こんにちわ
今日はドラムアレンジに重要なシンコペーションについて解説をします。使いこなせるとアレンジの幅が広がりますのでぜひ参考にしてみてください。
CHKBvk8a3phGE5v1625227623_1625227639

シンコペーションとは

リズムのアクセントととして使用される方法の一つです。
音楽をやっていると食い気味のキックやシンバルといったことを聞いたことはないでしょうか?特にバンド経験者の方はドラマーから「このリズムはキックを食おう」といったやりとりをされた経験があることでしょう。
スクリーンショット 2021-07-02 19.25.06
基本的な8ビートはこのような形になりますがこれをずっと繰り返しているだけではどうしても物足りなさが出てきてしまいます。
スクリーンショット 2021-07-02 19.25.42
このリズムに少しひねりを加えるためにキックの位置を小節の頭よりも手間に入れました。それがいわゆる食い気味でキックを入れると言うことです。こうすることでリズムに跳ねるような印象がつきます。

リズムのマンネリ化を防ぐ


ジャンルにもよりますがドラムパターンは基本ずっと同じノリ方で展開されていくと曲のマンネリ化が起きてしまいます。特に近年のアニソンやアイドルソング、ロックバンドの曲はシンコペーションを効果的に使い、リズムに意外性やひねりを加えることで聴き手に飽きが来ないように工夫されています。
意識的にリズムに跳ねた印象を与えたい場合にシンコペーションを使用すると良いです。
もちろんですがドラムがシンコペーションした場合には他の楽器も同様にシンコペーションしましょう。

ドラムアレンジが上達するためにはシンコペーションが重要


ドラムアレンジが上達するためにはシンコペーションが重要です。なぜならばリズムは同じノリ方を繰り返しているだけではどうしても曲全体が平面的な印象が出てしまうからです。
その平面的な印象を打開するためにはノリ方を曲中で変えてやることが大切です。ドラムアレンジでは主にこれを意識してリズムに変化を与えていきます。
  • BPM
  • 拍子
  • リズムパターン
  • フィルイン
これらを上手く操ってアレンジしていきますが跳ねた印象を出すためにシンコペーションが必須ですので上手く使えるように研究しましょう。

シンコペーションが効果的に使用されている曲

シンコペーションが効果的に使用されている曲を紹介します。

LUNA SEAの『ROSIER』ではシンコペーションが多用されています。
イントロ部分がいきなりシンコペーションが多く使用されています。至る所で使用されていますが特にイントロ、サビでは多く使用されていますのでぜひ参考にしてみてください。

Bullet For My Valentineの『The Last Fight』でもシンコペーションが効果的に使用されています。特にAメロの部分で多く使用されています。シンコペーションはこのように前のめりにリズムを取る印象も出せるので曲に勢いが出ます。

おわりに

いかがでしたか?僕の偏見ですがDTMerはコード理論を重点的に学習されている方が多い印象です。
ドラムアレンジが上手くなるだけでも曲の印象が大きく変わりますのでコード理論と同じぐらい大切だと僕は考えています。僕の偏見ですが日本はコード理論重視、海外はリズム重視と感じています。両方の良い部分を吸収できるように僕も日々研究しております。
僕はDTMオンラインレッスンをしておりますので興味がある方はTwitterのDMもしくはHPからお気軽にご連絡ください。
体験レッスン

というわけで今日はこの辺で!ではまた