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カテゴリ: 作曲

こんにちは
今日は作曲についての記事です。先日このようなツイートをしました。
僕が考える1番手取り早く作曲ができる方法についてこの記事でまとめておこうと思います。
これから述べていくものに関しては僕の独断と偏見で決めたものですのでそれ以外の考えももちろんあると思いますのであらかじめご了承ください。

↑このような記事も過去に書いておりますので合わせて参考にしてみてください。
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ダイアトニックコードを理解する

まず初めに作曲をする上で基本中の基本と言っても過言ではないのがダイアトニックコードです。
どんな理論書にも必ず出てくるのがこのダイアトニックコード。それぐらい作曲する上では必要な最低限知っておくべき知識です。
僕のレッスンでも作曲初心者の方に教える時はまずはこのダイアトニックコードの話から始めます。
ダイアトニックコードを知ることで各Keyに応じた使えるコードやコードの役割を把握できます。
例えばKey=Cの場合のダイアトニックコードはこのようになります。
  • Ⅰ=C(トニック)
  • Ⅱm=Dm(サブドミナント)
  • Ⅲm=Em(トニック)
  • Ⅳ=F(サブドミナント)
  • Ⅴ=G(ドミナント)
  • Ⅵm=Am(トニック)
  • Ⅶ=Bdim(ドミナント)
スクリーンショット 2020-10-16 15.02.57
これらのコードの仕組みは作曲では必須の知識ですので必ず覚えておきましょう。把握されていない場合は過去記事で詳しく解説しておりますのでぜひ参照してみてください。

↑ダイアトニックコード について解説した記事がこちら

五度圏を理解する

作曲で使えるめちゃくちゃ便利な表があります。それが五度圏表です。
5度圏表は右回りに完全5度ずつ並べられています。左回りは完全4度ずつ並べられています。別の名を4度圏表とも言います。
先程のダイアトニックコードだけではなく以下のことが一瞬で把握できる便利な表です。
  • ダイアトニックコード 
  • ディグリーネーム
  • 近親調
  • 裏コード
初心者の方はこの五度圏表を使いながら作曲することをオススメします。Cubaseにはコードアシスタントから五度圏表を見ることができますのでぜひご活用ください。把握されていない場合は過去記事で詳しく解説しておりますのでぜひ参照してみてください。

↑五度圏について解説した記事がこちら

近親調を理解する


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先程の五度圏を使うことで近親調を把握できます。近親調とは使用しているキーと関係性が近いキーのことです。そのため作曲で転調をする時には近親調に転調することで自然で違和感のない転調が可能です。
また近年のポップスやアニソンでは転調が使われることが多い傾向にあると僕は感じております。
既存曲のコード進行を分析する際に近親調の転調を把握しておくことで分析がしやすくなりますので覚えておきましょう。
コード進行の分析ができるようになると色々なコード進行を知れます。コード進行の幅が広がることで作曲のマンネリ化を防ぐことができますので作曲に慣れてきた頃に既存曲のコード進行を分析してみましょう。

セカンダリードミナントを理解する

コードワークの選択肢を広げるためにセカンダリードミナントといった手法が使われることがあります。
例えばG7⇨CはCメジャースケールのV7⇨Ⅰなわけですがこれをダイアトニックコードの1以外の各コードから見たドミナントセブンスを想定するという手法です。
  • C7(Fから見たドミナントセブンス)⇨F
  • D7(Gから見たドミナントセブンス)⇨G
  • E7(Amから見たドミナントセブンス)⇨Am
  • G7(Cから見たドミナントセブンス)⇨C
  • A7(Dmから見たドミナントセブンス)⇨Dm
  • B7(Emから見たドミナントセブンス)⇨Em
このように6通り考えられます。(※Bdimから見たドミナントセブンスは今回は除外)
これは一時的に他のキーからⅤ7を借りてることで違うキーの世界観を付与する時に使われます。この手法によってコードワークの幅が広がりますので把握しておくべき知識です。
また既存曲のコード進行の分析にもセカンダリードミナントの知識は必要ですので学んでおきましょう。
把握されていない場合は過去記事で詳しく解説しておりますのでぜひ参照してみてください。
 
↑セカンダリードミナントについて解説した記事がこちら

最重要:スコアや楽譜を使ってたくさんコピーする


ここまで述べてきた4つの知識を学んだだけでは上手く作曲ができるわけではないと断言します。
  • ダイアトニックコード 
  • 五度圏
  • 近親調
  • セカンダリードミナント
これら4つは必要最低限の知識と予備知識ぐらいだと思っていただきたい。英語の教科書を勉強しただけで英会話が上手くなるわけではないという話を聞いたことはありませんか?
その感覚と似ていて理論書を読んだだけでは上手く作曲ができるわけではないのです。楽曲というのは
  • 作曲
  • 編曲
この二つが合わさることで出来上がります。既存曲をコピーすることで作編曲に必要で実践的な作編曲のスキルを学ぶことができます。コピーで得られるものは具体的に
  • リズムパターン
  • コード進行
  • メロディーライン
  • ベースライン
  • リフ
  • 上物の使い方
  • アレンジ
などざっと考えただけでも7つ得ることができます。コピーする曲は自分が作りたい曲調に似ているアーティストの曲にすることをオススメします。
一つ注意点として初心者が既存曲をコピーする時は必ずスコアや楽譜を使ってコピーしましょう。初心者がいきなり耳コピは無理があります。音ゲーじゃないんだから
  • スコアや楽譜を使うことで答えがわかっている状態でコピー
  • 初心者が耳コピは答えが分からない状態、それも不確かなものが多い状態でコピー
なので耳コピは中級者〜上級者がやるものだと考えておいてください。
僕もDTMをする前の話になりますがバンドマン時代はひたすらコピーをしました。おそらく100曲以上はコピーしたと思います。今でもその訓練によって得た知識や技術は作編曲で生きています。ぜひたくさんコピーをしてみてください。
丸々一曲コピーがベストですがモチベーションが持ちそうになければコピーしたいフレーズやリフだけでも良いと思います。例えばサビだけとかでも良いかと自分がモチベーションが保てる範囲内でコピーを楽しんでみてください。

↑このようにワンコーラスのコピーでも十分得られるものがあるので好きな曲をガンガンコピーしてみましょう。この動画ではギターは演奏してそれ以外はDAWで全て打ち込みで自力でオケを作りました。

おわりに

いかがでしたか?僕が考える最短ルートがこれらになります。ある程度は座学は必要ですが最低限必要な知識を学んだらあとは実践で覚えろスタイルです。音楽は楽しみながら上達するものだと僕は考えています。ぜひ実践してみてください。特に既存曲のコピーは必ず効果があると断言します。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
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というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは
今日は明日使えるコード進行シリーズをやっていこうと思います。
前回は明日使えるコード進行:Ⅳadd9⇨Ⅴ⇨Ⅵm7こちらを解説しました。ぜひこちらも参考にしてみてください。

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コード進行の基本パターン:Ⅱm⇨V⇨Ⅰ

コード進行の勉強をしていると必ずと言って良いほど名前が上がってくるのがこちら
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  • Ⅱm⇨Ⅴ⇨Ⅰ(ツーファイブワン) 
コードの機能としてはサブドミナント⇨ドミナント⇨トニックの流れです。作曲においては基本中の基本といっても過言ではないコードの流れですね。
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このコードの動きにアレンジを加えていつもと一味違った雰囲気を曲に出していきます。ここからはダイアトニックコードの知識がある前提で話を進めていきますのでわからない方は復習しておきましょう。

Ⅱm7⇨Ⅳm6⇨Ⅰ


では先ほどのⅡm⇨Ⅴ⇨Ⅰの動きにアレンジを加えていきます。結論を申しますとこのようなコード進行に変更します。
  • Ⅱm7⇨Ⅳm6⇨Ⅰ
Ⅱmに7をⅤをⅣm6に変更しています。セブンスコードについては過去記事で説明しておりますので初めての方はぜひ目を通しておいてください。

Ⅳm6とはどこから出てきたコードなのか?と感じられる人もいることでしょう。こちらはサブドミナントマイナーを使用しています。

Ⅱ⇨Ⅳ⇨ⅠはSD(サブドミナント)⇨SD⇨T(トニック)の動きになるのでこれではどうしても解決感が弱い動きになってしまいます。
そのためⅣをⅣmにしてやることで不安定さを強くし、Ⅴ⇨Ⅰとは違った解決感を出してくれます。
サブドミナントマイナーはVの代理コードとして使用できますので「いつものコード進行に飽きた!」なんて時にオススメの手法です。

バラードにオススメのコード進行

  • Ⅱm7⇨Ⅳm6⇨Ⅰ
このコード進行は悲しい曲調よりも明るめのバラードに効果抜群だと個人的に感じております。いわゆる感動系アニメのEDで使われてそうな雰囲気が出ます。
有名な曲ではMr.Children 「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」でサブドミナントマイナーが使用されています。

おわりに

今日は明日使えるコード進行シリーズでした。今回はⅡm⇨V⇨Ⅰの動きのⅤを代理コードとしてサブドミナントマイナーを使うという手法になります。
Vには様々な代理コードがあり、その代理コードのうちの一つです。作曲中にコード進行のマンネリ化が発生した際にはぜひ代理コードを使ってみてください。
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というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは
明日使えるコード進行シリーズをやっていこうと思います。最近シンガーソングライターのYUIさんの曲にハマっておりまして
YUIさんの曲の中から1曲、オススメのコード進行を紹介したいと思います。
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『TOKYO/YUI』のコード進行が切ない


まず初めにこちらの曲を聴いていただきたい。YUIさんの『TOKYO』という曲です。すごく切ない曲で上京するときの気持ちを込めており、すごくリアルな歌詞です。
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この曲のキーはG♭です。U-FRETさんにTOKYOのコード進行が載っておりますのでぜひ一度目を通してみてください。今回紹介するのはTOKYOのサビのコード進行です。

Ⅳadd9⇨Ⅴ⇨Ⅵm7

TOKYOのコード進行はまず初めにトライアドで説明すると
  • B⇨D♭⇨E♭m(Ⅳ⇨Ⅴ⇨Ⅵm)
の動きをしております。Ⅰに解決するのではなくⅥmに解決することでマイナー特有のクールさや切なさを演出できます。僕もこのコード進行は多用しています。
そしてこのコード進行をTOKYOではさらにこのように変えています。
  • Badd9⇨D♭⇨E♭m7(Ⅳadd9⇨Ⅴ⇨Ⅵm7)
Ⅳをadd9にⅥmを7にしています。add9特有の透明感のあるような響きと7の渋さによって独特な雰囲気を出すことができます。
一応初心者の方のためにもキーCの場合にはどのようなコード進行になるのかも紹介しておきます。キーCの場合は
  • Fadd9⇨G⇨Am7
このようなコード進行になります。ぜひ一度お試しください。

YUIさんの曲ではadd9がよく使われている

YUIさんの曲ではadd9がよく使われています。

例えばこちらの『feel my soul』ではⅣがほぼⅣadd9で弾いています。サビではこのようなコード進行が登場します。
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  • F⇨C⇨Dm7⇨B♭add9⇨(Ⅰ⇨Ⅴ⇨Ⅵm7⇨Ⅳadd9)※キーF
この曲でもやはりⅥmは7にⅣはadd9になっています。
続いてはこちら『I remember you』という曲ですがこちらでもadd9が登場します。サビのコード進行は
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  • Cadd9⇨G⇨D⇨A7sus4⇨Cadd9⇨G⇨D⇨Em7 ※(キーG)
やはりⅣはadd9にしています。
基本はⅣ⇨Ⅰ⇨Ⅴの動きですが途中のA7sus4はセカンダリードミナントを使用しています。
最後のEm7はⅥm7ですのでTOKYOの解決の仕方と同様に切ない音で締めくくっています。
YUIさんの曲のサビはⅣadd9始まりが多いというのがこのことからもわかります。Ⅳをadd9にするのは使いやすいですからぜひ一度お試しください。

おわりに

いかがでしたか?このように既存曲のコード進行を見てどのように動いているのかを見てみると新たな発見があるものです。今回はⅣadd9⇨Ⅴ⇨Ⅵm7を紹介いたしました。
Ⅳをadd9にするのは使いやすいですのでぜひ試していただきたい。というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは
今回は作曲や編曲についての記事です。作曲と編曲のために必要なバランス感覚に意識しておきたい4つのことを紹介します。
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1.シンプルな楽器編成でも心地良いかどうかを重視

アレンジをしていく上ですごく大事なことを初めに紹介します。それは
  • シンプルな楽器編成でも心地良いかどうかを重視する
わかりやすい例としては弾き語りです。弾き語りのオーソドックスな形はピアノ&歌、もしくはギター&歌の組み合わせです。
この弾き語りの組み合わせで編曲の前に作曲が上手くいっているのかを判断します。
  • 作曲が上手くいった⇨編曲も上手くいく可能性が高い
  • 作曲が上手くいかなかった⇨編曲でも上手くいく可能性が低い
このように編曲に進む前にまずは作曲の時点で手応えがあるのかをシンプルな楽器編成で確認しましょう。

2.コードとメロの絡み具合はコードトーンがハッキリする楽器で判断する

さらにもう一つ作曲の段階ではコードとメロの絡み具合が心地良いかを確認します。
その際にオススメなのはコードトーンがハッキリする楽器で判断することです。
  • ピアノ⇦特にオススメ
  • アコースティックギター
コードトーンを確認する際に私はこの2つを使用することが多いです。特にオススメはピアノです。
シンセやストリングスなどは音のアタックが遅い、リリースが遅いなどがあるためコードトーンがピアノやアコースティックギターほどハッキリしません。そのためわかりやすい楽器でコードトーンを確認し、メロとの絡みが良いかを判断します。

3.伴奏がシンプル=アレンジが凝っていないという発想は勿体ない

よくある初心者にありがちなパターンとしてはアレンジを難しく考えすぎてしまって作曲が台無しになってしまったということです。そのような人のためにここで一つ誤解を解こうと思います。
  • 伴奏がシンプル=アレンジが凝っていない
という誤解をしている人がたまにいますがそれは本当にもったいない考えです。
むしろメロを引き立たせるために伴奏がシンプルなことはたくさんあります。
伴奏において大事なことはメロディーラインの良さをどれだけ引き立たせることができるか
だと僕は考えています。そのためアレンジを凝りすぎた結果、オケがボーカルを食ってしまうようでは勿体ないのです。
楽曲の主役は歌物であればピアノでもギターでもドラムでもなく、あくまでもボーカルなのです。そのため場合によっては
  • トラック数を減らす
  • 演奏をシンプルにする
  • 展開を静かめにする
なども作曲やアレンジにおいては減らす美学として考えられることなのです。

4.繰り返しで使う=単調ではない

これもよくDTMをされている方に誤解されがちのことなので触れておこうと思います。
  • 繰り返しで使う=単調
という誤解をされている方もいます。考えてみて欲しいのですが世に溢れている曲は実際は繰り返しの展開、メロ、コード進行を使っているのがむしろ普通なくらいです。場合によっては
  • 繰り返しで使う=味が出る
という発想の元でアレンジを考えることがあります。なんでも繰り返しで使うから良いというわけではありませんのでそれはアレンジの際に必要なバランス感覚と考えてもらえれば良いと思います。

おわりに

いかがでしたか?作曲や編曲の際にこれらを抑えておくだけでも今までと少し違った心持ちでDTMと向き合えるのではないでしょうか?
今回紹介したことはまとめると作曲や編曲の際に必要なバランス感覚と呼んでおります。ぜひ制作の参考にしてみてください。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
体験レッスン
というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは
音楽理論の記事のレスポンスが良いので今日から明日使えるコード進行シリーズを始めようと思います!
不定期での記事更新になりそうですが週1で更新できるように頑張ってみます!というわけで早速一発です。
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sus4を「とりあえず使ってみるか!」の感覚で入れてみる

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コード進行に迷った時にsus4が使いやすいのでオススメです。「とりあえず使ってみるか!」ぐらいの感覚で良いのでぜひ使ってみましょう。おさらいになりますがsus4は
  • 完全1度
  • 完全4度
  • 完全5度
が構成音のトライアドです。そのためメジャーでもマイナーでもない独特なコードトーンを持っています。言い方を変えれば浮遊感を持っているコード進行です。この浮遊感を上手く使ってやることでコード進行に捻りが生まれます。

Ⅳ⇨Ⅴの間にsus4を挟んで盛り上げる


ではsus4の具体的な使い方を紹介します。僕がよく使う方法としては
  • Ⅳ⇨Ⅴの間にsus4を挟んで盛り上がりを演出します
Ⅳ⇨Ⅴの進行はSD(サブドミナント)⇨D(ドミナント)の動きになります。これをそのままやるだけではどうしても面白みに欠けてしまいます。そこでsus4を挟み込みます。
  • Ⅳ⇨Ⅳsus4⇨Ⅳ⇨Vsus4⇨V
このようにsus4を挟んでやることでⅣ⇨Ⅴの動きに捻りが生まれます。

sus4を上手く使うポイント

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sus4を上手く使うポイントを一つ紹介します。sus4は先ほども述べた通り、メジャーでもマイナーでも無いトライアドのため、使うことで浮遊感が生まれます。
そのため使った場合はメジャー、マイナーどちらかに戻してやることでその浮遊感が解消されます。
  • 例えばⅣsus4を使った場合はⅣに戻してやる
ということです。このポイントはぜひ抑えておきましょう。

sus4/7で哀愁を演出


さらにsus4はsus4/7を入れてやることで哀愁を演出することができます。
  • Ⅵm⇨Ⅳ⇨Ⅲm⇨Ⅳ⇨Ⅴ⇨Ⅵm
のコード進行にsus4/7を追加してみます。
  • Ⅵm7⇨Ⅵsus4/7⇨Ⅵm7⇨Ⅳ△7⇨Ⅲ7⇨Ⅳ△7⇨Ⅴ7⇨Vsus4/7⇨Ⅵm7
何やら呪文のように長いコード進行になりました。sus4/7を使う場合は戻すコードも7にしてやると哀愁感が生まれます。途中でセカンダリードミナントも挟んでやるとかっこいいです。

おわりに

いかがでしたか?このようにsus4は気軽に使えるので積極的に使っていただきたいコードです。特にギタリストはsus4を使う人が多いのではないでしょうか?メジャーコードに小指を足してやるだけでsus4になるコードフォームが多いので僕自身もsus4をよく使っています。
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