こんにちは。

今回は上手にボーカルレコーディングをするために必要なガイドメロディーについて記事を書こうと思います。
ひまり 音楽教室
なぜ今回この記事を書こうかと思ったのはたまにYoutubeの動画に"ガイドメロディーを使用することの必要性について”のコメントをいただくことがあったからです。

↑この動画を投稿してありがたいことにそのようなコメントをいただけた。

ボーカルRECに慣れているボーカルの方であれば必要ないと考える方もいるかもしれませんが初心者の方には僕は必要と考えているのでまとめておこうと思います。

レコーディングで最も大切なのはテイクの確認

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22C Recording Pack デスクマイクアームセット
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22C Recording Pack デスクマイクアームセット
私がエンジニアとしてレコーディングをかれこれ6年ほど。DTM講師としては4年ほどになりました。

その経験を踏まえた上でレコーディングで最も大切なのはテイクの確認だと考えております。

機材うんぬん音質やらそういうのは一旦ここでは触れずに純粋に良いテイクを取ることを重視して考えています。

そしてあくまでも最低限のピッチやタイミングも今回は録れることを前提に考えます。

その上で話を進めていきますがもう一つここで、逆にレコーディングが上手くいかない、もしくは音源制作が上手くいかない時にありがちなのが
「とりあえず一旦レコーディングして上手く録れない箇所はMIXでなんとかしよう」っていうやつ
です。

ほんとにこの考えがあると音源制作が失敗するケースが非常に多いです。

そういったことを避けるためにもレコーディング時はテイクごとに毎回確認して気になる箇所があればその都度撮り直しすることが大切になります。

つまりはMIXよりもRECに時間と手間をかけたほうが音源制作は上手くいきやすいと私は考えています。

RECで上手くいかない人は的のない的当てをやろうとしてないか?

RECで上手くいかないパターンは大きく分けて3つあると考えています。
  • RECに慣れていない
  • 事前練習が足りていない
  • ガイドメロディーを使用していない
大体この3つだと感じております。

上の二つをクリアしていても手応えのあるテイクが取れないという場合はガイドメロディーを使用していないというケースがあります。

何にでも言えることですが物事を上手く成功させていくためには明確な目標が必要になります。

これはボーカルレコーディングでも同じことでガイドメロディーを使用することで明確な目標や地図を使うようなイメージでRECできます。

ガイドメロディーがない状態をわかりやすく例えるならば
  • 目隠しをしてバットを振ってもヒットは打てない
  • 的のない的当てを始めても一生的には当たらない
このように考えるとイメージしやすいのではないでしょうか?

そのためまずは的を明確に作ることでようやくスタートラインに立てることになる。

だから初心者ほどガイドメロディーを用意してRECをしましょうという理由になります。

ガイドメロディーの作り方

では具体的にガイドメロディーの作り方を説明します。

自分のオリジナル曲の場合はメロディーラインをMIDI入力してシンセリード又はボーカロイドを鳴らしながら録る。

オリジナル曲の場合でよくあるのが「メロディーラインは自分で歌えるからDAWにはMIDIにする必要がない」と思っているケース。

僕もDTMを始めた当初はこの考えでいたのですが今だからこそ思うのは例えどれだけめんどくさかろうがメロディーラインは必ずMIDIにしておいた方が良いってこと

DTMの利点の一つとしてあるのが音楽を見える化できるってことその利点を使わないのは勿体無いのでなるべく自分の曲を可視化することを意識しましょう。

次に既存曲の場合、わかりやすい例えにすれば歌ってみたになります。 

今回はCubaseの機能を使って説明していきます。

既存曲の場合はSpectraLayers Oneを使ってオケとボーカルを分離させます。

  • SpectraLayers Oneのメニューバー⇨Layer⇨Unmix Vocals
を使用して、オケをミュート。残ったボーカルのみを書き出すことによってガイドボーカルが出来上がります。

↑実際の具体的なやり方はこちらの動画で解説しております。

おわりに

いかがでしたか?

具体的な方法も今回の記事は説明していますが半分は考え方も述べています。

この記事を振り返ってみて今回一番伝えたかったのはDTMの利点の一つは音楽の可視化であるということなのかもしれません。

そもそもは音楽は耳で感じて楽しむものではありますがそれに目で楽しむ要素も盛り込めるのがDTMでもあるということになります。

ならばその醍醐味をちゃんと使ってレコーディングをやっていきましょうという話です。

というわけで今日はこの辺で!ではまた