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カテゴリ:ドラム音源 > BFD3

僕がいつもロック、メタル系の楽曲を作る際に使っているドラム音源のBFD3での
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
音作りの仕方を大公開します
実際に使っているプラグインの紹介やパラメーターの設定、技、などをわかりやすく動画と記事にしています
ラーメン屋でいうところの秘伝のスープの作り方です
ここから先は限定公開記事にしています
一部の記事がPASS付きの限定公開となりました
↑見たい場合はこちらをご覧ください
↑noteでも単体として公開しています。PASSではなく単体として見る場合はこちらをどうぞ続きを読む

BFD3のレイヤー(音を重ねる)の仕方を記事にしておきます
youtubeにて動画も公開しておきました

2種類のスネア、キックを用意

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そもそもレイヤーって何やねん?ということなのですが単純に音を重ねるだけです
レイヤーは音を重ねて厚みを出したい場合などに使ったりします
今回はスネアとキックです。
BFD3の場合はパーツの項目からドラッグ&ドロップで配置することができます

Link機能を使ってレイヤーする

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Linkモードに設定します
Linkモードにすると何と何を結びますか?といった感じに青の線が出ます
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このようにLinkしたものは青線で結ばれてレイヤーしていることがわかります
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同様にキックにもLinkを使ってレイヤーすることで2種類の音が鳴ります

まとめ

1.レイヤーしたいものを2種類用意する
2.Linkモードに切り替え
3.レイヤーしたいものをドラッグすると青い線で結ばれて同時に音が鳴ります
やり方としては以上です
レイヤーすることで音に厚みが増して迫力が出ます
激しいバンドサウンドで使うことが多くなると思います
いまいち、ドラムの音に迫力が足りないんだよなーという場合にレイヤーしてみてください
ではまた

自身の楽曲制作ではBFD3の使用頻度が高いです。かれこれ3年ほど使ってきました。
それくらい今でも気に入っているドラム音源です。
しかし自由度が高く操作性も少々難しいことから最初の頃は使いこなすまでに苦戦しました。その際に私が工夫したことを記事にまとめておきます。何かの参考になれば良いなと思います。
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3

外付けHDDにライブラリをインストール

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BFD3は大容量のドラム音源で55GBのディスク・スペースから155GB相当のロスレス・サンプルをストリーミングしています。PC本体にライブラリをぶち込むとHDDやSSDの容量をかなり使用します。
メーカーも外付けHDDにライブラリをインストールすることを推奨していますので
私はまず外付けHDDにライブラリを移しました。
もっと突き詰めるとBFD3の動作をさらに軽くするということができます。
BFD3マスターセミナー(最後)BFD3は軽くできる
↑詳しくはメディアインテグレーションさんのマスターセミナーの様子を参考にすると良いですよ。
わかりやすく開設されているのでおすすめです。

マイクの音量バランスで音色を作る


BFD3で上手く音を作るためにはマイクの音量のバランスが重要です。
特にキックのIN、OUTやスネアはトップやボトムの音量バランスで音色がガラッと変わります。
キックの音色をビーター寄りにするのか、スネアの音色をスナッピーの質感を強調するのかでドラムサウンド全体のまとまりが大きく変わりますので、EQやコンプで処理をする前にまずはマイクの音量バランスでしっかりと音色を作りましょう。

2種類のスネアをレイヤーさせて音に厚みを出す

どう頑張ってもスネアの音に厚みが出ない!!という状態が発生しました。
そしてロック系のドラムサウンド特有のスパーン!!という抜けの良い音がなかなか作れず苦戦しました。メタル用プリセットを読み込んでも「ボスッ!」という抜けの悪い音になってしまいました。
そこで試してみたことがスネアを2種類重ねることです。
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通常はスネアは1つ置いてある状態ですがスネアをもう一つ読み込ませてLinkからスネアを2つ重ねることができます。
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私はトップとボトムで別々のスネアを使いました。これによってまた一味違う音が鳴ります。
ボトム側の音量を上げるとスナッピーの質感が付加され、スネアらしい響きが生まれます。
スネアの音で迷走しそうになったらこれをぜひ試していただきたいです。

↑こちらの動画も参考にしてみてください。

金物はアンビエンスマイクの被り量で調整する

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金物単体の音量をフェーダーで下げても音量が変わらないんだが!?
という現象が発生しましたこの場合は右側のAmbient Micsのパラメーターで被り量を調整した方が音量が変わります。
「これは初見にはわからないだろw」という情報だったので私もこれを知った時は驚きでした
アンビエンスマイクだけで8種類あるので要注意です

音の余韻はDampingで調整する

特にバスドラとタムは余韻が結構鳴りますのでビートを刻んで行く時にもたってきてスッキリしないことがあります。この場合はDampingのパラメーターで調整しました。
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Dampingを右に回していくと余韻を減らしていけます。スッキリさせたい時にぜひ試してみていただきたい

気に入った音がプリセットにない場合の対象法

BFD3内部のエフェクトで音をある程度作りました。
私はプリセットが正直微妙だと思ったのでそのまま使うということをしませんでした。
基本的にはMIX時は音を調整するといった感覚にしたいのでBFD3内でプリセットに気に入った音がないならば改めて音色を作り直します。
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バスドラムはメタル特有のベチベチした音にしたいならば
EQでローとハイを上げてミッドを下げることでベチベチした音に鳴ります。

激しいドラムサウンドを作る場合は拡張音源を使用

どれだけ頑張っても好みの音にならないという場合は拡張音源を買うのが無難でした。
上記のBFD3内部で音を作るのもありですがこっちの方が気に入った音に辿り着くのは早いです。
BFD3標準ライブラリは私の個人的な印象ですがPOPSとかJAZZ向けだと感じています。
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3/2 Expansion Pack: Oblivion
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3/2 Expansion Pack: Oblivion
OBLIVIONというメタル専用の拡張音源を買いましたが
最初からある程度音がメタル用に作ってあるので断然こっちの方が作業が早くなりました。
むしろもっと早くこれを手にしていれば無駄な努力をしなくて済んだといっった感想でした
ドラムの音を作るというプロセスをなるべく早く済ませたいならばオススメします

関連記事:BFD3:破壊力のあるロック系ドラムの音作り

DAWにパラ出ししてさらに調整する

ある程度作った音にさらにDAW側にパラで出力してさらに追い込んでいきます。
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各パーツごとに出力していきますがアンビエンスマイクは私はオーバーヘッドとルームの2つだけ出して残りはまとめておきました。ヽ(TдT)ノ正直8種類もアンビエンスマイクのMIX処理をしてられない笑
MIXした際に使ったプラグインを少しだけ紹介して起きます
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Waves V-EQ
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Waves CLA-Drums
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Waves Maxx Bass
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A.O.M Tau Compressor
などのプラグインを使いました

プロジェクトが重くなってきたらフリーズ機能を使う

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さすがBFD3、大容量というだけあってかプロジェクトデータが重くなってきます
CPUの付加が大きくなってくるとプツプツと音切れが発生することがあります。。
この場合、CubaseであればBFD3をフリーズ機能で一時的に軽くさせることで解消することができます。
これは他のインスゥルメントでも同様なので重たいと感じるものはフリーズをかけてしまいましょう

おわりに

BFD3はクリエイター目線でいうと「そのまま即効使える音」ではないと感じています。
個人的にはドラム音源で大事なところは
生っぽさも重要なのですが「すぐに使える音」というところも大事だと思っています。
操作面や音の面で癖があるドラム音源ですが1番生っぽさがあって厚みがあるのはBFD3だと感じています。
激しいドラムサウンドを作られる方は拡張音源を買ってしまった方が楽だというのは推しておきます
というわけで今日はこの辺で
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

おはようございます。 最近BFD3を使って4年以上が経ちました。今では自分なりに使いこなせるようになり、BFD3を愛用しています。FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
様々な方が使いこなすのに時間がかかった、苦労したというレビューを目にすることがあります。僕も最初は本当に戸惑いながら使用していました。
具体的にBFD3のどういったところに苦戦するのか、良い部分なのかをまとめておきます。

BFD3の音はかなり生のドラムサウンドに近い

 
一番最初に使って感じたことは音に関してはすごくリアルです。
生ドラムの音にかなり近いと感じております。全体的に音の太さがとにかく良く、バンドアンサンブルにおいて、存在感を持ってくれます。金物の質感も繊細でばっちりです。1本1本立てられたマイクに対してそれぞれの被りまでしっかり入ってるくらいです。特にバスドラは音が太いので重心のしっかりしたドラムサウンドになると感じました
他のドラム音源にはないサウンドのリアルさと太さを持っています。
個人的には今の所、BFD3は唯一無二の音質の良さだと感じております。このドラム音源無しでの制作は考えられないと思うくらいです。
ですが使いにくさに関してはドラム音源界トップクラスの使いにくさとも感じております。

初見殺しが多い印象がある

初見で触ると「え!?」と感じることがいくつかありました。ドラム音源の中ではトップクラスで癖のあるドラム音源と今でもそう感じております。
現在はアップデートによりバグはかなり減りましたがそれでも初見殺し要素が多いと感じております。
  • GM規格に対応したドラムマップが用意されていない
  • 重い(BFD3とTrilianを使うとかなりプロジェクトが重くなる)
  • 音はリアルだが作り込んでやっとバンドサウンドに馴染む
  • 最初から入ってるKitはRock向けというよりは上品なJazzやPops向けだと感じる
  • アンビエンスマイクの多すぎ
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GM規格に対応したドラムマップがデフォルトで用意されていません
これは気にする人としない人がいると思います。鍵盤上にずらっと並んでいるドラムマップを覚えるか
BFD3側で自分でGM規格用のMapを作ることが必要になります。この作業が結構時間かかるのとだいぶちまちました作業になります。この作業だけでも心が折れる人もいるかもしれません。
Cubaseのドラムマップの規格はGM MapなのでここのセッティングをしないとCubase上で表示されているマップの音と違う音が鳴ったりします。これがいわゆる初見殺しなので特にDTM初心者の方は混乱するかもしれません。
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色々ドラムMapは用意されていますが私の場合はCubaseで打ち込むならGM規格で打ち込むことがほとんどです。バージョンUPしてからさらにドラムマップの種類が増えましたのでお使いの環境ではGM Map以外で対応できるかもしれません。
ちなみにAD2の場合はGM規格に対応しているドラムマップが用意されています。
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Grv.offにしないとリズムパターンが再生される


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最初、自分が打ち込んでいるMIDIによるリズムパターンとは別のBFD3内部のリズムパターンが再生されることがありました。これは右上にあるGrv.offを適用すると治ります。
自分以外にもこれを調べている人結構いたので
これは使用する際に気を付けてください。

金物がフェーダーを下げただけでは音量が変わらない

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これは最初「なんでだよ!?」と思ったことです。これはバグなのか仕様なのか…。

チャイナの音量が大きく感じたのでフェーダーを下げても音量が変わらないことがありました。
普通に考えたら下がるはずなのですがこれはアンビエンスマイクに音が入ってるというのが想定されているので金物は特にアンビエスマイクの設定を変えないと体感上、音量に変化を感じられない場合があります。
生のドラムサウンドもマイキングで大きくサウンドの質感が変わりますのでそういうところまでリアルに再現されているということなのでしょうかね。
このBFD3内部のフェーダーを触っても音量に変化が出ないというのはバグなのか仕様なのか今でもハッキリしたことが僕の中ではわかっていません。

アンビエンスマイクだけで8種類ある

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レコーディングエンジニアを始めてからドラムのレコーディングを普段から経験していますがその時はドラム3点、タム3、オーバーヘッド、というセッティングがよくあります。
ハットは嫌でもいろんなところにかぶるからハットは無しでやるという人もいるくらいです。
BFD3の場合はアンビエンスマイクだけでも8種類ありますのでこの調整がなかなか苦戦しました。アンビエンスマイクを全種類個別にパラ出しして処理するのは個人的にはオススメしません。アンビエンスマイクだけでかなりの数があるのでそれらを処理しようとするとかえって迷走してしまうと思います。
色々な解説動画も見ましたがアンビエンスマイクのルームだったりを完全にミュートさせる人もいました。やはりBFD3は中級者から上級者向けなのかなと感じています。
アンビエンスマイクを8種類使うレコーディングは滅多に経験できないのとかなり高額なエンジニア付きのスタジオ録音になるのでバンド経験者でもわからないことがあると思います。

最高の音質のドラム音源だが使いこなすのは手軽とは言い難い

個人的にはリアルが故に難しい調整も必要な音源なのかなと感じました。
プリセットが想像してたような音と違うというのがあったり特にMetal系はプリセットから少しいじってというよりは結構いじる必要があるでは?
と思う節がありました。
2種類のスネアをレイヤーさせてみたり、チューニングを変えてみたり色々試行錯誤しました。
メタルやラウド用の拡張音源のOblivionを使ってみたらそっちを使ってしっくりきたかな?と感じました。細かい調整の解説はMedia Integrationさんよりマスターセミナーの内容が掲載されているので参考になると思います。

僕からもBFD3を使いこなすための動画を用意しておりますので参考にしてみてください。
使い始めてかれこれ4年以上が経ちましたが音質に関しては最高レベルですが使いにくさに関しても最高レベルだと感じております。なので初心者の方にはこのドラム音源はオススメしておりません。
個人的にはBFD3を使いこなすための先生が必要なレベルだと感じているくらいです。それぐらいの暴れ馬なドラム音源だと思ってください。
↑筆者が実際にBFD3を使って制作した音源です。
生レコーディングしたギターやベースとの相性が抜群に良いのでBFD3を使いこなすとこのような音源のクオリティになります。極めがいのあるドラム音源ですので挑戦してみてください。

僕のBFD3の音作りをまとめてみました


どうしてもロック系の力強い音にならない!という悩み相談のDMを受けることが多かったのでこちらで僕なりの音作りを動画&記事にしてわかりやすくまとめてみました。
秘伝技:ロック、メタル系ドラムのMIXのやり方を公開します(PASS付き)

おわりに

BFD3使って最初の1年はだいぶ苦戦しました。
どのレビュー見てもみんな音良い!っていうのばかりで肝心な細かい部分はあまり書かれていない印象です最初からある程度作ってあって各楽器に混ぜやすいのがAD2。1から作り込んでいく!というスタイルの方はBFD3なのかなと思います
なので人によってはドラムの音を作る時間が結構かかちゃったりするかもしれないですね。私はだいぶかかりました笑。ドラマーとかドラム好きにはたまらない音源なのは間違いないです。
Metal系のスネアのスパッン!!っていう脳天を突き破るような抜けの良いスネアを作るのが難しく感じました。プリセットはポス!とかポン!となるスネアが多い印象がありました。
激しい楽曲を作るならば最初から拡張音源を買うことをオススメします

正直最初から入ってるKitは激しい曲よりも上品なJazzとかPOPS向けだと思います
しかし悪いところだけではなく
音自体は実物にかなり近いのでうまく使いこなせると凄まじいリズム隊になることは間違いないと思います。
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

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