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カテゴリ: REC

こんにちは
私はDTM講師をしながら地元金沢のバンドレコーディングをしております。全国流通音源やツアーバンドのレコーディングも経験してきました。
この記事ではそれらの経験から安定感のあるベースのRECとダイナミクスの処理方法を紹介したいと思います。
安定感のあるベースのRECと ダイナミクスの処理方法 (1)

アンプヘッド、プリアンプorアンプシミュレーターどっちでもOK

HARTKE ( ハートキー ) / HA2500 ベースアンプヘッド
HARTKE ( ハートキー ) / HA2500 ベースアンプヘッド EBS ( イービーエス ) / MicroBass 3 ベース用プリアンプ
EBS ( イービーエス ) / MicroBass 3 ベース用プリアンプ Line 6 ( ライン6 ) / HX Stomp マルチエフェクター
Line 6 ( ライン6 ) / HX Stomp マルチエフェクター
ベースのレコーディングでアンプヘッドとアンプシミュレーターで音質に差は生まれるのか?という質問をされることがあります。そこでこの質問に対する答えをしておこうと思います。結論から申しますとあまり大差はないです。
なので私の考えとしては基本はアンプヘッドでもアンプシミュレーターでもどっちでもOKです。アンプヘッドにこだわりがあるのであればRECで使えば良いと思います。
スタジオによく置いてあるHARTKE ( ハートキー ) / HA2500 ベースアンプヘッド でも全然問題なく良い音でした。
ちなみにですがHX Stompのベースアンプシミュでベースを録ったこともありますが十分戦える音でした。
スクリーンショット 2022-06-28 22.37.49
プラグインはUAD-2のAmpeg SVTVRがオススメです。普通に使える音で無難に良いです。プラグインを使うのであればドライで録っておけばあとでリアンプを簡単なので便利です。
最近感じているのは現代のIFは低域が綺麗に録れるのでベースのRECは宅録で全然問題ありません。
なのでバンドレコーディングの場合でもベースは自分で宅録で録ってしまうというのも私としては良いと考えています。
ぶっちゃけるといまどきのバンドマンでDAWを使えないのはめちゃくちゃ勿体ないので弾いてみたぐらいはできるぐらいにDAWの操作には慣れておくことをオススメします。
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ペダルタイプのコンプを通す

EBS ( イービーエス ) / MultiComp BlueLabel ベース用エフェクター
EBS ( イービーエス ) / MultiComp BlueLabel ベース用エフェクター
ベースは足元でコンプを通して録った方が録り音が安定するのでオススメします。エレキギターと違ってベースのダイナミクスは非常に大きいので録りの段階である程度音粒が揃っていた方がMIXで使いやすい音になります。
なのでRECの段階でも録り音の波形を見てある程度音粒が揃っているのを確認しながら録り進めてみてください。
ベースはMIXの時に手コンプやボリュームオートメーションを書くぐらいです。それぐらいダイナミクスが大きい楽器なのです。
ちなみにEBS ( イービーエス ) / MultiComp BlueLabel ベース用エフェクターを持っているベーシストはよくいるのでバンドRECでもよく使いますがベストセラーだけあって安定感のあるベースの音になります。
RECで大事なことはRECの段階から心地良く聴ける音で録れているか?ですので録りながらDAWから流れる音が心地良いか確認する癖をつけておくとMIXの時に「RECの時に〜しておけば良かった」ということが減ります。
逆を返せばRECの段階で心地良くない音はMIXの時に心地良くなる可能性も減るということです。

DIを通す

結論から言いますがベースはDIを通すのと通さないのとで録り音が大きく変わります。DIを通して録ってない方は騙されたと思って一度DIを通してみてください。DIを通した音、通してない音で低域の鮮明さと重厚感に大きく差が出ます。
RADIAL ( ラジアル ) / J48
RADIAL ( ラジアル ) / J48
ちなみにペダルタイプのDIならRADIALのJ48がオススメです。低域の鮮明さが抜群に良い。
RADIAL ( ラジアル ) / J48

AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER
AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER
ラックタイプの有名どころとしてはAVALONですがこれは低域がもっちりした音になります。ど定番でもあるのでエフェクトのノリも良いし、低域も重厚感がちゃんと出る。
スクリーンショット 2019-05-01 3.51.47
U5を通した場合はこれぐらい低域がしっかりと録れています。低域がこれぐらいガッツリ録れているぐらいの方がMIXの時にも調整が効きやすいです。

TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ
TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ
こちらもベストセラーであり伝統のベースペダルのSANS AMP。独特のドライブサウンドがウリですが意外とただのDIとして使っても良い音で録れたりします。私もRECで歪みとしてではなくDIとして使った時は普通に使える音でびっくりしました。
DIとコンプは通しておくとMIXで使いやすい音になるので鉄則として考えておいてください。それぐらい録り音に影響が出ます。

マイキングするならLINEの音も録っておく

マイキングをするのであれば基本はダイナミックマイクが鉄則です。コンデンサーよりもダイナミックマイクの方が低域に重厚感が出るので私はダイナミックマイクを使っています。
私の周りのベテランのPAさんやエンジニアさんもベースのマイキングは基本ダイナミックマイクと口を合わせて言うほどです。 SHURE ( シュアー ) / SM57 定番楽器用マイク
SHURE ( シュアー ) / SM57 定番楽器用マイク
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD 421-II
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / MD 421-II
ダイナミックマイクはこちらの二つがオススメです。個人的にはSENNHEISERのくじらちゃん推しです。
ちなみにマイキングの場合はDIからLINEの音も同時にRECしておくのもセオリーの一つです。なぜなら
  • MIXの時にマイキングした音とLINEの音の2種類を合わせて使う
からです。こうすることでマイクで拾った空気感とLINEの音を組み合わせることでより安定感のあるベースの音になります。
スタジオでRECしている時に「なんだかベースの音がしっくりこないな…」と感じる場合はぜひこの方法をお試しください。

ベースのダイナミクスをMIXで埋める方法

どっしりとした安定感のあるベースの音にするためにはダイナミクスをMIXで埋める必要があります。
ここで3つのダイナミクスを埋める方法を紹介します。
ベース
  • 手コンプ
  • ボリュームオートメーション
  • アナログ系コンプを挿す
これら3つの方法で音量を均一化します。
手コンプはボーカルのMIXでも使われる方法でイベントを個別で区切って音量を調整する方法です。

↑詳しい方法はこちらの記事で解説しています。
スクリーンショット 2019-05-01 3.47.16
ベースの手コンプはこれぐらい細かくイベントを区切っています。
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ボリュームオートメーションはフェーダーでボリュームの大小を調整する方法です。ボリュームオートメーションを時短させたい場合に便利なプラグインを紹介します。

WavesのBass Riderです。面倒なボリュームオートメーションの作業を時短することができる優れものです。
ベースはボーカルの如くダイナミクスが大きい楽器ですのでちゃんと処理をしないと安定感のないベースの音になってしまいます。ベースはそれぐらい丁寧にダイナミクスを埋める必要があります。
  • 手コンプ
  • ボリュームオートメーション
をした後に仕上げとしてアナログ系コンプを薄くかけます。ポイントなのが薄くです。深くかけすぎるとベースの音がバキバキになってしまうので私はあまり深くかけていません。
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私は1176のモデリングを使っています。

コンプレッサーは使い方を間違えると音質を劣化させるだけになってしまいますので使い方に気をつけて使いましょう。


コンプレッサーの基礎知識や使い方の注意点は上記の記事で解説しております。

おわりに

ざっと解説してきました。ベースはギターとダイナミクスの特性が違うため使う機材も異なります。
特にコンプとDIを通すのはセットで覚えておくと良いです。
ダイナミクスの処理もボーカルの如く、細かく調整する必要があるので意外とMIXで手間がかかります。それぐらい繊細な処理が必要だったりするのがベースなのです。CDで聴くようなどっしりした安定感のあるベースの音はこのような手間がかかっているということです。
ちなみにベースのインストゥルメント音源にこのダイナミクスの埋め方を同じ方法を使うのはオススメしません。RECしたベースの音にはこの方法は通用しますがインストゥルメント音源はまた別になります。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちは
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今日はボーカルレコーディングで発生するノイズの種類と原因&対策のいくつかを紹介します。

音割れの原因(クリッピングノイズ)

ピーク値
「レコーディングした音が歪んでしまっている」このような経験をされた方はいませんか?
これはREC時の入力レベルが高すぎて0dbを超えてしまった時に発生します。音割れしてしまった音源はMIX時に修復することは基本的にできません。
そのため、RECの時には必ず0dbを超えない入力レベルの設定でRECしましょう

「プチッ」というノイズの原因(プチノイズ)

いわゆるプチノイズと言われるものです。これはパンチインでRECした際のイベント又はリージョンのつなぎ目で発生します。
またMIX時に手コンプをした際にも発生することがあります。特にイベントの切り目が悪いとプチノイズが発生します。そのため手コンプはなるべく無音部分で切り目を入れることをオススメします。
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パンチインや手コンプをした際にイベントのつなぎ目でプチノイズが発生する場合は対策としてはつなぎ目でクロスフェードを入れることです。それでもダメな場合は最終手段としてノイズ除去プラグインを使用しましょう。

「サーッ!」というノイズの原因(ホワイトノイズ)

IFにマイクを繋げているだけなのに「サーッ!」というノイズが発生したことはありませんか?
これはホワイトノイズと言われるノイズです。歌を録っている時にホワイトノイズが混入すると非常に厄介です。電源の環境によってこのノイズ量がどれくらい混入するのかが決まるので気になるぐらいにノイズが入るのであればパワーディストリビューターをオススメします。
TASCAM ( タスカム ) / AV-P250 パワーディストリビューター
TASCAM ( タスカム ) / AV-P250 パワーディストリビューター

ホワイトノイズはノイズ除去プラグインである程度取り除くことが可能です。

WavesのZ-Noiseではこのようにホワイトノイズを除去できます。しかし同時に音質も劣化してしまうのでRECの段階からホワイトノイズがないことに越したことはありません。

「ボフッ!」というノイズの原因(ポップノイズ)

レコーディングをしている時にブレスがマイクに当たって「ボフッ!」という音が録り音に入ってしまったことはないでしょうか?これはポップノイズというノイズです。
REC時にポップガードを使用しているでしょうか?もしポップガードを使用していないのであれば絶対にポップガードを使用しましょう。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / PG11
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / PG11
ポップガードを使用しているけどそれでもポップノイズが入ってしまうという場合は鉄製のポップガードをオススメします。
SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / POP SHIELD
SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / POP SHIELD
鉄製のものは布製と比べて余分な低域を避けてくれるため、音質もクリアになります。

壁からの反響音の原因

コンデンサーマイクを使用してRECしていると壁に声が反響した音が混入したことはありませんか?
これもノイズになってしまいます。反響音が入らないようにREC時は吸音する必要があります。
反響音が入らないように吸音する方法は
  • 壁に吸音材を貼る
  • 壁に服や毛布などの布製のものを壁吊す
  • リフレクションフィルターを使用する
などです。賃貸だから壁に吸音材を貼るのが難しいというの場合は毛布を壁に吊すのがオススメです。
吸音材代わりになるものは身近に色々ありますが僕のオススメは毛布やカーテンです。

リフレクションフィルターを使うのも方法の一つです。これはマイクスタンドに設置するタイプです。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900 リフレクションフィルター
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900 リフレクションフィルター

リフレクションフィルターは反響音対策として確実な方法なのでこちらもオススメです。

ハウリングの原因

ハウリングはマイクで歌った声がモニタースピーカーから再生され、その音をまたマイクが拾うといった音の入出力のループによって発生します。
これは超基礎的な知識ですがボーカルレコーディングの時はスピーカーから流れたオケを聴いて歌うのでのではなく
  • RECはスピーカーはミュート、ヘッドホンでオケを聴いて歌う
これを必ず守ってレコーディングしましょう。こうすることでREC中にハウリングは発生しません。

おわりに

いかがでしたか?REC時に不要なノイズが入ってしまうとせっかくの良い歌声が台無しになってしまいます。
「MIXの時にプラグインでノイズを除去しよう!」このような考えを最初から持っていてはいけません。
RECの時にはノイズの混入を極力抑えることを意識しましょう。というわけで今日はこの辺で!ではまた

2020年はバンドレコーディングを中心にエンジニアとして活動することが多い年でした。バンド数で考えると6バンドほど、音源で考えると1年で15曲以上レコーディングしました。
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自分自身も学ばせてもらうことが多く、さらなる技術向上をさせていただきました。特にボーカルレコーディングやボーカルMIXでは学ぶことが多かったのでこの記事では上手いボーカリストの特徴をまとめておこうと思います。

1.ピッチが合っているのは当たり前。さらに表現を盛り込んでくる

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ピッチが合っているから=上手いというレベルの話はカラオケで歌っている人のレベルの話と感じております。上手いボーカリストの特徴としてピッチが合っているのは当たり前の上で人間だからこその表現を入れてきます。
ピッチが合っているから歌がうまいと言う基準があるならばそれはVOCALOIDで良いのでは?ということです。聴いていてカッコ良いボーカリストというのはエンジニアがMIXで調整をしているときに思わずニヤッとしてしまう瞬間があります。この瞬間こそが上手いボーカリストの証だと感じております。
VOCALOIDではなくそのボーカルじゃないと表現できないものがトラックに感じられるかどうかが大事なポイントです。

2.曲に合ったリズムの取り方をする

曲はリズムの取り方で雰囲気が決まってきます。4/4拍子の場合は最もポピュラーな拍子で強、弱、中強、弱の拍の取り方になりますがそういった拍の取り方を歌声でも意識できているかどうかと言うところです。わかりやすい例は3/4拍子の曲です。3/4拍子の曲は舞曲で使用されることがある通り、優雅かつ跳ねるようなイメージを曲で表現されます。

↑Bメロで前ノリ、サビで溜めるような拍の取り方をしている
そのような曲に合ったリズムの取り方を歌声で表現ができるボーカリストは曲の雰囲気にマッチしていることが多くあります。そういった拍の取り方は音の切り方や音の立ち上がりなどの一つ一つに出てきます。こういったピッチだけではなく拍の取り方などの細かいところまでこだわっているボーカリストのトラックには驚きます。

3.メインパートはもちろんのことコーラスのこだわりがすごい

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↑このように一つのハモリをダブラーでステレオにすることがよくあるがこれを使用せずにLR別々に録ってきてしまうということ
今まで出会ってきたボーカリストの中で凄まじいボーカリストと感じた方の特徴がとにかくコーラスのこだわりがハンパじゃないというところです。MIXの処理としてコーラスは1本でダブラーを使用し、LRに振りステレオにするといった処理をすることがありますがこれをLR別々で1本ずつ録ってくる方がいました。わかりやすい例だとギターのバッキングはLR別々にレコーディングすることがありますがそれをコーラスでやってきたと言うことです。ピッチとリズムのコントロールが凄まじいからこそできる技術。
3度や5度ハモリだけではなくコーラスの追加アレンジまで行うボーカリストには脱帽です。

4.しゃくりやビブラードの使い方が絶妙

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上手いボーカリストの特徴にしゃくりやビブラードの使い方が絶妙といった共通点があります。特にしゃくりに関しては上手い人と下手な人の差が大きく出ます。しゃくりには大きく分けて2つあります。
  • 歌の表現としてのしゃくり
  • 単にピッチに自信がないからしゃくって半音下から入っている
このように2つありますが歌の表現としてのしゃくりに関してはボーカリストの意図が感じられるのとピッチの違和感もありません。
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上手いボーカリストのビブラートに関しては単にピッチが合っているだけではなくビブラートのかけ方の強弱までこだわりを感じられます。このようにしゃくりやビブラードの使い方でボーカリストの実力が出ると感じております。

5.RECの時に画面を見ていないのに波形がどのような動き方をしたか理解している

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これはレコーディングの時に実際にあった話なのですが僕が北陸でもトップクラスのボーカリストと感じる方のレコーディングをさせてもらった時に
「今のテイクの波形が3音目の部分だけ大きくなってしまったので録り直させてもらっても良いですか?」とおっしゃることがありました。画面を見て言っているわけでもないので驚きでした。
これに関しては歌うときの力の入れ方やピッチの取り方を自分で把握できているからこそ波形の動きがわかるのだと感じています。普段DAWソフトを使っている方でもないのでただただ驚きでした。

おわりに

いかがでしたか?ざっと上手いボーカリストの5つの特徴をまとめてみました。特に共通しているのは1.2.3です。5に関しては特例です。しかし上手いボーカリストほど自分の歌い方を理解して声をコントロールしています。コーラスをこだわっている人が多いのも事実です。ピッチが合っている=上手いと言う基準で留まらず、ボーカリストとしての良さを歌で表現していると言うことですね。
と言うわけで今日はこの辺で!ではまた

ここ最近はマルチマイクでドラムレコーディングをする機会が増えてきました。
セルフでバンドレコーディングに挑戦されてきた方はドラムレコーディングで苦戦されてきた方も多くいるのではないでしょうか?
それもそのはず、ドラムレコーディングはボーカルレコーディングのようにマイク1本ではありません。マルチマイクだからこその難しさがあります。
私も今まで試行錯誤を繰り返し、心が折れそうになったことが何度もありました。
今では自分なりに狙った音が録れるようになりましたので私なりのドラムレコーディングのコツや気づいたことをこの記事で紹介します。 AUDIX ( オーディックス ) / DP5A ドラムマイクセット
AUDIX ( オーディックス ) / DP5A ドラムマイクセット

スネアにマイク2本は必ず使うべし

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良い音でスネアを録りたいならばトップとボトムのマイク2本は鉄則です。私も何度もトップだけにマイクを立ててドラムレコーディングに挑戦しましたがトップだけではスネアらしい質感がうまく出ないんですよね。というのもスネアはスナッピーがあるからこそスネアらしい響きが出るのでその部分をちゃんとマイクで拾ってやらないとしっくりくる音にはなりません。
なのでスネアはトップとボトムの2本をセットで録ると覚えておきましょう。

↑マイキングについてはこちらの記事で解説しています。

キックはバウンダリーマイクで録る

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ドラム音源のマイクにはあまりバウンダリーマイクは登場しませんが実はバウンダリーマイクはキックを録る時のド定番です。安定感と重厚感のある音で録れます。基本は置くだけでOKなのでマイクスタンドも使わなくて良いのでセッティングも簡単です。
キックはバウンダリーマイク一発とビーター側にも別にマイクを立ててやると尚良しです。これもスネア同様に2本で録るのがベターです。仕事でPAの方と機材談義をすることがありますが「キックはバウンダリーマイクを使え」とアドバイスをいただきようやくここにたどり着きました。
今まで色々マイクを試してみましたが今の所はこれが一番しっくりきています。58で試したこともありますがうまい具合にキックの重厚感が録れませんでしたね…。

金物はペンシル型コンデンサーマイクが鉄則

RODE ( ロード ) / NT5 Matched Pair コンデンサーマイク
RODE ( ロード ) / NT5 Matched Pair コンデンサーマイク
金物は基本的にペンシル型コンデンサーマイクで狙うが鉄則です。ハイハットだけダイナミックマイクで録ったことがありますが金物の高帯域のサスティンやきらびやかさがうまく録れません。どれか一つでもペンシル型コンデンサーマイクでなかった場合は必ず違和感が出ます。ハイハットは特に露骨に影響が出るので気をつけましょう。
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マイクの本数に余裕がある場合はライドにもマイクを立ててやると尚良しです。今ではライドにマイクなしは考えられないですね…。

コントロールルームで録り音を確認する

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ドラムレコーディングに慣れていないときにありがちなのがエンジニアがドラマーと同じ部屋に入って録るという状態。これはセルフレコーディングやり始めのあるあるなのですがこれでは録り音の確認が難しいです。さらにはドラムが爆音で叩いてる部屋に長時間一緒にいることになるので疲労も凄まじいものになるので冷静なディレクションができません。
そのため必ずコントロールルームを使用してドラムレコーディングをしましょう。

クリップ式マイクスタンドがあるとセッティングが簡単

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クリップ式のマイクスタンドがあるとセッティングがめちゃくちゃ楽です。かなりセッティングが時短できるのでオススメです。マイキングも楽。欠点としてはたまに間違ってドラマーが叩いて壊れてしまうことがありますが…。

マイクの本数は10~12本がオススメ

BEHRINGER ( ベリンガー ) / ADA8200 ULTRAGAIN DIGITAL ADATコンバーター / 8chマイクプリ
BEHRINGER ( ベリンガー ) / ADA8200 ULTRAGAIN DIGITAL ADATコンバーター / 8chマイクプリ
実際のところスネア2本、キック2本…とこだわっていくとマイクの本数は8本を超えてしまいます。アナログ入力が8ch以上のIFは結構高価だったりするので敷居を高く感じられると思います。そういった場合にオススメするのがIFとマイクプリアンプをオプティカル接続で繋げる方法です。
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STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR816C オーディオインターフェイス 32bit/192kHz
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR816C オーディオインターフェイス 32bit/192kHz
私の場合はUR816Cを2台使用。1台をHAモードで使用し、オプティカル接続で16inにしています。やはり16inputもあれば録り音に余裕ができます。
1本でマイキング!とか2本でマイキング!といった話を聞く事はありますが実際のところ、かなりの経験者でもないと少ないマイクの数で狙った音にするのは至難の技です。僕のオススメのマイクの本数は10本~12本です。
  • スネア2本
  • キック2本
  • ハイハット1本
  • タム2本又は3本
  • OH 2本
  • ライド1本
  • ROOM1本
例としてマイクの本数を上げてみました。少ないマイク数よりも多くあったほうが後々自由が効いてくると感じています。先ほども述べましたがスネアは必ずマイクを2本使いましょう。

録りの段階でほぼクオリティが決まる

ギターレコーディングやボーカルレコーディングの時と同様に録りの段階でほぼクオリティが決まります。MIXで音を加工して良くするという考えはあまり賢明ではないと私は考えています。ドラムのMIXに慣れていない人ほどマイクやマイキングにこだわって音を録ることを意識した方が良いと考えています。
録り音は微妙だけどMIXでなんとかしてやる!という淡い期待は持たない方が良いと僕は言い切ります。

おわりに

いかがでしたか?実際に体感してみて大事だなと思う部分をまとめてみました。あまり専門的な知識を詰め込んでも逆に敷居を高く感じられてしまうと思うのでわかりやすい部分をまとめています。
実際に紹介したことを試していただけると何かしら今までと違った手応えを感じられるはずですので参考になると幸いです。というわけで今日はこの辺で!ではまた

スタジオでマイクを使用する際に清潔に使用する方法を紹介します。
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特にスタジオやカラオケが連続で前にも後ろにも続いている場合、他人が使ったマイクで歌うとなると衛生面を気にしてしまいますよね。この記事では少しでも清潔にマイクを使用する対策を紹介します。

マイクロホンシャワーを使用する

JASSC ( ジャスク ) / MRC-ZERO マイクロホンクリーンシャワー
JASSC ( ジャスク ) / MRC-ZERO マイクロホンクリーンシャワー
マイクをキレイに洗浄してくれるマイクロホンシャワー。マイク用の除菌、消臭スプレーですのでそのままマイクから10cmほど離して1秒ほど吹きかけてください。
除菌だけではなく消臭もしてくれる優れもの。清潔にマイクを使用するならばこれだけでも十分な効果を得られます。

マイマイクの使用をオススメ

SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク
SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク
衛生面や音質を気にしている方はすでにマイマイクを使用しているかもしれませんね。「他人が使用したマイクを使うのは嫌…。」という方はぜひマイマイクをオススメします。
カラオケでマイマイクを使用する人もいます。やはり自分のマイクがあると愛着も湧きます。
マイクロホンシャワーと合わせて清潔に使用しましょう。

定期的にグリルボールを洗う

SHURE ( シュアー ) / RK143G SM58用グリルボール
SHURE ( シュアー ) / RK143G SM58用グリルボール
定期的にグリルボールを洗いましょう。特にニオイが気になる部分ですので換えのグリルボールを用意して洗う際に交換します。
SHURE ( シュアー ) / RK143G SM58用グリルボール
グリルボールの内側にはこのように黒いスポンジが入っています。このスポンジをウインドスクリーンと言います。ちなみにこれは歌う際の破裂音(ぱぴぷぺぽ等)を抑えてくれる効果があります。
グリルを洗う際は水洗いで大丈夫です。食器用の洗剤で洗えばニオイも抑えられます。
複数のグリルを洗う際に大きな鍋を用意して沸騰した水の中に入れてグツグツと加熱して洗う人もいるようです。

おわりに

このように衛生面に気をつけてマイクを使用すれば感染症の予防にもなるはずです。マイマイクの使用をオススメしますが、もしスタジオのマイクを使用する際はマイクロホンシャワーを吹きかけるだけでも十分な効果が得られるはずです。ぜひ清潔にマイクを使用しましょう。

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