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カテゴリ: MIX

こんにちわ、久しぶりの執筆になります。今回はドラムのキックを太くする2つの方法を紹介します。
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紹介する2つの方法はすぐに実践できるものなのでぜひお試しください

EQで太くする

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この方法は色々な方が紹介していると思いますし、既に実践されている方も多いことでしょう。
僕がオススメするブーストポイントはズバリ70Hz辺りです。いろいろ試した結果、キックを太くするならばこの辺りがベストだと感じております。
6dbくらいブーストしてみてイマイチうまくいかないという場合はドラム音源のマイクの位置を内側ではなく外側へ移動させてみてください。

EDM系のキックをレイヤーする

EQのブーストも試したけどそれでも上手くいかない!という場合はキックをレイヤーさせます。こうすることでキックの音色の重心が下がります。
レイヤーさせるプラグインもいくつかありますが僕がオススメするのはEDMのキックで使用されているようなサンプル素材です。
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Cubaseを使用されている方はMedia Bayから探してみましょう。僕がよく使用しているサンプルは03 kick hitです。
このサンプル以外にも重ねると太さが増す音色がいくつかあるのがぜひお気に入りのサンプルを色々探してみてください。
ポイントとしてはサンプルの低域が強めのモノです。足りない帯域をレイヤーすることで補完してやるという発想だからです。「EQでダメなら足りない帯域にいっそのこと音を突っ込んでやれ!」ということです。
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オーディオデータ直貼りでも良いですが手間がかかってしまうのでサンプラートラックの使用をオススメします。

おわりに

いかがでしたか?「これで上手くいかない!」という場合はドラム音源のプリセットやキットからもう一度見直してみましょう。ドラムのキックの音作りは全体のサウンドに大きく影響が出る部分です。
特に力強いロックなバンドサウンドはキックの音作りで悩んでいるという方も多いと思いますのでこの記事が何かしらの参考になれば幸いです。というわけで今日はこの辺で!ではまた

DTMをしていると嫌でも勉強をせざる負えないコンプレッサー。
コンプレッサーはMIXや音作りで使用しますが使い方を間違えてしまうと単に音量を小さくしてしまうどころか音質も劣化しかねません。
コンプレッサー2
DTM初心者の方はなんとなくコンプレッサーを使用している方もいるのではないでしょうか?ですがもう一度コンプレッサーを使用する意味をこの記事で確認していただければと思います。

コンプレッサーで音量の均一化をする

コンプレッサーを使用する時は音量の均一化を目的とするケースが多いです。主にボーカルやギター、ドラム、ベースなど生レコーディングした音源に対して使用します。
コンプ前
素の音源では何も処理で行われていないためにどうしても音量差(ダイナミクス)があります。
この音量差をコンプレッサーを使用し、圧縮することで均一化されます。

音量上げ後
このように音量差が埋まった状態で聴きやすい音源になりました。
コンプレッサーについては過去記事で解説しておりますのでわからない方は読んでみてください。

コンプレッサーは使い方を間違えると音量が小さくなる


しかし、コンプレッサーは使い方を間違えると音量差が整ったとしても音量が小さくなってしまいます。
音量差を整えるためにコンプレッサーではスレッショルドを決めます。スレッショルドを基準に圧縮を行いますが圧縮しただけの状態では音量は小さくなってしまいます。
コンプ後
圧縮しただけの状態がこの図だとするとご覧の通り、スレッショルドを超えた物に対しては圧縮が行われています。しかしこのままでは音量は下がっています。
「え!?コンプレッサーは音量の均一化を行って音圧を上げてくれるのではないの?」そのような意見が聞こえてきそうですが圧縮した分はピークに対しての空きが生まれたとも考えられます。

音量上げ後
そのため、圧縮した分を再度GAINまたはOUTPUTでピークまで音量をブーストしてやる必要があります。このことを知らずに圧縮された=コンプを使ったというような考えではコンプレッサーの使い方を誤っている可能性があります。

コンプレッサーの種類によっては出力の読み方が違う

先ほどお伝えした圧縮したものをGAINまたはOUTPUTで音量をブーストする必要があると述べましたがコンプレッサーの種類によって書き方が違うものがあります。
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Cubaseのコンプレッサーの場合はMAKE UP(デフォルトはオート機能がある)
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1176系コンプはOUT PUT
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Waves R COMPはGAIN
大体はGAINまたはOUTPUTですがMAKE UPというつまみで表示されていることもあるので気をつけましょう。

コンプレッサーで圧縮すると失われるものもある

ああああ

ここでもう一つ注意点があります。音量差が大きい音源に対してコンプレッサーの圧縮に頼よりきった処理をした場合はどうなるのか?
それは潰している分、失っているものもあると認識する必要があります。
ただ闇雲に音量差を埋めるためにスレッショルドを極端に下げ、レシオを強く設定した場合、素の音に対してそれだけ圧力がかかるわけですから音質にももちろん影響が出てきます。このように単にコンプレッサーに頼り切ったダイナミクスの調整を行うのではなくボリュームオートメーション、手コンプを使用し、コンプレッサーとは別のダイナミクスの処理を行うことでより自然な音質を保ちつつ、均一化させることが可能になります。

おわりに

いかがでしたか?このようにコンプレッサーは便利ではありますが圧縮している分、気をつけて使用する必要もあるというお話でした。僕も最初はコンプレッサーの使い方には四苦八苦したものです。自然な音量の均一化を行う場合はコンプレッサーを用法容量を守ってご使用ください。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

初心者でもわかるEQの上手な使い方を紹介します。MIXで十分に使えるテクニックですのでぜひお試しください。王道のやり方でもあるので既にご存知の方もいるかと思われます。
EQ
今回はボーカル音源に対してEQで調整しています。動画もご用意しました。

初心者でもすぐに実践できるEQの使い方

 
まさに王道のやり方ですが初心者の方はこのやり方をまずは覚えてしまいましょう。EQがそもそもわからないという方はこちらの記事をどうぞ⇨初心者向け:EQ(イコライザー)について
帯域とはなんだろう?という方はこちらの記事をどうぞ⇨EQを使う前に知っておきたい知識:各帯域について
  1. SPECTRUMで帯域を表示させる
  2. Qを狭める
  3. Qを狭めたバンドを極端にブーストし、左右に動かす
  4. 余分に出ている帯域は明らかに耳障りになる
  5. 耳障りと感じた部分をカットする
ここで一つポイントとしてはEQによる帯域の増減は±6dbぐらいを目安にします。調整として使用する場合のEQは加工が目的ではないからです。
紹介したやり方を実践することで初心者でも不要に出過ぎている帯域を的確にカットできます。音の変化も繊細ですがコツとしては「余分な帯域が気にならなくなった」という感覚を持てるかどうかです。
「めちゃくちゃ激変して音が良くなった!」というようなことはEQではそう簡単にできるものではありません。激変させる場合は増減幅が±6dbを超えることになりますがそれは紹介しているやり方とは違いますので気をつけてください。
EQを使用する場合は主にMIXで使用しますが必ずモニタースピーカーもしくはモニターヘッドホンを使用しましょう。理由はこちらの記事に書いてあります⇨モニタースピーカーの必要性

慣れてきたらデジタルEQとアナログEQを使い分けよう

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ある程度、数をこなしてきたらEQによる調整や音作りの幅を広げたいと感じる方もいるはずです。
その場合にはデジタルEQとアナログEQを使い分けることをオススメします。
デジタルEQとアナログEQの違いはこちらの記事で説明しております⇨デジタルEQとアナログEQの違い私の場合はデジタルEQは先ほどの方法でカット専用で使用し、アナログEQをブースト専用として使用します。なぜならデジタルEQはアナログEQよりも細かい調整ができるからです。
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アナログEQは逆にデジタルEQよりも感覚的かつアナログ特有の倍音感や増幅をしてくれるため心地良いサウンドをブーストで作りやすいと考えています。デジタルEQをカット専用、アナログEQをブースト専用で使うのはいわゆるデジタルとアナログのEQ二弾がけという技ですがDAWだからこそできる便利なテクニックです。この方法は音作りの幅が広がるので慣れてきたらぜひ実践してみてください。

おわりに

いかがでしたか?慣れてきたらこの動作をせずともカットする帯域がわかるようになります。王道のテクニックなので一度は誰もがこのやり方を通る道だと感じております。私もDTMを始めたての頃はこのやり方をすぐにスクールで習いました。
EQの使いこなしは人それぞれのやり方があるので「絶対このやり方が正しい!」というようなものでもないですがあくまでもセオリーの一つとして頭に入れておくだけでも違うと思います。というわけで今日はこの辺で!ではまた

ボーカルMIXの時にどうしても邪魔になるのがさ行の歯擦音です。歯擦音はそのままにしておくと高帯域が瞬間的に上がってくるため耳障りな音が発生してしまいます。その問題を解決してくれるディエッサーを紹介します。

STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 11 通常版 DAWソフトウェア

ディエッサーとは

ディエッサー
ディエッサーはEQとコンプを組み合わせものと考えると理解が早いと思います。ここで「おや?どこかで似たようなエフェクトがあったような?」と感じる人もいるかもしれませんね。
ディエッサーはマルチバンドコンプの親戚のようなものなのです。マルチバンドコンプのワンバンド版がディエッサーと考えるとイメージしやすいはずです。ボーカルに使用する場合は主に歯擦音を抑制するために使用するので高帯域の耳に痛いと感じるピンポイントだけカットすることが可能です。

ディエッサーの使い方


ディエッサーを使用する場合はコンプレッサーとEQについての知識があることを前提とします。先ほども述べた通り、マルチバンドコンプを理解しているとイメージしやすいです。
ディエッサーはボーカルの歯擦音のみを狙ってピンポイントで抑えこむ使用用途が多いです。帯域は5K~10K辺りを狙います。
スレッショルドはボーカル音源によって値が違いますが動画で説明している通り、赤く反応した場合はスレッショルドに引っかかっています。深くかかりすぎると常時かかってしまうことになるためEQで削っているような状態に近くなってしまいます。そのため歯擦音が目立つポイントでスレッショルドに引っかかるように設定してやりましょう。CubaseのディエッサーはAUTO機能が付いていますので「スレッショルドの値を決めるのが難しい!」と感じる方はAUTO機能を使いましょう。
REDUCTは潰し加減。リリースはコンプと同様にどれくらいの早さで圧縮を終えるかという値です。

ディエッサーを上手く使うコツ

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ディエッサーを使った結果、ボーカルの音が濁ってしまったという経験はありませんか?これはおそらく歯擦音を潰しすぎ、もしくは指定帯域を広範囲にしすぎているのどちらかです。
ここで一つ、上手く使うコツを紹介しますとボーカルの歯擦音はある程度残してやることです。初心者の方にありがちなのが「歯擦音は綺麗に全て抑え込まないと!」と考えることです。
確かに歯擦音は邪魔になるケースがあるからディエッサーで抑え込むのですがボーカルの発音として歯擦音があるから綺麗に聴こえる歌詞もあります。わかりやすい例としては英語詩の曲では歯擦音が発音の綺麗さを左右します。なので歯擦音は全て抑え込むのではなく、発音の邪魔にならない程度に抑え込むことが大切です。
実際に私が経験した例としてはMIXを担当していたバンドのボーカルから「歯擦音はある程度残してください」と注文がきたことがあります。発音にこだわっているボーカリストほど歯擦音を気にするので上手くバランスを取れるように練習しましょう。

おわりに

いかがでしたか?ディエッサーは上手く使えるようになるとボーカル以外の楽器にも使えます。ダイナミクスがある音源はどうしても高帯域が目立ってしまうからです。私の場合はクリーンギターに使用することがあります。 参考になると幸いです。

↑クリーンギターでディエッサーを使用した例です。というわけで今日はこの辺で!ではまた

2020年は特にバンドレコーディングが多い年でした。ボーカルレコーディングも多かったのでボーカルMIXのやり方も色々と研究しました。この記事ではボーカルMIXにおける重要なポイント。ボーカルのダイナミクスの処理の方法についてまとめておきます。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 11
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 11
歌ってみたを始められる方も増えてきたと思うので参考になればと思います。

ボリュームオートメーションが最も重要

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ボーカルのダイナミクス処理はボーカルMIXの中でもクオリティを大きく決める重要な作業の一つです。
私の考えとしてはボーカルのダイナミクス処理ではボリュームオートメーションが最も重要だと断言します。
コンプレッサーをかける前にボリュームオートメーションで自然な聴きやすさをフィジカルで作り上げる必要があります。プラグインによっては自動でボリュームオートメーションを書いてくれるものもありますができれば1音1音聴いて違和感のある部分を調整するという方法をオススメします。

↑WavesのVocal Rider。自動でボリュームオートメーションを書いてくれる優れもの。
聴く相手が人だからこそ人の手で聴きやすいダイナミクスにする方が音楽的かつ自然な仕上がりになります。ここで一つポイントが波形の大きさで決めるのではなく耳で聴いてどう感じたかをそのままオートメーションで書いてやるということです。それは楽器との兼ね合いやボーカルの表現などその他多くの要素で判断する必要があるため、耳で聴いて素直に心地良いと感じるようにオートメーションを書いてやることが大切です。
これほど繊細な処理を全てコンプで終わらせられるのであれば苦労することはありません。

歌い方によってはダイナミクスを埋めすぎないことも必要

聴きやすいダイナミクスは全てが均等な音量とは限りません。曲の雰囲気や歌い方、表現方法によってはダイナミクスを埋めすぎない必要があるケースがあります。わかりやすい例ではボーカルが叫ぶ場面では声を張って曲に勢いをつけたいという意図があるにも関わらず、叫んでる部分の音量を下げてしまうと表現として成り立たなくなり、非常に勿体ないことになってしまいます。
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そのためダイナミクスの処理は曲の雰囲気や歌い方など状況に応じて加減を使い分ける必要があるということです。

コンプレッサーは音の粒を均すイメージ

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これは私の感覚なのですがコンプレッサーはダイナミクスを埋めるために使用するというよりはボリュームオートメーションでダイナミクスを調整した上で最後に音の粒を軽く均してやるというイメージで使用しています。
先ほども書いていますがコンプレッサー一発でダイナミクスを綺麗に制御できるなら誰も苦労はしないのです。コンプレッサーは便利ではありますが同時に潰した分だけ音質を失っているものもあり、一概に使いまくれば良いとは限りません。ボリュームオートメーションはフェーダーでダイナミクスを埋めているからこそ感覚的であり、自然に調整が効く方法です。その上でコンプレッサーを使用することで心地良いダイナミクス加減にさらに磨きがかかるという感覚で使用しています。

↑筆者がよく使用しているボーカルMIX用のプラグイン。簡単かつスピーディーに処理が可能

展開ごとにボリュームの大きさを分ける

これが非常に重要なポイントです。展開に応じてボリュームの大きさを分けることです。Aメロの音量が小さいからサビを基準にダイナミクスを埋めようという考え方は王道ですが
ここで一つ考えていただきたいのがボーカルのダイナミクスだけで考えた場合は確かにその考え方は適切です。
しかし楽曲というのはボーカルだけで作られているわけではなく、楽器が重なってオケができているので展開によっては楽器の数が少ない状況もあります。
ピアノとボーカルのみの静かな展開があった場合にボーカルの音量をたくさんの楽器が重なっている、まさに盛り上がり度100%のサビと同じ音量にした場合はどうなるでしょうか?
想像が付く方はわかると思いますがボーカルが浮いてしまいます。波形で見た場合にAメロの音量が小さかったとしてもそもそもボーカルはその展開の雰囲気に応じた音量で歌ってくれていることがあるのでこれも状況に応じて音量を決めることの重要さを物語っています。
そのため考え方としてはサビを基準にボーカルの音量を決めてOK!ではなく展開の盛り上がり具合に応じてその都度、適切なボーカルの音量にしてやるという考え方です。

↑この曲の場合は展開ごとに楽器が重なっている数の違いがわかりやすい。特に1番とCメロ以降は重なっている数が大きく違う。そのため展開に応じてボーカルの大きさを分けてやる必要がある。

ピッチ補正後に補正したセグメントの音量を確認

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ピッチ補正後に補正したセグメントの音量を確認することも大切です。ピッチは適切な音程に補正されたはずなのに補正した箇所が浮いて聴こえる、もしくは違和感を感じるという場合はありませんか?
こういった場合に補正したセグメントの音量を調整してやることでその違和感が無くなることがあります。ぜひお試しを。

おわりに

個人的にこういった記事は「あの人はこうしているのか」ぐらいの感覚で受け取ってもらえると良いと思っています。というのもMIXは正解がないからこそ論争が起きやすいですし、基本やセオリーはありますがそれ以上のテクニックや考え方は人によってバラバラだからです。特に上級者同士でMIXうんぬんの話になるとマニアックすぎて精神衛生に悪い場合もあります。なので参考程度にしておいてもらえると幸いです。というわけで今日はこの辺で!ではまた

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