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カテゴリ:DTM/MIXの秘伝技:PASS付き記事 > MIXテクニック

こんにちは
私はDTM講師をしながら地元金沢のバンドレコーディングをしております。全国流通音源やツアーバンドのレコーディングも経験してきました。
この記事ではそれらの経験から安定感のあるベースのRECとダイナミクスの処理方法を紹介したいと思います。
安定感のあるベースのRECと ダイナミクスの処理方法 (1)

アンプヘッド、プリアンプorアンプシミュレーターどっちでもOK

HARTKE ( ハートキー ) / HA2500 ベースアンプヘッド
HARTKE ( ハートキー ) / HA2500 ベースアンプヘッド EBS ( イービーエス ) / MicroBass 3 ベース用プリアンプ
EBS ( イービーエス ) / MicroBass 3 ベース用プリアンプ Line 6 ( ライン6 ) / HX Stomp マルチエフェクター
Line 6 ( ライン6 ) / HX Stomp マルチエフェクター
ベースのレコーディングでアンプヘッドとアンプシミュレーターで音質に差は生まれるのか?という質問をされることがあります。そこでこの質問に対する答えをしておこうと思います。結論から申しますとあまり大差はないです。
なので私の考えとしては基本はアンプヘッドでもアンプシミュレーターでもどっちでもOKです。アンプヘッドにこだわりがあるのであればRECで使えば良いと思います。
スタジオによく置いてあるHARTKE ( ハートキー ) / HA2500 ベースアンプヘッド でも全然問題なく良い音でした。
ちなみにですがHX Stompのベースアンプシミュでベースを録ったこともありますが十分戦える音でした。
スクリーンショット 2022-06-28 22.37.49
プラグインはUAD-2のAmpeg SVTVRがオススメです。普通に使える音で無難に良いです。プラグインを使うのであればドライで録っておけばあとでリアンプを簡単なので便利です。
最近感じているのは現代のIFは低域が綺麗に録れるのでベースのRECは宅録で全然問題ありません。
なのでバンドレコーディングの場合でもベースは自分で宅録で録ってしまうというのも私としては良いと考えています。
ぶっちゃけるといまどきのバンドマンでDAWを使えないのはめちゃくちゃ勿体ないので弾いてみたぐらいはできるぐらいにDAWの操作には慣れておくことをオススメします。
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ペダルタイプのコンプを通す

EBS ( イービーエス ) / MultiComp BlueLabel ベース用エフェクター
EBS ( イービーエス ) / MultiComp BlueLabel ベース用エフェクター
ベースは足元でコンプを通して録った方が録り音が安定するのでオススメします。エレキギターと違ってベースのダイナミクスは非常に大きいので録りの段階である程度音粒が揃っていた方がMIXで使いやすい音になります。
なのでRECの段階でも録り音の波形を見てある程度音粒が揃っているのを確認しながら録り進めてみてください。
ベースはMIXの時に手コンプやボリュームオートメーションを書くぐらいです。それぐらいダイナミクスが大きい楽器なのです。
ちなみにEBS ( イービーエス ) / MultiComp BlueLabel ベース用エフェクターを持っているベーシストはよくいるのでバンドRECでもよく使いますがベストセラーだけあって安定感のあるベースの音になります。
RECで大事なことはRECの段階から心地良く聴ける音で録れているか?ですので録りながらDAWから流れる音が心地良いか確認する癖をつけておくとMIXの時に「RECの時に〜しておけば良かった」ということが減ります。
逆を返せばRECの段階で心地良くない音はMIXの時に心地良くなる可能性も減るということです。

DIを通す

結論から言いますがベースはDIを通すのと通さないのとで録り音が大きく変わります。DIを通して録ってない方は騙されたと思って一度DIを通してみてください。DIを通した音、通してない音で低域の鮮明さと重厚感に大きく差が出ます。
RADIAL ( ラジアル ) / J48
RADIAL ( ラジアル ) / J48
ちなみにペダルタイプのDIならRADIALのJ48がオススメです。低域の鮮明さが抜群に良い。
RADIAL ( ラジアル ) / J48

AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER
AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER
ラックタイプの有名どころとしてはAVALONですがこれは低域がもっちりした音になります。ど定番でもあるのでエフェクトのノリも良いし、低域も重厚感がちゃんと出る。
スクリーンショット 2019-05-01 3.51.47
U5を通した場合はこれぐらい低域がしっかりと録れています。低域がこれぐらいガッツリ録れているぐらいの方がMIXの時にも調整が効きやすいです。

TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ
TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ
こちらもベストセラーであり伝統のベースペダルのSANS AMP。独特のドライブサウンドがウリですが意外とただのDIとして使っても良い音で録れたりします。私もRECで歪みとしてではなくDIとして使った時は普通に使える音でびっくりしました。
DIとコンプは通しておくとMIXで使いやすい音になるので鉄則として考えておいてください。それぐらい録り音に影響が出ます。

マイキングするならLINEの音も録っておく

マイキングをするのであれば基本はダイナミックマイクが鉄則です。コンデンサーよりもダイナミックマイクの方が低域に重厚感が出るので私はダイナミックマイクを使っています。
私の周りのベテランのPAさんやエンジニアさんもベースのマイキングは基本ダイナミックマイクと口を合わせて言うほどです。 SHURE ( シュアー ) / SM57 定番楽器用マイク
SHURE ( シュアー ) / SM57 定番楽器用マイク
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD 421-II
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD 421-II
ダイナミックマイクはこちらの二つがオススメです。個人的にはSENNHEISERのくじらちゃん推しです。
ちなみにマイキングの場合はDIからLINEの音も同時にRECしておくのもセオリーの一つです。なぜなら
  • MIXの時にマイキングした音とLINEの音の2種類を合わせて使う
からです。こうすることでマイクで拾った空気感とLINEの音を組み合わせることでより安定感のあるベースの音になります。
スタジオでRECしている時に「なんだかベースの音がしっくりこないな…」と感じる場合はぜひこの方法をお試しください。

ベースのダイナミクスをMIXで埋める方法

どっしりとした安定感のあるベースの音にするためにはダイナミクスをMIXで埋める必要があります。
ここで3つのダイナミクスを埋める方法を紹介します。
ベース
  • 手コンプ
  • ボリュームオートメーション
  • アナログ系コンプを挿す
これら3つの方法で音量を均一化します。
手コンプはボーカルのMIXでも使われる方法でイベントを個別で区切って音量を調整する方法です。

↑詳しい方法はこちらの記事で解説しています。
スクリーンショット 2019-05-01 3.47.16
ベースの手コンプはこれぐらい細かくイベントを区切っています。
スクリーンショット 2019-05-01 3.48.13
ボリュームオートメーションはフェーダーでボリュームの大小を調整する方法です。ボリュームオートメーションを時短させたい場合に便利なプラグインを紹介します。

WavesのBass Riderです。面倒なボリュームオートメーションの作業を時短することができる優れものです。
ベースはボーカルの如くダイナミクスが大きい楽器ですのでちゃんと処理をしないと安定感のないベースの音になってしまいます。ベースはそれぐらい丁寧にダイナミクスを埋める必要があります。
  • 手コンプ
  • ボリュームオートメーション
をした後に仕上げとしてアナログ系コンプを薄くかけます。ポイントなのが薄くです。深くかけすぎるとベースの音がバキバキになってしまうので私はあまり深くかけていません。
スクリーンショット 2022-06-29 0.05.22
私は1176のモデリングを使っています。

コンプレッサーは使い方を間違えると音質を劣化させるだけになってしまいますので使い方に気をつけて使いましょう。


コンプレッサーの基礎知識や使い方の注意点は上記の記事で解説しております。

おわりに

ざっと解説してきました。ベースはギターとダイナミクスの特性が違うため使う機材も異なります。
特にコンプとDIを通すのはセットで覚えておくと良いです。
ダイナミクスの処理もボーカルの如く、細かく調整する必要があるので意外とMIXで手間がかかります。それぐらい繊細な処理が必要だったりするのがベースなのです。CDで聴くようなどっしりした安定感のあるベースの音はこのような手間がかかっているということです。
ちなみにベースのインストゥルメント音源にこのダイナミクスの埋め方を同じ方法を使うのはオススメしません。RECしたベースの音にはこの方法は通用しますがインストゥルメント音源はまた別になります。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

noteにて有料記事を久しぶりに執筆しました。
今回はMIXについての記事です。
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今回のnoteはDTMerにとって永遠の課題であるMIXについての内容です。
特にDTM歴1~3年目の方は曲を作る度にMIXで頭を悩まされているのではないでしょうか?
僕もDTMを始めた頃は本当に悩まされた作業です。特に明確な正解が無い作業ですから尚更悩みが尽きないと思います。
ということでこのnoteではMIXのレッスンで実際に生徒さんにもお話しているある一つのルールを守ればMIX沼にハマりにくくなる方法を紹介します。
この方法はボーカルMIXではなくパラMIXの方法になりますので先に理解しておいていただきたいです。
↑こちらがnoteの有料記事です。
有料記事には2つの限定公開の解説動画を入れております。明確にやり方を説明しております。購入される方は必ず2つの動画を最後まで見てください。

MIXの時によく耳にする「パラアウト」ってなに!?って方に向けて記事を書きます。

まず先にパラアウトを理解できていないとMIXの上達は難しいです。それくらい大事な知識ですので頭に入れておきましょう。

パラアウトとは

パラアウトとはparallel outputの略で、複数の楽器を使用するトラックの音声出力を個別に出力することです。最もパラアウトを使用するトラックはドラム音源です。ドラム音源のMIXをする際に「一つのトラックに音がまとまってしまっているため細かい調整ができない…」といった経験はありませんか?例えば
  • キックの音量を上げたい
  • スネアの音にEQをかけてエッジを効かせたい
  • ハイハットにディエッサーをかけたい
こういった悩みをパラアウトで解消できます。

↑Cubase付属のドラム音源、Groove Agentを使用しパラアウトしました。このようにDAW側に個別に各キットが出力されています。
ドラム音源内で個別に処理することも可能ですがDAW側にパラアウトした方がサウンドメイクの自由度は断然高いです。細かい調整やPAN振り、エフェクトを個別にかけられます。ここで一つ注意点としてはMIDIノート自体は一つのトラックということです。
スクリーンショット 2020-12-22 22.44.19
たまにMIDIノートを各キットごとに分けて一つ一つにインストゥルメントトラックを立ち上げている方を見ますがそれはパラアウトとは違った考え方になりますので気をつけてください。
スクリーンショット 2020-12-22 22.47.05
↑このような形はパラアウトではありません。キットごとにインストゥメントトラックを使用しているためCPUの負荷も大きくなってしまいます。
スクリーンショット 2020-12-22 22.54.38
↑パラアウトするとミックスコンソールにはこのように表示されます。ドラム音源やDAWソフトによってパラアウトの方法が違いますので気をつけましょう。

おわりに

いかがでしたか?パラアウトは細部まで音作りが可能になるのでMIXにおいて必須の考え方です。今まで使用していなかった方はぜひパラアウトを使ってみてください。パラアウトしたトラックはBusトラックでまとめておくと管理がしやすくなります。というわけで今日はこの辺で!ではまた

DTMをする上でMIXは避けて通れない道です。その上でどうしても直面してしまう壁は再生環境による音の違いです。いわゆるMIX沼にハマる原因の一つでもあります。
これを乗り越えるためのヒントとこの記事では説明していきます。あくまでも個人の考えを主張する記事ですので参考程度にしてもらえると幸いです。

YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5 定番スタジオモニター ペア
YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5 定番スタジオモニター ペア

再生環境によってそれぞれ音の特徴が違う

極論を言ってしまえば全ての再生環境が一つに統一されてしまえばこの問題はそもそも発生しません。
しかしそれは現実的にあり得ない話です。そのため再生環境による音の違いは避けて通ることはできません。
スクリーンショット 2020-09-27 12.23.57
↑スマホの再生帯域のモデリング
例えばですがスマホの再生環境は画像を見ていただくとわかると思いますが低域はほぼない状態です。
スクリーンショット 2020-09-27 12.23.35
↑私のモニタリング環境
モニタースピーカーやヘッドホンは低域を再生してくれるため作曲中やMIX中は低域をちゃんと聴いて作業ができます。しかし先ほどスマホの再生帯域を見ていただいた通り、いざミックスダウンをした後にスマホで聴いた場合には「あれ、スマホだと全然低域が聴こえない…」といったギャップが発生するわけです。これが再生環境による音の違いというわけです。

自分のモニタリング環境を信頼することの大切さ


↑再生環境による音の違いにどう対応していくかを解説した動画です。
動画の中で詳しく説明していますがとにかく大事なことは自分のモニタリング環境を信頼することです。
もし自分のモニタリング環境が信頼できていない場合はまずは信頼できるモニタリング環境の構築を行いましょう。
明確な基準となるモニタリング環境ができていれば、もし違う再生環境で音源を聴いた場合でも音質の変化は自分の計算内で収まっていくはずです。その結果、音質の違いのギャップに戸惑うことも無くなっていくといった考え方です。

MIX沼に一番ハマりやすいのは信頼できていないモニタリング環境でMIXをすること

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動画でも説明していますが一番MIX沼にハマりやすい原因は自分のモニタリング環境が信頼できない場合です。私の考えとしてはプラグインを買うよりもまずは先に信頼できるモニタリング環境の構築を優先することが大切です。
どれだけMIXに時間をかけたとしてもスピーカーから出る音を信頼できていないのであればあなたはこれkらもずっとMIX沼にハマっていくことになります。
本来はMIXという作業は作品を作るための工程の一つなだけでMIXをすること自体が目的ではありません。作品を完成させるためのMIXです。
迷いの少ない状態で集中しやすい環境で作業をし、MIX沼に悩んでいる人はなるべく早くMIXを完了させるためにもプラグイン収集よりも先に信頼できるモニタリング環境の構築をしましょう。

おわりに

いかがでしょうか?動画を見ていただけるとわかりやすく解説しておりますのでぜひ参考にしてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

久しぶりに限定公開記事を書きます。今回はMIXやマスタリングなどで耳にすることがあるMS方式について、難しいMS方式の考え方をわかりやすく考えられるように記事にまとめておこうと思います。
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数年前、MIX沼にハマり苦しんだ時期がありました。何回MIXしてもうまくいかず、終いには自分の耳が悪いんじゃないか?DTMの才能がないんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまいました。
その時に、考え込んだ結果、どうやらLR方式のみで音源に対して考えても広がりや迫力のある音源にならないらしいといった考えになりました。
ネットや本で調べてみるとMS処理が必要といった情報が多く、試してみてもうまくいかない。さらにMIX沼にハマっていく結果となってしまいました。
自分なりにありとあらゆる手を尽くし、試行錯誤を繰り返した結果、見方の角度を変えることによってもっとシンプルに、簡単にMS方式を使った音源のバランスの取り方を編み出すことができるようになりました。この考え方は今でも実践している方法でバランスを取る際の基準としていつも使っています。そしてMIX沼にハマることが大幅に減りました。
過去記事ですがMS処理についての記事があります。こちらは基本的な概念を書いてあります。
本記事はさらにわかりやすくシンプルに考えられるように記事にまとめておきました。興味のある方はどうぞ。バンドアンサンブルのバランスの取り方で特に効果を発揮する方法です。
ここから先は限定公開記事とさせていただきます。動画付きでまとめています。
限定公開記事のPASSについてはこちらをどうぞ
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