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カテゴリ: DTM/MIXの秘伝技:PASS付き記事

久しぶりに限定公開記事を書きます。今回はMIXやマスタリングなどで耳にすることがあるMS方式について、難しいMS方式の考え方をわかりやすく考えられるように記事にまとめておこうと思います。
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数年前、MIX沼にハマり苦しんだ時期がありました。何回MIXしてもうまくいかず、終いには自分の耳が悪いんじゃないか?DTMの才能がないんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまいました。
その時に、考え込んだ結果、どうやらLR方式のみで音源に対して考えても広がりや迫力のある音源にならないらしいといった考えになりました。
ネットや本で調べてみるとMS処理が必要といった情報が多く、試してみてもうまくいかない。さらにMIX沼にハマっていく結果となってしまいました。
自分なりにありとあらゆる手を尽くし、試行錯誤を繰り返した結果、見方の角度を変えることによってもっとシンプルに、簡単にMS方式を使った音源のバランスの取り方を編み出すことができるようになりました。この考え方は今でも実践している方法でバランスを取る際の基準としていつも使っています。そしてMIX沼にハマることが大幅に減りました。
過去記事ですがMS処理についての記事があります。こちらは基本的な概念を書いてあります。
本記事はさらにわかりやすくシンプルに考えられるように記事にまとめておきました。興味のある方はどうぞ。バンドアンサンブルのバランスの取り方で特に効果を発揮する方法です。
ここから先は限定公開記事とさせていただきます。動画付きでまとめています。
限定公開記事のPASSについてはこちらをどうぞ
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最近エレキベースをレコーディングしてMIXする機会がありました。
その際に行った調整をまとめておこうと思います。

ベースレコーディングでDIを経由させると低域が綺麗に録れる

↑レコーディングを担当しているバンドさんのDI
ベースとIFの中間にDIを挟んでレコーディングすると低域が綺麗に録れます。
ベースのレコーディングをした際に何だか低域が綺麗に録れない…という経験がある方にはぜひオススメです。
AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER
AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER
スクリーンショット 2019-05-01 3.51.47
AVAKLON U5を通して録った場合にこのように低域がしっかり録れていました。
これくらい低域が綺麗に録れているとMIXの時にEQで調整が効きやすいです。
逆に低域がしっかりと録れていない場合はEQで1~5dbくらいプラスしたとしても芯のあるベースらしい音にはなりにくいと感じております。
ここから先はまだありますがPASS付きの限定公開とさせていただきます。
PASS付き記事についてはこちらをどうぞ…続きを読む

宅録でいわゆる歌ってみたを楽しむのであれば自分でボーカルMIXくらいならやっちゃえば?と最近SNSを見ていてよく思います
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定期的に発生するMIX師VS歌い手っといった揉め事をチラッと目にすることがありますがセルフでMIXをしてしまえばそんなに揉め事になるようなことも減るんじゃないかな?と思って見ています
関連記事:MIX師の無償or有償について考えてみた
DAWを使って録音するならばMIXも覚えちゃった方が長い目で見ればあらゆる面において楽になると思います
それに趣味で楽しむためにやってるならそんなにギチギチに神経質になりすぎなくてもいいんじゃないの?と感じます
最近ではボーカル特化型のプラグインもたくさんありますし、セールも頻繁に行われるようになりましたので昔と比べると敷居は下がっていると感じます(それもかなり大幅なセール)
この敷居の下がり方から見ても僕としては「セルフでボーカルMIXくらいならやっちゃいましょう」と提案することの方が増えました
なのでこの記事では初心者の方にも扱いやすいであろうボーカル特化型のプラグインを紹介します

Waves/Signatur Series Vocals

WAVES ( ウェーブス ) / Signature Series Vocals
WAVES ( ウェーブス ) / Signature Series Vocals
有名なエンジニアのミキシングをモデリングしたボーカルMIXプロセッサーをバンドルにしたものです
個人的には録り音さえそれなりにしっかりしていればこのバンドルだけでも結構なクオリティになると感じています
全然MIXやエフェクトのことはわからない!!っていう方でもよっぽど変なことをしない限りはちゃんと聴ける音になります
一番良くないのは録り音があまりよろしくない状態でMIXでエフェクトをガンガンかけまくって良くしよう!みたいな発想
これはどんなにMIXが上手い人でも流石に限界があります
あくまでもこれは初心者の方向けの記事としていますので初心者の方は音をもっと良くしたい!と考えるならばIFもしくはマイクももう一度考え直してみるというのも大事なことです

iZotope / Nectar3

iZotope ( アイゾトープ ) / Nectar 3
iZotope ( アイゾトープ ) / Nectar 3
とりあえずこれがあればボーカルMIXに必要なものは一通り揃っています
やり込んでいくともっとピッチ補正に特化したプラグインが欲しい!!っといったこともあるかと思うのですが初心者の方であれば十分すぎるくらいの充実したボーカルMIX特化のプラグインだと感じています
歌うことよりもMIXがメインみたいになっちゃってる人をたまに見かけますがそうなると本末転倒のような…
プリセットでサクッと音を作ってしまいたい!という場合だったりピッチ補正からダイナミクスの調整、EQ、リバーブやディレイ、ハーモニー生成などもこれ一つでできます(ハモリは歌える自信があるなら録音しちゃいましょう)

ANTARES / Auto-Tune Pro

ANTARES ( アンタレス ) / Auto-Tune Pro
ANTARES ( アンタレス ) / Auto-Tune Pro
THE!!ピッチ補正っといったような名前からしてもわかる通り自動でピッチ補正をします
こういったオート系のピッチ補正プラグインはキーやスケールがわからないとうまく設定できない…っといったこともありますがAuto-Keyという機能で楽曲のデータを読み込ませることでキーとスケールを自動判別する機能すらあります
もちろん自動補正だけではなく手動でピッチを補正することも可能です
ケロケロボイスもAuto-Tune Proで作ることができます
こちらは結構値段が張ってしまいますが持っていると心強いプラグインです

終わりに

上記3つのプラグインはどれも持っていますが扱いやすですし、簡単な操作で良い調整ができると感じています
これから歌ってみたを始めようと考えている人もDAWで録音をするならばMIXも自分でやってしまいましょう
僕の予想ではこれからはセルフボーカルMIXをする人がどんどん増えていくと思いますし、推奨します
ネットでの音楽活動で一番無駄だと思うのはネット上での人間関係でのストレスです
ストレスをなるべく減らし、宅録を楽しんでこそだと思うのでこの機会にぜひ考えてみてください
これからはボーカルMIXも自分でやってしまおう!と挑戦する人を応援します
というわけで今日はこの辺で!ではまた

ギターアンプの音作りでいくつか大事なポイントをまとめて記事にしておきます
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最近ではDTMから音楽を始めたためギターアンプの実機を触ったことがないという方もちらほら見かけます
ギターのアンプシミュレーターでしか音を体感したことがないという人が意外と僕の周りでも多いので
僕がいつも気をつけている大事なポイントを説明します

アンプ直結で音作りができないことにはエフェクターで音を作ってもうまくいかない

男は黙ってアンプ直!この教えが古くからありますが個人的にこれは理にかなっていると思います
基本的にはエフェクターは繋げば繋ぐほど入力される音の信号は劣化していきます
考えてみて欲しいのは必ずしもエフェクターを連結させる必要があるのか?ということです
コンパクトエフェクターを連結させてそれでも音作りがうまく行かない場合は
アンプが持つ本来の力を引き出してあげることを先に考えた方が音作りもシンプルにうまくいくことが多いです

アンプの音の特徴を把握する

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それぞれアンプには音の特徴があります
これを把握しているのとしていないのとでは大きな差になります
ごく一般的にどこのスタジオにも置いてある実機アンプですと
JCM2000やJC-120ですがこのアンプは両者ともわかりやすい特徴です
JCM2000の場合はドライブチャンネルとクリーンチャンネルの2チャンネルで帯域としてはハイ上がりのロー弱めといった特徴です
基本マーシャル系のアンプはハイ上がりのロー弱めと考えて良いです
そのためつまみはトレブルは基本12時を超えることはしないですしベースは2時を超えるセッティングにしています
(※もちろんギターのタイプやPUによっては違うことはあります)
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JC-120の場合はまずアンプのつまみでは歪みません
そのためJC-120は歪み特化のアンプではないことがわかります
HIGHとLOWでジャックが分かれていますがこれは出力の大きさです。僕は基本LOWで挿します
HIGHは音作りの小回りが効きにくいのとつまみもちょっといじっただけでも極端に変わってしまうのでLOWは逆につまみの効きが細かくなります
基本クリーンなので歪ませる場合はコンパクトエフェクターで歪ませる必要があります
この時点でJCM2000とJC-120では歪むアンプと歪まないアンプと特徴が分かれています
JC-120の場合は意外とローとハイは強めの傾向です
さらにはブライトスイッチといったさらに抜けを求めたスイッチもついています
文章だけでは伝わりきらない部分もあるのでやはり実機アンプを触ってみることをオススメします
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↑JC-120の縦置きも昔よく流行りました
この二つのアンプはどこのスタジオにも基本置いてありますので興味があればぜひスタジオに遊びに行ってみてください
まとめると自分が作りたいサウンドにあったアンプを選ぶことも大事ということです

大事なのは歪みとボリュームのバランス

初心者にありがちなのがギターを派手なドライブサウンドにしようとして歪ませまくりといったパターン
その結果、歪んではいるけれど音が潰れてしまって抜けない音になってしまう状態です
これでは全体で音が混ざった時にギターはどんどんボリュームを上げていくことになりいわゆる爆音でスタジオ練習をすることになります
第一に理論上、一番輪郭がハッキリした音というのはクリーンです
歪みは音を潰すわけですから歪ませるほど音の輪郭はぼやけていきます
個々の好みもあると思いますが派手なドライブサウンドを目指すのであれば
僕の考えでは抜ける音でかつサスティンの効いたハイゲインサウンドが理想です
JCM2000の場合であれば歪みのつまみは3時を超え始めた辺りで抜けなくなり音が潰れていきます
音が潰れていくということはこれ以上歪みの必要は無いのであとはEQかボリュームで調整をかけると必要があると考えます
歪みはそこまでかけなくてもボリュームを上げると抜けの良いと心地良いサウンドになっていることもあります。ですがあくまでも爆音にはしません
抜けの良いドライブサウンドにするには歪みとボリュームのバランスが大事だということです
Helix Naitiveデモ/zunx2 をMQubeで確認
↑アンシミュでもハイゲインサウンドをデモとして作ってみました
実機の話はここまでにしてアンシミュでの音作りを動画付きで説明しますがここから先は限定公開とさせていただきます
続きを読む

DTMをされている方でもっとも時間をかけたくない工程がMIXだと思います
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MIXだけで何回も書き出して別の環境で聴いてみて「あー、またやり直しだ」
「ヘッドホンとスピーカーで聴こえる音が違う」っといった経験があるかと思います
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さらには2mixがうまくいったのにマスタリングでうまくいかなくなってまたやり直しだ!
これだけでループして1週間以上もかかってしまったorz
曲作りよりもMIXの時間の方が長いんじゃないか…
僕もこの経験に苦しんだ時期がありました!この工程はなるべく早く終わらせたい!
そう思ってある日ふとこう思いました
「まずプロのエンジニアに勝つのは機材とか設備からして無理なんじゃないか…」と感じました
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ならば一般人に聴いてもらって違和感なく普通に聴こえるMIXで考えればまだなんとかなるんじゃないか!という発想にある日を境に切り替えました
そもそも創作活動は個人が伸び伸び楽しんでやるのが大事なのだから神経質になりすぎては制作自体が嫌になりかねないです
関連記事:創作活動は堅苦しく考えすぎなくても良いのではないか?1週間で25曲のギターを弾いたLanさんから感じる完了主義の大切さ
そうなってしまっては本末転倒です
いち早く僕はあのストレスのかかる工程を素早く終わらせるために色々研究しました
今ではパラMIXは2~4時間程度の作業時間で終了します
その結果、僕以外の人でも実践できる方法を編み出したので紹介したいと思います
いきなり全部をこの記事に集約するのは難しいのでシリーズ化していきます
なお一部限定公開としていますのでご了承ください

エフェクトをいじる前にフェーダーで音量バランスを取れ!

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エフェクトをいじる前にまずはフェーダーで音量のバランスを取りましょう
これは必ず!!そして基本フェーダーは下げめで使います
もちろんフェーダーを下げるので全体の音量も下がるわけです
「音が小さくなって処理しにくいんだが...」っという発想に誰しもが一度はなりますが
その場合はIFのOUT PUTの音量で聴こえやすい音量に調整すればいいのです
フェーダーで全体のバランスを取った際にもちろんマスターボリュームのピークレベルは超えてはいけません
僕の場合は大体-2.0db~-4.0dbほど余裕を持たせています

不必要なエフェクトの挿しまくりはやめる

なんとなくとか、ネットで見たからっていうのを元に全ての情報を鵜呑みにした結果
エフェクト挿しまくり状態に陥っている人を見ることがあります
エフェクトは基本4つまで、しっかりとした理由がある場合に限り5~7ほどにしています
ネット見たことはあくまでも参考やきっかけ程度に考えて実際に自分が試してみてしっくり来るかどうかで判断するのがベストだと感じています
ちなみに僕の場合は今はネットの情報で得たやり方はほとんどありません
DTMスクールに通って実際に体験して学んだ方法や自分で試行錯誤して編み出した方法のみです

音量と配置で完成形が見えてくる

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音量のバランスと音の配置さえ決まってしまえばあとは完成形が見えてきます
バンドサウンドの場合は基本ドラム、ベース、ボーカルは真ん中
ギターのダブリングのLRは70~100ほど(ギターはLRそれぞれ必ず録る)
↑ステレオにしたいため、同じデータを複製した場合はステレオにはならず真ん中から鳴ります
ハモリもLR100に振っています
ちなみにLRに振る場合はインストゥルメントも含めてそれぞれ違うオーディオデータやサンプル、または違うボイシングになるようにしています
広がりが出ない!と言って悩んでいる人の大体の理由が複製してLRに振ってるだけです
関連記事:ステレオとモノラルについて理解してないと広がりを作れない!?
ここから先は動画付きでさらに詳しい内容の記事が続きますが限定公開とさせていただきます

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