上手くなったかを考える。
これはゲームに限らず全てのことに当てはまっていると僕は考えています。早く上手くなりたいならとにかくコツコツ練習。ペースは人それぞれなので自分にあった練習ペースを見つけましょう。

おわりに

いかがでしたか?なんだそんなことかと思われる方もいるかと思われます。実際本当にこの6つの方法しかないと考えています。まずはとにかくひたすらにコピー!これが一番上達の近道です。
もう一度言いますが「爆速で上手くなる!」みたいな方法に過度な期待をもつのはやめましょう。コツコツとこの6つの方法を実践すれば絶対に上達スピードは上がります。と言うわけで今日はこの辺で!ではまた

↑このページのトップヘ