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DTMで人生を変えた男の機材レビュー!制作のノウハウをお届け!

管理人のDTMユニット:YOSAGYO 1st EP『ZERO』4/24リリース
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カテゴリ: ギター/機材

こんにちは
最近ワンコーラスだけですがギターで弾いてみたをしております。

単に録音してOK!!ではなくDTMで使用している様々な技術を使って録り音にこだわる意識をしております。
個人的には手応えのある音になっているので今回は自分なりのギターの弾いてみたで良い音にするコツを紹介します。ちなみにギター以外の楽器も全て自前でDTMで打ち込んでおります。
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1.スマホのマイク直録りは絶対ダメ!アンプシミュレーターを使おう!

Line 6 ( ライン6 ) / Helix Floor マルチエフェクター
Line 6 ( ライン6 ) / Helix Floor マルチエフェクター Positive Grid ( ポジティブ グリッド ) / BIAS AMP 2.0 Standard
Positive Grid ( ポジティブ グリッド ) / BIAS AMP 2.0 Standard
これは基本中の基本ですがギターの弾いてみたでは必ずアンプシミュレーターを使いましょう。
スマホのマイク直録りで良い音にするのは難しいです。あなたがギターの弾いてみたをやり始めるきっかけになった人の動画は必ずアンプシミュレーターを使用しております。アンプシミュレーターは大きく分けて2種類あります。
  • ハードウェア
  • ソフトウェア
僕のオススメはハードウェアのアンプシミュレーターです。

その理由はこちらの記事で説明しておりますのでぜひ目を通してみてください。アンプシミュレーターを使うことでリアルなアンプサウンドを使用できます。
何度も言いますがギターの弾いてみたは必ずアンプシミュレーターを使ってください。まずはこれが最低条件だと考えてください。

2.ギターの音作りで音抜けに差をつけろ!

 
次に大事なことはギターの音作りです。ギターの音作りはざっくり分けて3つの要素で構成されています。
  • ボリューム
  • 歪み
  • EQ
これら3つで音作りをすると考えてください。ここで非常に重要になるのがボリュームと歪みのバランスで歪みを上げれば上げるほど音は尖っていきジャキジャキになっていきます。ライブハウスでよく聞くようなかっこいい音になっていきます。しかし音を歪ませているということはその分、素音に負荷をかけているわけですから音の輪郭はぼやけていきます。ある程度歪ませたら後は歪みとボリュームのバランスを取ってやることで音を抜けを保ちつつ心地良いドライブサウンドが得られます。
そのためギターの弾いてみたで音作りに迷っている方はまずは歪みとボリュームのバランスを見直してみてください。それだけでも音抜けは大きく変わるはずです。
EQは動画でも説明しているやり方は時計で言うところの7時から調整するやり方です。
いわゆるフルテンの逆、つまみの量で考えると0です。こうすることで足りない分をブーストして考えるEQの調整が可能になります。初心者は12時から考えてしまうと中途半端な音作りになってしまい、アンプのEQ特性を考えた音作りができません。
アンプのEQの使い方は
  • フルテンからスタート
  • ゼロからスタート
このどちらかから始めてつまみをぐりぐり回しながら考えてみてください。



アンプの音作りで必要な知識はこの3つの記事で徹底解説しておりますので参考にしてみてください。

3.ギターのMIXで音に立体感を出そう!


↑ギターでステレオ感を演出するダブルトラッキングとクアッドトラッキング

↑ギターの前後感を演出するディレイとリバーブのテクニック
ギターの音作りが上手くいったら次はMIXで音に立体感を出します。
「僕のギターの音は立体感が無くて平面的な感じがする」このような悩みを持っている方に共通しているのはギターで立体感を出すための2つの要素を把握できていないことが多いです。
ギターで立体感を出すための演出方法は主に2つです。
  • ダブルトラッキングorクアッドトラッキングでステレオ感を演出
  • ディレイ、リバーブ空間系で前後感の演出
この二つです。これらができていない場合は必ず習得しましょう。格段に音質や音像が変わります。



この二つはこれら3つの記事で解説しておりますのでぜひ目を通してみてください。これらをちゃんとやれば必ずギターの音に立体感が生まれます。

ダブルトラッキングをしたギターにWavesのVitaminをかけることでさらに磨きをかけた音質になることがあります。ぜひお試しください。
そしてもう一つだけ注意点をあげます。余計なエフェクトはあまりかけないでください。

弾いてみたのギターのMIXでも大事なのはフェーダーで最適な音量バランスを取ることです。これはどんな音でも調整をする際に共通していることですので常に僕は意識しています。

どうしてもMIXで上手くバランスが取れないという方はこちらの記事をぜひ読んでみてください。有料記事ですが内容としては僕のDTMレッスンで実際にMIXで教えていることです。

4.REC方法で差をつけろ!パンチインとコンピングを使いこなす

REC方法でも弾いてみたのクオリティに差が生まれます。ここで一つ意外なことだ思われることを述べます。それは良いテイクを確実に録りたいのであれば
  • RECでギターの一発録りをしない
ということです。僕もギターの弾いてみたで一発録りは一つもしておりません。レコーディングで大事なことは
  • 上手くギターを弾く
  • 上手くギターを録る
この二つです。ライブの演奏では上手にギターを弾けるのだけれどもセルフレコーディングでは上手くいかないという人は上手くギターを録るができていないことがほとんどです。上手くギターを録るための具体的な方法を2つあげます。それは
  • パンチイン(部分録り)
  • コンピング(テイクの良いとこ取り)
この二つを徹底的に使いこなせるようになりましょう。これらを習得するだけでレコーディングの効率は格段に上がります。

Cubaseでの解説動画になりますが実際にこちらの動画で紹介しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

おわりに

いかがでしょうか?実際に僕がギターをRECする際にはこの4つを実行しているだけです。他に裏技のようなことは一切しておりません。ぜひ参考にしてみてください。正直かなり事細かく説明した記事になっておりますのでこれでも上手くいかないという方はぜひオンラインレッスンをご検討ください。必ず良い音でギターが録れるようになります。
体験レッスン
というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは
今日はMIXについて記事を書こうと思います。ギターの音にどうしても厚みが出ないという悩みを持っている方はいないでしょうか?特に海外のバンドサウンドを聴く方はギターの分厚さに違いを感じている方も多いと思います。
今回この記事ではその海外のバンドサウンドのような分厚いギターサウンドの作り方を紹介します。
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ダブルトラッキングとクアッドトラッキング

まずはギターの音作りの基本であるダブルトラッキングとクアッドトラッキングについておさらいします。
基本中の基本ですがギターのバッキングはステレオで聴かせようとする場合には同じバッキングフレーズを2回RECする必要があります。これをダブリング、もしくはダブルトラッキングと言います。
そしてクアッドトラッキングはその倍の数、4回RECをして音を重ねます。
  • ダブルトラッキング - 同じバッキングフレーズを2回RECし、パンニングする
  • クアッドトラッキング - 同じバッキングフレーズを4回RECし、パンニングする
こうすることでダブルトラッキングで想像が付くと思いますがバッキングフレーズがスピーカーからLRの両方から出力されます。
クアッドトラッキングは4つですのでLRの両方のみならず、さらに立体的な音像が作られます。

↑blessthefall 『Hollow Bodies』

↑Bring Me The Horizon - 『MANTRA』
クアッドトラッキングをした際にはこのような重厚なギターの音の壁が出来上がります。

ダブルトラッキングのパンニング

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ダブルトラッキングの場合はバッキングフレーズをステレオで聴かせるわけですからパンニングをLRに振る必要があります。その際のパンニングはLR70~100の間で振るようにしています。
近年のバンドサウンドではパンニングを100で振り切るということが減ってきております。100で振り切った場合にはスピーカーの隅から音が流れます。一見広がりがあるように感じられますが隅すぎるが故に音の分厚さがイマイチ出ないと私は感じております。そのため
  • ダブルトラッキングのオススメのパンニングは70~80の間でパンニングです。
今までパンニングをLR100に振り切って方は一度このパンニングをお試しください。広がりが全てでは無いということがきっと感じられるはずです。

クアッドトラッキングのパンニング

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クアッドトラッキングの場合は図のようにダブルトラッキングのLR70~100を組み立ててからその間にLR50~80のパンニングでバッキングを入れます。こうすることでまるで音の壁が出来上がります。
ダブルトラッキングとは違った分厚さが出来上がります。まさに分厚い音の壁です。クアッドトラッキングの場合もダブルトラッキングの時と同様にパンニングは100に振り切らないことをオススメします。私のクアッドトラッキングでのパンニングのオススメを紹介します。
  • クアッドトラッキングのパンニングは外側(LR70~80)、内側(LR50)の設定です。

実際に私のオリジナル曲でもクアッドトラッキングはこのような設定しています。外側をLR100にするよりも音の分厚さがLR70~80の方が演出ができると感じております。ぜひ参考にしてみてください。

ギターの音に重厚さがイマイチ出ない時の対処法

これらを試した際にどうしても重厚さがイマイチ出ない場合の対象方も重ねて紹介しておきます。具体的な方法として2つあります。
  • EQでシェルフで全体的に低域を持ち上げてやる
  • マルチバンドステレオエンハンサー(Waves/Vitamin等)で低域のパンニングを絞り、さらに低域の倍音を持ち上げてやる
但し、これら2つをやる際はRECの段階で音作りにミスをしているぐらいの時にやる技です。いわば荒技というか最終手段の技に近いです。
ですのでこの2つを試す際には自分のギターの録りの段階の音作りが甘かったと自覚しましょう。

ギターの音にジューシーさがイマイチ出ない時の対象方


ギターのジューシーさがイマイチ出ない時の対象方を紹介します。この場合はギターアンプの音作りで
  • 中域~高域にかけてのブーストが甘い
  • ゲイン量が足りなかった
場合によく発生する状態です。この場合に活躍するのもWavesのVitaminです。Vitamin最強。私はMIXで困ったらとりあえずVitaminをかけてみる男です。上記の動画にもあるようにVitaminでは
  • 低域の広がりを狭めて、中域〜高域にかけて広げる
  • 中域〜高域の倍音を付加
Vitaminでは先ほど述べていたジューシーさが出ない2つの問題を解決してくれることが多いのでイマイチ音にパンチが足りない。音抜けが悪い。というような場合にぜひ試してみてください。

おわりに


↑クアッドトラッキングを使ったギターの弾いてみたです
いかがでしたか?このようにギターのサウンドの分厚さを出すためにはダブルトラッキングのみではならずクアッドトラッキングの発想が必要になります。
しかしダブルトラッキングと比べ、RECの量は4つになるわけですから倍のREC数になります。それこそ修行僧の如く黙々とRECをしていくことになります。ギターで音の壁を作るにはそれぐらいの覚悟が必要ということです。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
体験レッスン
というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは。今日はギターの音作りについてお話をします。
今回はずばりクリーンギターの音作りです。
「クリーンギターの音色に空間系エフェクトをかけて透明感や浮遊感を出したい!」というそこのあなたのために簡単にできる空間系エフェクトテクニックを紹介します。
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クリーンギターはそのまま使うと奥行きが出ない

クリーンギターの音はその名の通りギターに何もドライブをかけていないため、綺麗な音色です。
しかし裏を返せばそのギターの音は素の音そのものです。そのため何も味づけをしなければ逆に浮いてしまう音色になりかねません。空間系をクリーンギターにかける理由としては以下の理由を述べます。
  • クリーンギターの音を他の楽器隊と重ねた時に浮かせないため
  • 立体感を付加してさらに美しい音色にする
  • クリーンギター特有の音の角を取る
  • 浮遊感のある雰囲気を演出する
主にこれら3つの目的として私はクリーンギターに空間系をかけています。

透明感のあるクリーンギターとは


タイトルでも述べている透明感のあるクリーンギターとは具体的にどういう音色なのか?
私からぜひ聴いていただきたい曲はYUIさんの『I remember you』です。この曲のイントロ部分(0:12〜0:24)のクリーンギターに注目していただきたい。
いかがでしょうか?普通のクリーンギターと比べると、奥行きがあり、メロウな雰囲気を感じられませんか?このようにクリーンギターに空間系エフェクトを加えてやることで曲全体の雰囲気を変えることができるのです。
この曲で使っているエフェクトは
  • リバーブ
  • コーラス
二つになります。この二つのエフェクトで透明感を演出しております。
そしてもう一つYUIさんの曲から聴いてほしい曲があります。

こちらもYUIさんの代表曲の一つ『Good-bye days』です。この曲もイントロ部分の(0:49~1:02)に注目して聴いてみてください。こちらの空間系エフェクトは
  • リバーブ
  • トレモロ
を使用しています。いかがでしょうか?こちらは独特な浮遊感を感じられると思います。
このようにクリーンギターに空間系エフェクトを加えることで様々な雰囲気を演出することができるのです。
ちなみに筆者は絶賛YUI世代です。(^^;)中学生の頃にめちゃくちゃ流行っていましたし、今でもYUIさんの曲が好きです。

空間系エフェクトの基本はリバーブ+α


空間系エフェクトの基本はリバーブ+αです。こちらの動画ではクリーンギターにリバーブ+フェイザーでシューゲイザー風のギターサウンドを作っています。リバーブ+αのよくある組み合わせを紹介します。
  • リバーブ+ディレイ
  • リバーブ+コーラス
  • リバーブ+トレモロ
  • リバーブ+フェイザー
これら4つが空間系エフェクトの組み合わせとしてよく見られるものです。
一度これら4つを実際に試していただいてその耳でどのような効果が出るのか感じてみてください。さらにはこの二つの組み合わせのみならず3つかける場合も全然あります。私がよくやる空間系の組み合わせは
  • リバーブ+ディレイ+コーラス
この3つの組み合わせをよくやります。

リバーブ+コーラス+トレモロで独特な音の揺らぎを演出する


王道の組み合わせはリバーブ+ディレイですがここで一味違った空間系の組み合わせを紹介します。
  • リバーブ+コーラス+トレモロ
この3つの組み合わせです。リバーブで奥行きを作り、コーラスとトレモロで音に揺らぎを与えることで独特な浮遊感が生まれます。
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リバーブはホール系リバーブを使用。
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コーラスはこのような値にします。MIX量はお好みで良いと思いますが僕は30%にしています。
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トレモロはRATEを1/16にします。これぐらい細かい方がちょうど良い揺らぎ具合になると感じております。
この組み合わせは先ほどのYUIさんの楽曲でも使われているような浮遊感を生み出せるのでぜひお試しあれ

空間系エフェクトを極めていくためにモノラルとステレオをもう一度理解しよう

DTMに触れてこなかったほとんどのギタリストはこれまでモノラルの空間系のみ使ってきたことかと思われます。
というのも基本コンパクトエフェクターはモノラルのものが多く、ステレオをギターを鳴らすなど全く考えもつかないからです。
DTMでは録り音に対してステレオの空間系を使用することができるのでさらに今まで以上にサウンドの幅が広がります。
空間
モノラルのディレイとステレオのディレイを組み合わせるだけでも音作りの幅はグッと広がります。
ステレオディレイやピンポンディレイも楽曲に組み込むだけでサウンドメイクは大きく可能性が広がりますので今一度モノラルとステレオの概念を確認することをオススメします。


おわりに

いかがでしたか?このようにクリーンギターは空間系エフェクトの組み合わせによりどれだけでも化けさせることができます。まさにエモ散らかしとはこのこと。
ぜひ今回紹介した空間系の組み合わせをご自身でお試しください。きっと楽曲制作の幅が広がると思います。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
体験レッスン
というわけでではまた

こんにちは
先日のこのようなツイートをしました。
このDTMブログを見ている方はきっとバンドサウンドが多いはず!と日頃感じております。というのもこのブログで書き続けていることがバンドサウンドに特化したものが多いからです。
僕自身が元バンドマンで作る曲も基本バンドサウンドですし、全国流通のバンドサウンドのレコーディングエンジニアも経験しております。今は個人でDTMレッスンをしておりますが音楽教室で3年ほどDTM講師も経験しました。
このブログを書き始めてからかれこれ5年ほど経ちましたが書き始めた当初は本当に暇つぶしの感覚ではじめました。このDTMブログがきっかけで様々な経験をさせていただけましたので僕自身もびっくりです。
ツイートでも述べましたが僕がDTMブログを始めた頃よりもDTMについて発信する人がめちゃくちゃ増えました。
当時は動画もブログもDTMについて発信する人が本当に少なかったので僕が記事を書き続けていた理由に初心者の頃の自分が見て「この記事を待っていた!」と言うような記事を量産したかったという思いがありました。
しかしそのような記事はライトユーザー向けの記事なのかな?と感じており、ライトユーザー向けの発信をする人は近年すごく増えたので僕が発信しなくても他の人がやってくれているのかなー?と感じることもありました。
記事のPV数を増やすのであればぶっちゃけるとライトユーザー向けの記事の方が伸びやすいのですが同じことをしていても面白くないと考えるのが僕の考えです。そのためライトユーザー向けの記事を全く無くすというわけではないですが自分だからこそ発信できることは何なのか?を考えて記事を書いていこうかなと考えます。
というわけで早速ですが今回はアンプシミュレーターについて現時点で僕が感じていることを記事にしようと思います。
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アンプシミュレーターとは

Kemper Profiling Amplifier
Kemper Profiling Amplifier  BIAS FX 2.0 Professional
BIAS FX 2.0 Professional
このブログを読んでいる人であればもうご存知かと思いますが今一度、アンプシミュレーターについて説明をします。
シミュレーターという名前が付いているのでその名の通り、アンプをシミュレートしたものがアンプシミュレーターです。
実機のアンプは宅録でレコーディングしようとすると音も大きいし、マイキングもしなければで手間がかかります。さらには賃貸でギターアンプを使ったレコーディングはまず無理でしょう。それでもDTMでアンプサウンドをギターで鳴らしたいという場合に使用されるものがアンプシミュレーターです。
現代ではアンプシミュレーターにはざっくり分けて2種類あります。
  • ハードウェアアンプシミュレーター
  • ソフトウェアアンプシミュレーター
この2種類です。
この2種類について僕が使ってきた感想と経験を交えて、独断と偏見で語っていきます。

ハードウェアアンプシミュレーターについて

Fractal Audio Systems ( フラクタルオーディオシステムズ ) / Axe-Fx III MARK II
Fractal Audio Systems ( フラクタルオーディオシステムズ ) / Axe-Fx III MARK II Line 6 ( ライン6 ) / Helix Floor マルチエフェクター
Line 6 ( ライン6 ) / Helix Floor マルチエフェクター Positive Grid ( ポジティブ グリッド ) / Bias Head
Positive Grid ( ポジティブ グリッド ) / Bias Head BOSS ( ボス ) / GT-1000 マルチエフェクター
BOSS ( ボス ) / GT-1000 マルチエフェクター
こちらはハードウェアということで物体として存在するアンプシミュレーターです。ラック型とフロア型があります。
  • Fractal Audio Systems/Axe-Fx III
  • Kemper Profiling Amplifier
  • LINE6/Helix
  • Positive Grid/BIAS AMP
  • BOSS/GT-1000
  • Neural DSP/Quad Cortex
これらが有名どころになります。近年ではKemperとHelixを使うギタリストが増えており、まさにハードウェアアンプシミュレーターの2強といったところでしょうか。
アンプモデリングのみならずエフェクトも内蔵されており、1台あればギタリストが求めることがほぼほぼ可能といったところも人気の理由の一つです。
まさにこれ1台あればライブもレコーディングも可能なため、別名ギタープロセッサーとも言われております。操作が複雑なものもあるため一概にこれが良いとは言い切りません。実際に触ってみて直感で操作しやすいと感じたものを選ぶのがその人に合っているアンプシミュレーターだと感じております。
またソフトウェアと違い、物体として存在しているため所有欲求の強い人にも人気です。

ソフトウェアアンプシミュレーターについて

続いてソフトウェアアンプシミュレーターです。こちらはハードウェアと対極にあるような存在。物体を成さない画面上に存在するアンプシミュレーターです。
  • IK MULTIMEDIA/AmpliTube 5
  • Positive Grid/BIAS AMP2.0
  • Native Instruments/Guitar Rig 6
  • Line 6/Helix Native
この辺がど定番のソフトウェアアンプシミュレーターです。ソフトウェアで動作するため、画面上にアンプモデリングを出して音作りを楽しめます。こちらもエフェクトも兼ね揃えています。ゲーム感覚でアンプモデリングを触って音作りを楽しめます。
こだわっているものだとアンプの真空管や劣化具合、暖まり具合まで設定できるものもあります。ソフトウェアだからこその自由度ですね。
またハードウェアと決定的に違うところはリアンプが手軽に行えるというところです。ドライ音さえ用意できていれば手間がかからずにボタン一つでリアンプができてしまいます。
さらにハードウェアと違う点を上げるとハードウェアと比べて圧倒的にコスパが良いというところです。
またデモ版を使用できるため、自分のDTM環境で試してから合うのかを判断できるのも魅力の一つですね。

断然ハードウェア推し

ここまでハードウェア、ソフトウェアの二つがどんなものなのか紹介しましたがここからはその上で僕はどちらのタイプをオススメするのかを述べていきます。
ギターサウンドを良くしたいと考える人には断然ハードウェアアンプシミュレーターをオススメします。
ソフトウェアには特有の平坦な質感、のっぺり感が存在していると感じております。
ドライブ感も良いし、クリーンも綺麗なのにどう頑張ってもあの質感だけが取れない。外部IRやMIXで空間系をインサートし、あれやこれややってみてもどうしてもあの質感だけが邪魔をするのです。
例えばBIAS AMPはハードウェアとソフトウェアで明らかに音の立体感に差を感じております。わかりやすい例で紹介します。

例えばこちらの作品ですがアンプシミュレーターはBIAS AMPのプラグイン版を使っています。

こちらは先ほどの作品の再録版になりますがBIAS RACK(ハードウェア)を使っています。
どちらが好みでしょうか?個人的には再録版のハードウェアを使用した方が手応えを感じております。
ソフトウェアの売り文句でよくあるのが「実機を完全に再現した!」みたいなのがよくありますが今のところソフトウェアのアンプシミュレーターで実機を完全に再現したクオリティのものがあるとは感じられていません…。
というのもMesa Triple Rectifierを現在実機で所有しておりますがプラグイン版とは音の質感は全然違いました。1番の差はEQのレンジの広さです。プラグイン版は誰もが使いやすいようにEQのレンジが狭まっているのでは?と感じています。
ハードウェアはコストがソフトウェアと比べ高めですがあののっぺり感からは脱却できると実感しております。
もっとわかりやすく言うならば僕の経験上、ソフトウェアよりもハードウェアの方が音質がしっくりくることが多いです。
ハードウェアの中にも廉価版でも十分に戦えるものがあります。例えばLine6であればPOD GOです。

機能はHelixeと比べると制限されますが宅録で使う分には十分な音質です。コスト的にフラッグシップが難しいのであれば廉価版のものでも十分な音質なのでぜひハードウェアを使うことをオススメします。

ソフトウェアならばUAD-2をオススメ

もしソフトウェア版のアンプシミュレーターを使うのであれば僕はUAD-2のアンプシミュレーターをオススメします。UAD-2のアンプシミュだけは唯一ハードウェアと戦えると感じています。
こちらはUAD-2のENGL/Savege120のアンプモデリングを使用した音源です。
こちらはUAD-2のDiezel/VH-4をアンプモデリングを使用した音源です。
今までアンプシミュはLine6のPOD2.0を始めとしてたくさんのハードウェア、ソフトウェアのアンシミュを使ってきましたがソフトウェアならば唯一UAD-2だけが手応えを感じられる質感だと感じています。

基本リアンプをしないという発想

ここからは本編とは少し外れた内容になりますがギターRECに関するお話をしていきます。
僕は基本的にリアンプをしません。理由としてはRECの段階からMIXの仕上がりを計算しているからです。RECの段階から
  • 手応えのある音に作る
  • 弾いていてテンションが上がる音の状態で録る
というのを徹底しています。これらを意識することで最終的にMIXで悩むことが少ないと感じています。
逆にこれらができていないと不安で作業が進められないと考えているくらいです。これは自分のみならずバンドRECでも同様のことでした。
特にバンドRECではギタリストが出したい音を最優先するべきだと考えています。「ドライを録っておいてあとからこっそりリアンプをしよう」というのはそのギタリストの個性を殺してしまう。
エンジニアが使いやすい音は確かに処理はしやすいですがアーティストは納得がいかないことがあります。
ソフトウェアの場合はリアンプが簡単なためあとでいくらでも音色を変えられるのですがそれだと
「RECで作った音は何のための音作りだったのか?」ということになり、音作りに保険をかけることになります。リアンプをするかしないかは人それぞれなので参考程度で良いと思いますが僕の経験では端からリアンプはしない発想でRECした方が個性がちゃんと出て仕上がりも良い音になることが多かったです。

ギターに対してEQの使い所

ギターに対してEQの使い所を紹介します。
リアンプをしないという発想でRECをした場合にはEQでガンガン音色を変えることはあまりしません。特にとりあえずでハイパスフィルターでローを削るなんてことはほぼしておりません。ギターに関しては不要にローを削ると芯の無い音になって重厚感が失われてしまい、頼りない音になってしまいます。
そもそも最近のIFはエントリークラスでも音質がそこそこ良いので昔みたいに録り音に対してEQで音色を積極的に変えなくても全然使える音だったりします。
「じゃあほぼEQの出番はないのか?」という声が聞こえてきそうですがそういうわけでもありません。
「どういうとこで使うのか?」というと中域(300Hz~2kHz)のブーストで主に使います。特にギターソロやリードギターで抜けを出したい時に使います。
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カットする場合は高帯域の耳が痛くなる瞬間でディエッサーがかかるように使います。
これら以外で大幅にEQによるブーストやカットをする場合は録りの段階で歪ませすぎかEQの設定が上手くいっておりません。

ダブルトラッキングにはWavesのVitaminが活躍する


僕がよくギターに使うプラグインのWavesのVitaminを紹介します。Vitaminは倍音の付加と帯域別に広がりを調整できる優れものです。ダブルトラッキングをしているギターに僕は使用します。
この場合はLRの片方ずつではなくLRをまとめたBusトラックにVitaminをインサートします。
  • 低域は広がりを狭め
  • 中域〜高域にかけて広げる&倍音を付加
僕はこのようにVitaminを使ってギターの音抜けと広がりを調整しています。
Vitaminはその名の通り、音に栄養を与えるかのような感覚を与えてくれます。もちろんギターのみならず他の楽器やボーカルにも使いやすいエフェクトですのでぜひ使ってみてください。
WAVES ( ウェーブス ) / Gold Bundle
WAVES ( ウェーブス ) / Gold Bundle
ちなみにWaves Gold以上からVitaminが入っています。

録りながらMIXもついでにやる

ここでもう一つTipsを…。僕がやっていることなのですがレコーディングを録り進めながらEQやコンプのかかり具合なども確認します。
  • RECが完了⇨さぁMIXを開始!
ではなく
  • RECと同時進行でMIXもできる範囲で進める
という感覚です。フェーダーで音量バランス、パンニングなどのラフMIXを同時にやるだけでも全体の音像を確認しながら作業を進めていけます。
これはあとで本格的にMIXを始めた時に「こんなはずではなかったんだけどなぁ…」と言うのを避ける上でも大事なことだと考えております。
宅録で大事なことは完成像をどれだけイメージしやすい状態を作れるかだと僕は考えています。
特にMIXやマスタリングなども全て自分でやってしまうタイプの方はそこまで工程をハッキリと分けて考えるのではなく今すぐにでもできそうなことは同時にやってしまうことで完成像はイメージしやすくなるはずです。

おわりに

いかがでしたか?アンプシミュレーターの話題のみならずギターの音作りのTipsも交えてみました。参考になるTipsがあれば嬉しいです。
終盤で述べていることですが宅録で大事なことは完成像をどれだけイメージしやすい状態を作れるかだと僕は考えています。それは作業を進めていく上で自分の中で手応えを感じる瞬間が多いほど完成像のイメージができていることなのかなぁと感じております。
と言うわけで今日はこの辺で!ではまた

今日は珍しくギターの演奏方法についての記事を書きます。
DTMを始めてからギターも始めたという方もいるのでそういった方のために僕が書ける範囲でギターの奏法に関する記事も書いていこうと考えています。
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特に僕はロック系の曲を作ることが得意ですのでロック系の曲を作るDTMerの何かしら力になれればと思います。

かっこよくザクザク刻め!ブリッジミュート


ブリッジミュートはその名の通り、ギターのブリッジに右手を添えて弦をミュートする奏法です。ギターを弾いたことがない人はミュートと聞くと音を完全に消すと想像する方もいるかもしれません。
しかし、ブリッジミュートは完全にミュートというよりは少し弦の振動の余韻を残して『ズンッ!』という音を出します。ロック、メタル、ハードコアで多用される奏法です。
動画でも説明していますがやり方としてはギターのブリッジに右手を添えて完全にミュートし過ぎないようにある程度、余韻を残す。これだけです。
右手の位置で余韻の加減が変わりますのでネック側に行き過ぎないようにしましょう。

ダウンピッキングで早く刻むコツ

ダウンピッキングで早く刻むコツを知りたい!という方もいるでしょう。その問いに答えるとすればコツはありません。本当に早く刻むだけこれだけです。答えになっていないという人もいるかもしれませんがわかりやすい例だとダウンピッキングのスピードの上達は筋トレに近いような感覚です。
なのでこれといったコツはあまりなく、ひたすら早く刻む練習をするだけなのです。強いて言うならばピッキングの角度でしょうか…。
早くダウンピッキングがしたいからといって擦るようなピッキングになってしまう人がいますがこれはもちろんダメです。ピッキングの角度は
  • ギターのボディに対して垂直かつ
  • 地面に対してピックの面が平行
基礎的な部分ですがこれらを意識してひたすら早く刻む練習をしましょう。くれぐれもクリックを使わない練習をするのはやめましょう。それでは何の練習をしているかわかりません。
確実にダウンピッキングで刻めるテンポから始めて少しずつクリックのテンポを上げていきましょう。

練習になるオススメの曲

実際に僕が学生時代にコピーして刻みが上達した曲を紹介します。

The Offspring - 『Want You Bad』
Aメロのブリッジミュートをひたすらダウンピッキングで弾いてみてください。オルタネイトなら楽勝だと思いますがダウンピッキングじゃなければこのようなキレのあるザクザクした音になりません。最初は手首にダメージが来ると思いますが気合で乗り切ってみてください(^^;)

Sum 41 - 『Still Waiting』
刻みとオクターブ奏法の良い練習になる曲です。この曲もよく練習しました。刻みの練習にパンクロックは最適です。ギター初心者だった頃はAメロの刻みでよく苦戦しました。
気分が上がってきてもくれぐれもPVのように機材を破壊しながら弾くのは絶対にやめましょう。ただあなたが壊した機材の前で泣く羽目になります。

Bullet For My Valentine - 『Scream Aim Fire』
学生時代によく練習しましたが本当に難しかった曲です。メインリフの刻みがただただ早い…。ギターソロもめちゃかっこいいんですよ。ギターボーカルは涼しい顔をして刻みながら歌ってます。恐ろしい…。
IN THIS MOMENT - 『Prayers』
イントロからめちゃ早い刻みです。そしてAメロBメロと「ズン!ッ」と重厚感のある刻みです。それにしても女性ボーカルでデスボイスとクリーンボイスを使い分けるとかかっこよすぎますよねぇ…。

おわりに

いかがでしたか?ブリッジミュートを入れた曲はヘビーな印象が強くなります。先ほども述べておりますがダウンピッキングのスピードを上げるコツはありません。ただひたすら修行僧の如く練習しまくってください。ダウンピッキングになれたら次はオルタネイトでさらに細かい刻みに挑戦です。
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