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DTMで人生を変えた男の機材レビュー!制作のノウハウをお届け!

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カテゴリ:DTM機材/プラグイン > IK Multimedia

ソフトウェアアンプシミュレーターの代表格といえばAmpliTube。アンプメーカーからライセンスを得るほどに高いこだわりを感じるAmpliTubeからなんと新バージョンがリリースされました。

今回のバージョンアップによりAmpliTube 5となりました。

400種類を越えるギター / ベース用ギア・モデルを収録


今回のメジャーアップデートによりギター/ベースアンプシミュレーターの数はなんと400種類以上。Amplitubeのこだわりを強く感じられるポイントはなんと100種類以上のすベてのキャビネットを再測定 。キャビネット1つ1つをリフレッシュして、合計でなんと143,000以上のIRデータを収録している点です。さらにはその他、外部からIRデータをインポートすることも可能です。まさに恐るべくこだわり…。ソフトウェアアンプシミュレーター界のまさに老舗の意地を感じます。

UIを一新!さらに自由かつ直感的なカスタマイズが可能に


シグナルチェインが今まで以上に自由かつ直感的にカスタマイズが可能
。UIも一新されています。アンプ直結!といった漢のセッティングはもちろんのこと、複雑なルーティングも容易に可能になりました。
例えば2台別々のヘッドアンプ、キャビネットを同時に鳴らすことはギタリストがやってみたかったことの一つではないでしょうか?Amplitube5ではそういったギタリストがやってみたかったことを簡単にソフトウェア上で再現してくれます。

T-Racksシリーズのエフェクトが使用できるミキサーを新規追加


「DAW側ではなくAmplitube内で音作りを完成させてしまいたい…。」こう考える人も多いのではないでしょうか?
Amplitube5ではミキサー機能を追加T-RackSシリーズで評価の高いEQやコンプなどの19種類のエフェクトがAmplitube内で使用できます。
これはライブやスタジオでAmplitubeを使用したいと考える方には嬉しい新機能ではないでしょうか?細部まで自分の音作りを存分に楽しめます。

エフェクトペダルやヘッドアンプ、キャビネットも新規追加


AmpliTube 5では、2種類のストンプ、5種類のアンプ、1種類のキャビネット、T-RackSシリーズで実績のあるプロセッサーを含む19種類のラック・エフェクト、2種類のルームなど新規ギア・モデルに加え、100種類以上の再キャプチャーされたキャビネットを含む、129種類の新規ギア・モデルが追加されました。
充実した追加ギアではないでしょうか?
特にハイゲインアンプのdieselのモデリングが追加されており、クオリティの高さが注目されています。他には改造マーシャルとしても知られるFriedman。ハイゲインアンプの最高峰BognerPRSも追加されています。ベースアンプにはAguilarを追加。まさにメジャーアップデートに相応しい充実した新規アンプモデリングの追加です。

おわりに


いかがでしょうか?このアップデートに興奮するギタリストもいることでしょう。これからAmplitubeの導入を検討されている方も楽しみな要素が多く盛り込まれているのではないでしょうか?Amplitubeはギタリストの「あーしたい、こーしたい」を可能にしてくれる非常に自由度の高いアンプシミュレーターです。ソフトウェアアンプシミュレーターとは思えないクオリティを是非感じてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

T-RackS5IK Multimediaさんより発表されました
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早速僕も導入しましたのでレビューします

マスタリングがこれ1つで完了する One

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T-Racks5を導入して一番感動したのがOneでした
マスタリングの際に今まで色々プラグインを挿していましたが
これ1つでなんとかなる!という手応えを感じました
プリセットのComplete Oneが素晴らしいです
これ一つで完成!という謳い文句のプラグインはどこかが弱いといったイメージでしたがこれに関してはそんなことがありませんでした

↑マスタリング前の音源です

↑Oneを使用したマスタリング音源です
音圧を上げた際にも歪みなどは感じられず綺麗にボリュームを上げてくれます

万能デジタルEQ EQual

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万能です。これがしたかったんだ!を用意してくれています
まさに親切設計の万能デジタルEQです
・最大10バンドまで可能
・Neve、SSL、APIなどアナログEQ名機をモデルにしたフィルター・カーブも呼び出すことも可能です
・L/R、M/Sモードの切り替えも可能
今後僕のミックス、マスタリングでも重宝することが間違いないで
す。
Oneと組み合わせて使えばシンプルかつさらに時短になります
マスタリング時にもちろんM/Sモードに切り替えてS成分の超低域だけ削るという使い方もできます
このままでは○avesのQ10の出番が無くなるのでは…
そして名前がオシャレなのもお気に入りです

音を太くしてパワーを出すのに最適 Dyna-Mu

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アメリカ製の名機をモデルにしたコンプレッサー/リミッター・モジュールです
いわゆる挿しただけで音が太くなる系です
MIX時にも使用可能でボーカルの音を太くする
ドラムBussトラックにかけることでまとまりや太さを出すことが可能です
こちらもL/R、M/Sモードの切り替えが可能なので様々な用途で使えそうです

リファレンス音源を取り込んで特性をマスタリングで適用

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僕もこれが一番気になっていました
気になっていた通りの時短系マスタリングプラグインです
リファレンス音源を4つまで取り込むことが可能、そのマスタリングの特性を自分の2mixに再現するといったチートです
もちろん2mix次第ですが作業スピードが加速します
聴感上の音量感もかなり近くなります
マスタリングする時間を減らして作曲にもっと時間を使いたい!って方にはちょうど良いです
使い方としては
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1.リファレンス音源を取り込んでLearn Referencesボタンを押す
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2.リファレンス音源の特性が読み込まれたら、Learn Sourceボタンを押すと自分の音源が解析されます
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3.Matchボタンを押すとリファレンス音源の特性を自分の音源に適用し自動でマスタリングしてくれます
またEQも自由に動かすことも可能です
↑ちなみに先ほどのOneでマスタリングした音源をMaster Matchで解析して適用した音源がこちらです
自分でマスタリングはせずにMaster Matchにまかせただけです
簡単な手順でマスタリングが完了できます

終わりに


zunx2の2017年の買って良かったプラグインにノミネートされました
時短系プラグインが僕は好きなので素直に作業が楽になると感じました
さらにスタンドアロンで使用可能です
マスタリングでいつも困っているという方はぜひ導入してみてください!ではまた

臨時収入が入ったので今回 IK Multimediaさんから出ている
ARC2 System(Advanced Room Correction System)を導入してみました
近々2.5が出るという情報を買ってから知った笑
IMG_0692

購入した理由

なぜこれを買ったかと言いますとMIX時やマスタリングをしている時に
ヘッドホンで良い感じにきてるのにスピーカーだと微妙ということが前からよくあって
ヘッドホンとスピーカーで聴くの往復が何回もありました
結局その中間を取るというような音の作りになっていたからです
それを今回解消してなるべくヘッドホンとスピーカーの往復を減らし
さらに効率の良い作業環境
にするべく導入してみました

音場環境を測定する

箱の中に入っているものはソフトウェアのシリアルコードが記載されている紙と
音場を測定するコンデンサーマイクです
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測定するときはソフトウェアの指示にしたがって
マニュアルで指定されたポイントにマイクを立てて測定していきます

測定
※図はイメージです。実際にはメーカーからマニュアルがあります
図が下手ですがイメージ的にはこの丸がいっぱいあるのがポイントだと思ってください
色々散りばめられたポイントにマイクを耳の位置の高さくらいにスタンドで立てて集音します
この時ガムテープでポイントを決めておくと良いと思います
IMG_0697
生活感が半端ないですがwこのようにマイクを立てて集音しました
そろそろ掃除しますw

音場を測定するとえらいことになっていた

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オレンジの線が補正前で白線が補正後です
使っているモニタースピーカーはYAMAHA HS5です
明らかに補正前の環境は低域のバランスが悪いです
これは部屋の環境により色々なものに音が跳ね返って自分の耳に音が届いた結果
このような聴こえ方を自分の作業スペースでしていた
ということです
このことからわかることはモニタースピーカーを使っていても部屋の状態によってはモニタースピーカーが本来持っている力を発揮できていない可能性があるということです
この結果からヘッドホンとモニタースピーカーの往復が多い理由が納得できました

音場補正をしたことで違和感が無くなった

IMG_0701
これはまさに革命が起きました
今までのヘッドホンとモニタースピーカーでの往復がこれで無くなる
そう思える瞬間が起きました
ヘッドホンとスピーカーもYAMAHA同士だからか聴こえ方もフラットに近い感じがします
そして何より低域が見える!!音像を見るとはこのことか!!っと一人で呟いてました笑
低域の解像度の高さが前回のバージョンよりもなんと4倍の解像度だそうです
実際にマスタリングを早速行ってみたのですが
「おい!まだ音圧出せたやんけ!」と声に出してしまいました
悪い音場で調整をしていたため音圧が出し切れていない部分があったということでした
そのためMIX時も同様でもっと追い込んだ音作りが可能になったということです

様々な再生環境をモデリングしたプリセットがある

今まで自分は様々な再生環境で音を聴いてはPCに戻り再度調整といったことをしていましたが
これがホンッットにめんどくさかった(゚皿゚メ)
しかしこれもARC2を使うことでこの手間が無くなりました
実は音場補正だけでなく様々な再生環境のモデリングプリセットがあるので
カーステレオ、PCのスピーカー、携帯のスピーカーなどDAW上で再生環境を想定することが可能になりました
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↑カーステレオの音場モデリング
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↑携帯電話などの音場モデリング
これを発見したときは「まじか!?まるで救いの女神のようだプラグインだ!!」と声を発して
おかんに何言ってんだwと変な顔をされてしまいました
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さらに音場は自分でカスタムして作ることもできます

終わりに

IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5
今回ARC2を導入したことでやっとモニタリング環境のモヤモヤが晴れました
今まで「え!なんでこの再生環境だと違和感があるんだ」ということがありましたがこれで解消されるかもしれません
ついにヘッドホン、スピーカー往復作業に救いのプラグインが来てくれました
今回で明確になったのがどれだけ良いプラグインを持っていたとしても再生環境が悪いとうまく調整をかけることは難しいということです
なのでこれからDTMを始められる方はダイナミクス系のプラグインよりもまずは先にモニタリング環境に力を入れることをオススメします
モニタリング環境が悪いとどんどん沼にハマっていくだけです
これでは作業効率が悪すぎるし挫折してDTM自体をやめてしまいかねません
私はそんな未来をこのブログを見てくださっている方々にはおくってほしくありません
モニタリング環境さえ良くしてしまえばDAW付属のプラグインでもそれなりに戦うことは可能だと感じています
まずはモニタリング環境でライバルに差をつけましょう!
というわけで今回はARC2のレビューでした
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

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