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DTMで人生を変えた男の機材レビュー!制作のノウハウをお届け!

管理人のDTMユニット:YOSAGYO 1st Full Album『Fall Into The Night』4/30リリース
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カテゴリ: これからDTMを始めたい方へ

こんにちは
かれこれバンドレコーディングをはじめてから3年ほど経ちました。僕との出会いをきっかけにDTMに興味を持ち、自主制作で音源を制作するバンドも出てきました。
安定感のあるベースのRECと ダイナミクスの処理方法
近年の音源のリリースの早さはコロナ渦をきっかけに早くなっていると私は感じております。そこで私なりにバンドが音源のリリーススピードを上げる方法をまとめておこうと思います。

バンドがデータのやり取りで曲を作る方法が普遍化してきている


Kj(Dragon Ash)を中心とした5人組バンドThe Ravens、1stアルバム『ANTHEMICS』のレコーディングは主に、KjのプライベートスタジオChambersと各メンバーの作業場とを繋ぎ、リモートで行われた。
引用元:SPIECより
と記事内で触れられています。
イギリスのロックバンド、Bring Me the Horizonは作曲をホームスタジオに集まってやることでSNSで知れ渡りました。

Bring Me the Horizonの作曲の様子、ホームスタジオにメンバーが集まって作曲やレコーディングをしています。
スクリーンショット 2022-08-18 13.33.20
また女性アーティスト、宇多田ヒカルさんも作曲は自宅スタジオで行うことがプロフェッショナル仕事の流儀で放送されていました。

このようにアーティストが作曲のみならず音源制作をホームスタジオでやる流れが世界的に普遍化してきています。

この音源制作方法は各メンバーの隙間時間を有効に使える合理的な方法なため、自ずと音源のリリーススピードも加速していくと考えております。

実際に私が音源制作のサポートを担当する地元のバンドもメンバーに一人1台MacBookとCubaseを備えていて、データのやり取りで作編曲を行っているバンドも実在しています。

バンドメンバーに最低でも1人はDTMerが必要

この制作スタイルを実行するためには最低でもバンドメンバーにDTMerが一人は必要です。

一番理想的なスタイルは全員がDTMerであることです。

メンバーが全員DTMが可能であればデータのやり取りだけで音源制作を完結させることも十分に可能です。

私の例で言えばDTMで音楽ユニットの活動をしておりますがメンバー全員がDTMerであるため音源制作は全てフルリモートで行っております。

実際に筆者がフルリモートで制作した音源。
メンバーが自分の部屋でそれぞれRECした音声データやMIDIデータをやり取りして制作しております。
このメンバーで音源制作をした最速の完成はたったの一週間で1曲が出来上がっています。
このように理想は全員がDTMができることですが一人でもいればフルリモートではない形にせよ、音源は自主制作が可能になります。

ドラムはドラム音源を使用する

しかしドラムのレコーディングはどうする?という疑問を持たれることがあると思います。

ここでハッキリと申しておきますが今時の音源制作はドラム音源を使用することが主流です。

あなたが普段聴いているバンドやアイドル、アニメソングの音源はドラム音源が使用されていてもおかしくはありません。むしろそれが現代では普遍的であると言っても良いと考えております。

実際に私もドラムのレコーディングをしていた時期もありますが個人的には手間の割にはメリットやリターンが少ないと感じており、バンドレコーディングを担当する場合にも今ではドラム音源をオススメすることが多いです。

細かい理由はこの記事で説明しておりますのでこちらも合わせて読んでみてください。

生ドラムをなぜ使用しないのかをざっくりと箇条書きにすると以下の理由です。
  • コスパが悪い
  • 膨大な手間がかかる
  • 気軽にデータのやり取りができない
ざっくりとした理由はこの3つになります。

とにかく手間がかかりすぎるのでデータのやり取りをする上ではこの手間の悪さがスピーディーな音源制作をする上ではネックになります。

全てを否定するわけではないのですがドラマーが一人でRECをするのが難しいのは紛れもない事実です。
「ドラム音源は所詮打ち込みだからリアルさがないのでは?」という意見を聞くことがありますがもうそのイメージは10年以上前のものです。
現代のドラム音源は生ドラムと比較してもパッと聴きではわからないレベルになっています。

↑ドラム音源で打ち込んだ3拍子ドラムパターン

↑生ドラムの音を忠実にドラム音源で再現した動画

↑ロック系のドラム打ち込みを生徒さんにレッスンしている様子。
このようにドラムはドラム音源で十分に代替え可能な時代になっています。
もし打ち込みが直感的でないために難しいという場合は電子ドラムを使って打ち込むのも全然ありです。 ROLAND ( ローランド ) / TD-27KV 電子ドラムセット V-Drums 自宅練習
ROLAND ( ローランド ) / TD-27KV 電子ドラムセット V-Drums 自宅練習

ギター、ベースはアンプシミュレーターを使って自宅でLINE録り

ギター、ベースのRECはアンプシミュレーターを使ってRECをします。
普段からスタジオでアンプシミュレーターを使っている人もいるくらいに現代では手軽に使う人も増えてきました。
Kemper Profiling Amplifier
Kemper Profiling Amplifier

例えばわかりやすい例で言えばKemperをライブで使用するギタリストも増えてきていますがこちらはRECでこそ真骨頂を発揮する機材です。十分にスタジオクオリティのギターサウンドをRECできます。

アンプシミュレーターの場合であればサイレントレコーディング(キャビネットを使ってマイキングをしない方法)が可能なため深夜でも作業が可能です。

↑ギターRECのクオリティを上げる方法を記事にしています。
Darkglass Electronics ( ダークグラス ) / Microtubes B7K V2 ベース用プリアンプ
Darkglass Electronics ( ダークグラス ) / Microtubes B7K V2 ベース用プリアンプ
ベースに関してもベース用のプリアンプをライブで使用されている人も多いはずです。
これを使ってRECしても十分に良い音で収録できます。
要は普段ライブで使っている機材がそのままRECでも活用できるという話です。

↑ベースRECのクオリティを上げる方法を記事にしています。

↑Cubaseを使ったREC方法はこちらで紹介しております。

↑オーディオレコーディングの基本操作がわからない人向け
これらを駆使することで自宅でギター、ベースのRECが可能になります。

Voはセルフ録り

ボーカルに関してはこれもセルフRECができると音源制作のスピードが早くなります。
歌ってみたをしたことがある人はその要領でボーカルRECをすれば問題ありません。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2020 コンデンサーマイクロホン
自宅でのRECが難しいという場合はスタジオで録るのもありです。

私の場合はクローゼットを使った簡易防音室を作ったことがあります。
賃貸の場合は難しいかもしれませんが実家であれば家族が許せば簡単に作ることができます。
ボーカルはベストな形はPCを操作するエンジニアとボーカルの2人1組がベストですが時間が合わないなどの理由があれば1人で録ってしまっても問題ありません。
なのでボーカルが家で録れる環境であれば積極的にセルフRECすることをオススメします。

Mix、マスタリングは外注する

MIX、マスタリングはどうするのか?という声に対しては外注してしまうのも手の一つです。

スタジオに常駐するレコーディングエンジニアやライブハウスにいるPAもMixやマスタリングのみの依頼を受けていることが多いです。

ネットで顔も知らない人に頼むのは怖いという場合は一度スタジオに足を運んでみてMix、マスタリングの外注が可能か聞いてみることをオススメします。
ちなみに私もMix、マスタリングの外注は受付ております。
メンバーの1人にMixやマスタリングまでできてしまうくらいにDTMをやり込んでいる人がいればベストですね。
Mix、マスタリングを外注するなり、セルフでするなりにして円滑に作業が進めば間違いなく音源のリリーススピードは爆上がりします。

データのやり取りのみで使用するクラウドサービス

ここまで紹介した方法を全てバンド内に組み込むことができれば音源制作をデータのやり取りのみで完結させてしまうことが可能になります。
実際に私も音楽サブスクサービスで配信している音源は全て、フルリモートで制作しています。
基本は県を跨ぐのはもはや普通で一番遠い場所はフィンランドにいるメンバーとデータのやり取りをしている時期もありました。
データのやり取りで使用するクラウドサービスは
  • ギガファイル便
  • Googleドライブ
  • Dropbox
これらのサービスを使ってデータの共有をしています。どれも簡単に使用できるのでぜひご活用ください。

ジャケットのデザインはCanvaを使うのもあり

音源のアートワークが難しいという場合はCanvaというサービスを使うのもありです。
無料で利用できるデザインツールで説明が不要なくらいに直感かつ簡単な操作でジャケットデザインができます。
ZERO
↑実際にCanvaでデザインしたジャケット
叫「…」鳴
↑実際にCanvaでデザインしたジャケット
ジャケットデザインのみならずプレゼンテーションや動画編集も可能なので編集ソフトを使うのが難しいという方はCanvaを使ってみることをお勧めします。

DTMを始めるバンドマンは近年増え続けている


↑金沢市在住のバンドマン:Ryu-1

↑福井県在住のバンドマン:いとぅさん

↑滋賀県在住のバンドマン:TosHiさん

↑東京都在住のバンドマン:がっきーさん

おわりに

いかがでしたか?実際にフルリモートで音源制作をしているバンドがいるのも事実なのでこれからの時代は音源のリリーススピードは間違いなく上がっていくことでしょう。
この記事をきっかけに時代を先取りした音楽活動のバンドが増えると嬉しいです。
DTMを始めてみたいという方がもしいましたら私もオンラインでDTMレッスンをしていますので興味があればぜひTwitterからDMしていただけると対応いたします。
赤 冒険者 ハイキング 旅行雑誌 (1)
というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちわ。久しぶりにブログを書きます。
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今日はSNSを見ていて最近のDTM界隈に感じていることを書きます。

初心者はスマートに曲を作ろうと思わなくても良い

先日このようなツイートをしました。ここ最近のDTM界隈を見ていると初心者の方はスマートに曲を作ろうとしすぎなんじゃないか?と感じております。
特に楽器経験のない方がいきなり1曲目から周りが驚くほどのクオリティの曲をDTMで作るなんてのはドラゴンボールZで言うところのベジータのような存在でない限りは厳しいです。
クオリティを評価というよりは初心者が手探りながらも頑張る姿勢に周りが感動することはあると思います。そのレスポンスを励みに曲を作り続けることで自然と作曲の技術も向上していくんじゃないか?と僕は考えています。
良い例としてはRion(凛音P)(@Rio73317478)さんです。

こちらのVOCALOIDオリジナル曲は知識0からDTMで曲を作られたそうです。普段からツイートを拝見させておりますがやはり頑張っている姿に周りが感動し、多くの方からリプライをされています。
このように手探りでも良いからとにかくやってみようという好奇心で曲作りに向かっていくことが大切だと思います。

DTMはトライアンドエラーの繰り返し

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DTMをかれこれ7年ほど続けてきて感じているのはひたすらトライアンドエラーの繰り返しです。それがDTMの醍醐味と感じております。
ぶっちゃけるとDTMは上手くいかない事ばかりです。悩むのが好きな人には絶好の趣味だと思いますがDTMは悩むから上手くなるわけではなく考えるから上手くなると感じております。
音楽は答えがないとよく言われていますがその答えを決めるのも自分です。
考えた先で自分なりの答えを導き出すことがDTMにおいてのトライアンドエラー。エラーしていることに対して悩んで同じことをずっと繰り返していても何も変わりません。
  • 挑戦⇨失敗⇨再挑戦⇨成功
基本はこの繰り返しなので最初からスマートに上手くいくなんてのは本当に難しいことです。
なので上手くいかない事なんてのはもはや当たり前。その上手くいかないことに一々一喜一憂しててもキリがないですし、それは音楽に限らずどんなことでも一緒です。もう少し長い目で見て肩の力を抜いてどっしり構えても良いと思うのです。

何曲か作ったら曲中に遊びを入れてみる

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僕はDTMレッスンの時に生徒さんによく言う言葉の一つが
「もっと曲中に遊びを入れても良いんじゃないか?」
という事です。みんな優等生になろうとしすぎ。もっと無茶して良い。
「曲中に誰もが思いつかないような自分だけのアレンジやリフをぶっ込んでやる」
これぐらいに野心剥き出しでワイルドに攻めても良いと思うのです。
「このリフは変だと思わないですかね?」という質問がありますが曲はあなたが主人公なんだから主人公らしくガンガン攻めて曲を作ってこそです。細かいことは気にするな。
よりわかりやすくストレートに荒らしく言うならば「攻めた音楽を作りたいなら細かいことは気にするな」でしょうかね…。僕自身もライブハウスで育った時に店長から言われた言葉の一つでもあります。
特にアレンジでは遊び心が大事だなと僕は考えています。曲中でどこかに遊びを入れることで自分自身で新たな発見を見つけられるからです。何曲か作れるようになったら遊び心を意識してみることをオススメします。

「変だろうか?」と思っていても他の人から良いと言われることはよくある

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「このフレーズは変だろうか?」と自分で思っても他の人からしたら良いと思われることがよくあることです。その逆も然り。
でも自分が自信を持って良いと思うフレーズやメロディー、コード進行などはブレずにそのまま自信を持ち続けるべきだと思います。作曲者の本人がブレてどうする。
アーティストなんて勘違いだとしても自信満々なくらいがちょうど良い。
本当に変だったらいずれ変だと自分で気づく時がくるのだからその時に考え直せば良いのです。日々作曲の考えはあらゆるレスポンスを吸収して柔軟にアップデートすれば良いのです。
なのでとにかくまずはレスポンスを得ることが大事だと考えております。

完璧よりも完成

これは何度か記事で書いていることです。
まずは完成させないことには良い評価も悪い評価も何もありません。
不確かな完璧を求めるばかりに完成させられないくらいのプライドなら捨ててしまいましょう。

おわりに

いかがでしたか?音楽は長い目で見て楽しむものだと感じております。野心剥き出して頑張るのも良いと思いますがもう少し肩の力を抜いても良いんじゃない?って話でした。
音楽に限らず人生なんてうまくいかないことだらけなのでそれに一々一喜一憂してても仕方がないのです。というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちわ
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今日はDTMerは超人!最強!というテーマで記事を書いていこうと思います。

DTMerは全ての工程を一人で行う

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DTMerは多くの人が作品作りの全ての工程を一人で行います。
  • 作詞
  • 作曲
  • 編曲
  • レコーディング
  • ミキシング
  • マスタリング
これらは本来、制作メンバーと分担して行う作業ですが一人で完結させるDTMerは少なくありません。もちろん自分が苦手な楽器を友人に手伝ってもらったり、もしくは外注する場合もありますが基本的には一人で制作をします。VOCALOIDなどの音声合成ソフトが大衆化しつつあることでオールインワンの制作スタイルが近年急速に増えてきているのではないかと考えます。僕の知っているボカロPも全行程一人でやってのけてしまう方が多いです。
まさに孤独との戦い!僕自身も共作以外は基本全行程を一人で制作を完結させています。

DTMerは超人!最強!

先程さらっと曲作りの全行程を一人で完結させるのがDTMerと述べましたがこれは冷静に考えると常人のやることではありません。野球で例えると全てのポジションに対応できるようなもの
先日僕も制作をしていて、ふと冷静にプロジェクトデータを見ると「こんな膨大な作業量は本来一人でやるものではないんじゃないか?」と思いました。
むしろ一人で制作をすることが当たり前になってしまって感覚が麻痺しているのだと思います。
バンドだってレコーディングの時はレコスタでエンジニアを雇ってレコーディングからMIXなどのエンジニアリングを頼むぐらいです。
演奏のみならず、作詞、作曲、編曲、ミキシングまで一人でやるのは狂気の沙汰!DTMerは超人!最強!

DTMerの感覚は一般常識からかけ離れている

DTMerの感覚は狂っています。本当に一般常識からかけ離れています。
  • 機材やプラグインに対する金銭感覚
  • 徹夜で作業
  • SNSに投稿するラーメン率の高さ
  • マニアックすぎる知識
セールが出るたびに財布の紐が緩くなるのはもはや普通。20万以上のDTM関連の機材を平気で買い揃える金銭感覚はDTMをしていない一般人からすると驚きでしょう。
僕も機材投資の金銭感覚が狂っていたピーク時は毎週のように新しい機材やプラグインを導入していました。それほどまでにのめり込む魅力がDTMにあるからこそなのです。
周りの友人が車を買ったり、結婚して家を買っていく中、たった一人の戦士として黙々と必要な機材を買い揃えていくのです。まるで恋焦がれるように…。その姿はドラゴンボールZに登場する未来トランクスのようです。
そしてDTM自体が未だ一般的に認知されておらず、そのマニアックすぎる知識はなかなか会話できる相手がいません。
zunx2「あのプラグインの音がめちゃくちゃ良くてさー( ^ω^ )」
友人「プラグインってなに?(・・;)
近年では少しずつDTMが世間に広まってきており、テレビ番組で取り上げられるほどになりましたがそれでもまだ一般的ではないでしょう。
僕も仕事を聞かれる時はDTM講師では伝わらないので作曲の講師をしていますと言っています。本当DTMerの常識は一般人からすると常識からかけ離れています。異常だからこそ常人ではなし得ない技術を手に入れた超人であるのだと思います。

DTMerの需要は急速に高まっている

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ここ1、2年でDTMerの需要は急速に高まっていると感じております。僕は仕事の関係でエンジニアだったり、アレンジャーとしてレコスタにいくことがありますがここ最近ではバンドマンがレコーディングをセルフで行うパターンが増えてきております。
  • DTMが昔と比べ始めやすくなった
  • チュートリアルがYoutubeやブログに増えた
  • 弾いてみたや歌ってみたが音楽家の中で大衆化した
  • 普段から使用している機材(アンプシミュレーターなど)がDTMでもそのまま使える
これらの要因からDTMを始めるバンドマンが増えてきており、実際に聞いた話ですが制作コストのことなど考えるとセルフレコーディングにしてしまおうという考えだそうです。
実際にコロナ禍でのアーティスト活動は音源のリリースラッシュが起きており、まさに弾数勝負と感じさせるほどです。その中で事務所やレーベルに所属していないインディーズアーティストが高額なコストを毎回負担してリリースラッシュで勝負するのは金銭的に現実的ではないという判断なのかもしれません。
そのためバンド内に一人でもDTMerがいればセルフレコーディングが可能になるということでDTMerの需要は急速に高まってきていると考えています。
またレコーディングのみならず楽曲のアレンジでもDTMerが重宝されるケースがあり、僕自身もバンド側から曲のアレンジを頼まれることがあります。

セルフレコーディングとコスト、音質の話

僕個人の考えとしてはインディーズアーティストのセルフレコーディングは大歓迎です。というのもインディーズアーティストからすれば彼らの金銭感覚はDTMerよりも全然一般人よりですし、DTMerからすれば外注で数万円というのはよくある話ですが一般的な感覚の人からすれば音源制作費で何十万というのはパッとイメージが付かないものだと感じております。その一般的な金銭感覚にエンジニア側が合わせて値下げ合戦をしてもデフレが進むどころかまさにレッドオーシャンになります。
なのでまとまった制作コストの用意が難しい場合はレコーディングだけアーティスト側でセルフでしてしまってMIXやマスタリングだけ外注というパターンの方が今後のDTMの普及の流れを見れば現実的だと考えています。
一方、事務所やレーベルに所属していてまとまった制作コストが用意できるアーティストであればレコスタでエンジニアを雇う形の方が賢明だと考えます。
もう一つだけ掘り下げた話をしますと「セルフレコーディングの場合は音質はどうなるの?」という問いがあるとすれば、これに関して僕は音質はセルフレコーディングでも問題ないと考えています。
今現在、販売されている機材であればハイグレードのものでなくても音質面に関しては問題ないと考えてもらって良いです。
  • DAW
  • IF
  • アンプシミュレーター
  • ドラム音源
  • マイク
これらが必要となるソフトやハードですが僕の楽器屋店員時代の経験や数々の機材のレビュー、エンジニアとしての経験から考えると最近のDTM関連機材は音質のクオリティが非常に高いです。DTMの機材は高額のイメージがある方もいると思いますが実際はエントリークラスの機材でもそこそこ戦える音質だと僕は認識しております。
もちろんある程度DAWの操作やレコーディングの知識は必要ですからそれらを身に付けた上でセルフレコーディングをしてもられば音質面においての心配はございません。

宅録プロジェクトとして活動されているMasahiro Moriさんの作品。
こちらの作品でももちろんセルフレコーディングで製作されています。MIXは僕が担当させていただきました。セルフレコーディングされたトラックは一つ一つ十分なクオリティでしたのでアーティストのセルフレコーディングは今後増えていくと確信しています。その結果DTMerも増加するのです。

DTMerはブロリーだ!!

スクリーンショット 2019-07-06 22.54.08
ここまで述べてきたことも踏まえた上でもう一度DTMerは最強だと言いたいです。あらゆる場面において今後、音楽家の間ではDTMerは必要とされる存在になると考えています。まさに音楽界のブロリーです。
  • 作詞
  • 作曲
  • 編曲
  • レコーディング
  • MIX
これらを一人で可能とするのがDTMerと言いましたがもう一つ付け加えると今後はライブステージでも必要とされる存在になります。いわゆる同期音源の管理をするマニピュレーターの側面もDTMerは兼ね揃えているからです。
近年流行しているアーティストの曲ではバンド演奏だけでは不可能な音色を盛り込んでいることがあります。それがいわゆる同期音源です。もちろん同期音源もDTMerは制作&管理が可能です。アイドルの現場でもマニピュレーターが音源の管理をするケースがあります。
コンポーザー、エンジニア、マニピュレーター、3つの役割を兼ね揃えたDTMerになれるともはや怖いものはないんじゃないかとそう感じるほどです。ただラーメンを食べてSNSに投稿しているだけではないのです。

おわりに

いかがでしたか?DTMerの超人さを感じていただけたでしょうか?今現在、DTMerの方もこれからDTMerになる方もぜひ胸を張って「俺はDTMerだ!」と言っていただきたいです。
なぜならDTMerは最強だからです。この記事を読んでいるDTMerのあなたはDTMerであることに誇りを持ちましょう。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
体験レッスン

というわけで今日はこの辺で!ではまた

2020年の紅白歌合戦に出場し、話題になったYOASOBI。代表曲の夜に駆けるが大ヒットし、Youtubeでは1億再生を突破しました。若い世代を中心に人気のこのユニットは2019年10月1日に結成したばかり。「小説を音楽にするユニット」と言うコンセプトで楽曲制作を行い、瞬く間に人気音楽ユニットになりました。

↑YOASOBIのデビュー曲でもあり、代表曲の「夜に駆ける」
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大人気のYOASOBIですが作曲者のAyaseさんの楽曲制作環境がネット上で話題になりました。このことについてまとめておきたいと思います。

Ayaseさんの制作環境はめちゃくちゃシンプル

先日ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージックという音楽番組でAyaseさんの楽曲制作環境が紹介されていました。その制作環境がDTMerの間で話題になりました。制作環境の使用機材は
  • PC:Macbook Pro(2010)
  • DAWソフト:Logic Pro X
  • ヘッドホン:audio-technica(ATH-M40x)
といったまさにめちゃくちゃシンプルな制作環境です。IFすら使用しないのが斬新ですね。本人は「IFとは?」といった感じなんだとか…。夜に駆けるではピアノをリードサウンドとして使用されているのでMIDIキーボードも使用しなかったのも驚きです。必要最低限の機材で紅白出場を果たす楽曲を作ったと思うと夢を感じますね。
この制作環境を見て様々な意見があるかと思いますが僕の感想としてはこれだけDTMは手軽に始められるようになったと証明されているのではないでしょうか?打ち込みを基本にした楽曲制作ならば確かにDAWソフトとヘッドフォンがあれば楽曲制作はすぐにでも始められます。なので少しでもDTMに興味がある方は始めてみてはいかがでしょうか?

自宅で作った曲が大ヒットする可能性は全然ある


Ayaseさんのように自宅で楽曲制作をし、音楽活動をされている方は他にもたくさんいます。
2020年のグラミー賞で4部門を受賞し、世界を代表するトップアーティストになったビリーアイリッシュもその一人です。兄のFinneas O'Connellが主に楽曲制作を担当していますがその制作環境も自宅です。

こちらの動画では制作環境を紹介しています。Ayaseさんほどシンプルな制作環境ではありませんが使用している機材はハイグレードのものばかりではありません。
  • DAW:Logic Pro X
  • モニタースピーカー:YAMAHA/HS5、HS8S
  • ヘッドフォン:Audio-Technica/ATH-M50x
  • IF:Universal Audio Apollo X
  • マイク:Audio-Technica AT2020。Neumann(ノイマン) TLM103
  • MIDIキーボード:AKAI/MPK mini MK2 RED。Native Instruments KOMPLETE KONTROL S88。ROLI Seabord RISE 25
これらの機材を使用し、楽曲制作されているようです。使用機材の中にはエントリークラスものもあります。このように自宅で制作した曲が世界で大ヒットする可能性はDTMerの誰しもが秘めていると言うことです。

さらにはイギリスのロックバンド、Bring Me the Horizonもコロナの影響により、一時制作中断を考えた音源を完全リモートの制作で行い、リリースした事例もあります。このように最先端で活躍するアーティストは皆DTMをしているものなのです。それだけDTMはアーティストにとって身近なものになったということです。

楽曲制作にハイグレードな機材は必要なのか?

ではこれらの事例も含めて楽曲制作に高い機材は必要なのか?という問いにDTM講師の僕から考えを述べさせていただきます。結論から申しますと楽曲制作にハイグレードな機材は無くても良いです。 
Ayaseさんの制作スタイルのようにPC、DAW、ヘッドフォンの組み合わせでも楽曲制作は可能です。しかしハイグレードな機材が必要になってくるとしたらどういう時なのか?という問いがあるとすれば
打ち込みだけではなく、オーディオレコーディングやMIX、マスタリングも全て自分でするのであればハイグレードな機材はあった方が上手くいきやすいと述べます。音質面をシビアに考える必要があるのがレコーディングやMIXで「少しでも音質を良くしたい!」と考えるあまりに皆ハイグレードな機材を揃えていくものです。
  • 作曲や編曲だけに特化するならばシンプルな制作環境でも可能
  • レコーディングやMIX、マスタリングまで全て自分で行うのであればハイグレードな機材があると円滑に行きやすい
僕なりの考えをまとめるとこのようになります。ここで一つ、「じゃあハイグレードな機材を揃えているのに上手くいかない!」という場合はどうなのか?という問いについてはそれがもし独学でDTMをされて上手くいかないのであれば、素直にスクールに通うなどしてプロから教えていただきましょう。
良い機材を持っているのに上手くいかない場合は大体は技術面に問題があります。
さらにもう一つ述べるとすれば現代のDTM機材はエントリークラスでもそこそこなクオリティを出せると感じています。なので機材やプラグインを買う前に一度、自分の制作方法に問題はないか手法を見直してみるのも大切だと感じております。

おわりに

いかがでしたか?このように現代のDTMはアーティストの夢が詰まったものだと感じております。自宅で作った曲が世界的に大ヒットする可能性は誰もが秘めていると考えるとワクワクしてきませんか?
そして、音楽シーンで活躍されている作曲家は実はボカロPもしていますという事例もあり、ボカロPから有名になった例もあります。
今回紹介したAyaseさんもボカロPですし、米津玄師さんも元々はボカロPです。まさに音楽界のトレンドであるDTMに少しでも興味がある方はぜひ始めてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

最近僕の周りでもDTMに興味が沸く方が増えてきました。2020年現在のDTMシーンを見る限りはDTMを始めるには絶好のタイミングと感じております。これも何度も記事にして発信していることですが今のDTMは始める敷居がめちゃくちゃ低いです。一昔前のDTMはお金がかかる!というイメージを完全に払拭してくれています。 それくらいDTMは音楽家の間でブームでもありトレンドなのです。

↑これからDTMを始めようと考えている方向けの動画です。
『DTMは独学でも可能か?』という質問がよくあるのでこのことについてDTM講師をしている私から回答させていただきます。

DTMは独学でも可能


結論から申しますとDTMは独学でも可能です。DTMのわからないことやトラブルシューティングに関して今はネットで検索するとかなりの確率で問題解決のヒントになる記事や動画が出ています。
DTMブロガーヤDTMYoutuberも増えており、チュートリアル動画や記事も多く発信されています。なのでDTMをこれから始めたいと考えている方はとりあえずは独学でも始めることは可能と考えていただいて良いです。
僕自身もこのブログでDTMerのための記事を多く執筆しておりますのでDTMのことに関して検索すると何かしらの記事にヒットすると思います。またSNSにもDTMerは多く存在しており、Twitterなどでわからないことを質問すると誰かが助けてくれるといったこともあります。そういったこともあるためDTMシーンは助け合いの精神が強い界隈と感じております。

↑私がYoutubeに投稿しているチュートリアル動画。
なので少しでも興味がある方はまずは独学からスタートするのも全然ありです。

上達は独学よりもレッスンの方が何倍も早い

先ほどDTMは独学でも可能と申しましたが上達に関しては独学よりもレッスンを受けた方が何倍も早いです。これはDTMに限った話ではないと思いますが特にDTMはレッスンを受けた方が早いです。
DTMにも基本操作や効率的な操作方法、応用テクニックがあります。よくある例としては基本的な操作や効率的な操作がわからずに独学で進めていった結果、作業スピードが上がらずにDTMは細かくて面倒臭いものというイメージを持ってしまうことです。
このイメージを持ってしまったがためにDAWソフトを開くことが億劫になり、一つの作品を完成させるのに3ヶ月や半年以上、もしくは1年以上かかってしまったという例もあります。実際のところ、DTMはちゃんとした操作方法を習得して作業をすれば一つの作品を作る時間は1ヶ月程度で作ることは全然可能です。最初、私も独学でDTMをしていましたが限界を感じて4年ほどレッスンに通った結果、今ではDTMは音楽をする上でめちゃくちゃ便利なものと感じております。
なので質問についての回答をこれらを含めて改めるとDTMは独学でも始めることは可能だけど上達するためにはレッスンに通った方が良いという回答になります。

音楽経験が無くてもDTMで楽曲制作は何歳からでも楽しめる

以前記事で音楽経験なしで30歳からでも作曲は可能と述べましたがここでも改めて発信しておこうと思います。実際に私の生徒さんには30歳から作曲を始める方や50歳から作曲を始めた方がいまして、現在では作曲を楽しめるようになり、レッスンに通い続けてくれています。現代のDAWソフトは作曲初心者でも十分に作曲が楽しめるアシスト機能が豊富に搭載されていますので基本操作や効率的な操作をちゃんと学ぶことで何歳からでも作曲を楽しめるのです。

↑こちらは私がCubaseの基本操作や便利機能を紹介している動画です。
また既に楽器経験や作曲経験がある方がDAWソフトの操作方法を基本から応用まで学ぶことができればまさに鬼に金棒。今まで自分が音源として形にしたかった曲をスピーディーに作り上げていけます。さらには今まで自分の中には無かった発想が生まれることがあるのでさらに音楽の奥深く楽しめるようになります。実際に私もDTMを始める前はパンクやメロコアといったジャンルをしていましたが今では様々なジャンルの音楽を楽しみたいと考えるようになりました。

おわりに

いかがでしたか?簡潔にまとめると
  • DTMは独学でもネットに多くの情報があるので始めることは簡単
  • 上達をスピーディーに求めるであればレッスンに通った方が良い
ということです。僕もDTMを独学で1年やってみましたがすぐにギブアップしました(^^;)
地元にDTMスクールがあったので駆け込む勢いでレッスンを受けました。振り返ってみるとあの時、ちゃんと基礎から応用までDTMスクールで学んで正解だったなと思っています。
独学の場合はいろいろな情報を鵜呑みにしてしまっていわゆる頭でっかちな状態にもなりやすいです。なので私のオススメはとりあえずは独学で始めてみてきつい!と思ったらレッスンに通うことをオススメします。というわけで今日はこの辺で!ではまた

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