こんばんは
最近ではこれから歌ってみたをするために僕のDTMレッスンを受けてくださっている方が少しずつ増えてきました。その中でも特に質問の多いのがピッチ補正についてです。
僕のバンドレコーディングをしてきた中で、ボーカルREC、MIXはたくさん経験させていただいております。今回この記事では僕の経験からピッチ補正について知っておくべきことをまとめておきます。
この記事では本気で良い歌声を作品に込めたい方に書いているつもりでいます。
カラオケで歌が歌える人ではなく、ちゃんとしたボーカリストと呼ばれたい方向けだと思っていただきたい。
そのためレコーディング時にはエンジニアは良いテイクが取れるまで何度もディレクションし、手応えのあるボーカルテイクにします。逆を返せば手応えのあるボーカルテイクの状態があるからこそ微調整としてピッチ補正をすることで聴き心地の良い音源になるわけです。
特に表現として狙ったしゃくりではなくピッチに自信がなく、半音下から探すようにして歌っている場合はピッチの補正箇所が多くなりやすいです。
補正箇所が多くなれば多くなるほどどんどんとピッチは平坦化されていきます。わかりやすい例としてはVOCALOIDに近いような歌声になっていくとイメージしていただければ良いと思います。
部分録りをする方法をパンチインといいます。もしパンチインの方法を知らない方はこの機会に学んでおきましょう。
またパンチイン以外にもボーカルRECをする際に円滑に録る方法を記事にまとめてありますのでぜひ参考にしてみてください。
↑こちらの動画では(10:05~)ギターですが実際にパンチインとレーンコンピングを使ったRECをしております。
まるでドラゴンボールZに出てくる神龍のようなボーカリストの願いを叶えてくれる最強の機能ではないということをご理解いただきたい。
RECの段階でどうしても見逃してしまったポイントの調整や微調整でこそ力を発揮してくれるものだと考えてもらえればちょうど良いと思います。
例えばCubaseのVariAudioはめちゃくちゃ便利な機能を豊富に取り揃えています。
そのためピッチ補正機能に過剰な期待はしないでいただきたい。
そのためベストテイクなボーカルトラックにピッチ補正をかけることで最高な仕上がりになります。これは僕の経験からも徹底していることで可能な限りボーカルレコーディングではベストテイクになるまで何度も録り直しを行います。鉄則として覚えておいていただきたいのは
ベストテイクで録れたボーカル音源はその作品が持ち点100があったとすれば減点ではなく加点されていき、120点や150点になるイメージです。このようにボーカルはその作品の最終特典を決定付ける重要なポジションだと考えていただきたい。
日々、ピッチ補正ソフトは進化をしていますがそれでも最強な機能ではないことはぜひご理解いただきたい。それを理解された上で手応えのあるテイクであればきっと良い仕上がりになるはずです。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方は もしくは からお気軽にご連絡ください。
というわけで今日はこの辺で!ではまた
最近ではこれから歌ってみたをするために僕のDTMレッスンを受けてくださっている方が少しずつ増えてきました。その中でも特に質問の多いのがピッチ補正についてです。
僕のバンドレコーディングをしてきた中で、ボーカルREC、MIXはたくさん経験させていただいております。今回この記事では僕の経験からピッチ補正について知っておくべきことをまとめておきます。
この記事では本気で良い歌声を作品に込めたい方に書いているつもりでいます。
カラオケで歌が歌える人ではなく、ちゃんとしたボーカリストと呼ばれたい方向けだと思っていただきたい。
目次
1.ピッチ補正で歌が上手くなるわけではない
ピッチ補正では歌が上手くなるわけではありません。ピッチ補正は外れた音程を正しい位置に補正してやることですがその作業をしたからと言って必ずしも歌が上手に聞こえるかというとその保証はありません。そのためレコーディング時にはエンジニアは良いテイクが取れるまで何度もディレクションし、手応えのあるボーカルテイクにします。逆を返せば手応えのあるボーカルテイクの状態があるからこそ微調整としてピッチ補正をすることで聴き心地の良い音源になるわけです。
2.ピッチ補正箇所が多いほどそのボーカリストの良さは失われていく
ピッチ補正箇所が多いほどそのボーカリストの良さは失われていきます。これは断言します。特に表現として狙ったしゃくりではなくピッチに自信がなく、半音下から探すようにして歌っている場合はピッチの補正箇所が多くなりやすいです。
補正箇所が多くなれば多くなるほどどんどんとピッチは平坦化されていきます。わかりやすい例としてはVOCALOIDに近いような歌声になっていくとイメージしていただければ良いと思います。
- ピッチ補正箇所が多い=適切な音程で歌えていない
部分録りをする方法をパンチインといいます。もしパンチインの方法を知らない方はこの機会に学んでおきましょう。
またパンチイン以外にもボーカルRECをする際に円滑に録る方法を記事にまとめてありますのでぜひ参考にしてみてください。
↑こちらの動画では(10:05~)ギターですが実際にパンチインとレーンコンピングを使ったRECをしております。
3.ピッチ補正はDAWの万能かつ最強な機能ではない
ピッチ補正機能はDAWの便利な機能ではありますが最強な機能ではありません。まるでドラゴンボールZに出てくる神龍のようなボーカリストの願いを叶えてくれる最強の機能ではないということをご理解いただきたい。
RECの段階でどうしても見逃してしまったポイントの調整や微調整でこそ力を発揮してくれるものだと考えてもらえればちょうど良いと思います。
例えばCubaseのVariAudioはめちゃくちゃ便利な機能を豊富に取り揃えています。
- ピッチ補正
- ピッチのクオンタイズ
- ピッチの平坦化
- フォルマント調整
- セグメントのボリュームの調整
- タイミング補正
- MIDIリファレンスの有効化
そのためピッチ補正機能に過剰な期待はしないでいただきたい。
4.ベストテイクなボーカルトラックにピッチ補正を微調整として使うことで最高な仕上がりになる
ここまで何度か述べてきていることですがピッチ補正は微調整として使うことで本領を発揮します。そのためベストテイクなボーカルトラックにピッチ補正をかけることで最高な仕上がりになります。これは僕の経験からも徹底していることで可能な限りボーカルレコーディングではベストテイクになるまで何度も録り直しを行います。鉄則として覚えておいていただきたいのは
- 手応えがないテイクならベストテイクになるまで何度でも録り直す
ベストテイクで録れたボーカル音源はその作品が持ち点100があったとすれば減点ではなく加点されていき、120点や150点になるイメージです。このようにボーカルはその作品の最終特典を決定付ける重要なポジションだと考えていただきたい。
おわりに
いかがでしたか?一言でこの記事を表すならばとにかくピッチ補正機能には過剰な夢を持つなということでしょうか。日々、ピッチ補正ソフトは進化をしていますがそれでも最強な機能ではないことはぜひご理解いただきたい。それを理解された上で手応えのあるテイクであればきっと良い仕上がりになるはずです。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方は もしくは からお気軽にご連絡ください。
というわけで今日はこの辺で!ではまた