DTMでラウンド系バンドサウンドを主に作っているので作り方と解説を記事にしておきます。
動画も作りましたのでぜひご視聴ください。

Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / SE Custom24 Amethyst
ラウド系バンドサウンドの大事なポイントはギターの重厚感です。これが無くてはラウドな印象を聴き手に与えることができません。動画の解説ではドロップC#チューニングにしています。ちなみにドロップC#チューニングは
重厚なサウンドを演出したいばかりにギターの音を歪ませすぎしてしまうことに注意しましょう。ギターは歪ませれば歪ませるほどに音はロックな印象になっていきますがその反面、音の抜けが悪くなっていきますので気をつけましょう。
パワーコードは刻みで化けるといっても過言ではありません。ハイゲインギターの武器は刻みなのでラウド系バンドサウンドは積極的に刻みを曲に入れていきましょう。
メタルでよく耳にする、ギターの3度、5度ハモリを曲中に入れてみましょう。ギターのハモリは独特な哀愁さを出すことができるのでオススメです。僕の好きなバンド、Bullet For My ValentineのWaking The Demonではギターのハモリが多く入っているのでぜひ聴いてみてください。ギターソロでハモるだけでもめちゃくちゃかっこよくなるので曲中に入れてみることをオススメします。

シャウトやデスボイスの音作りをまとめておきます。

ディストーションはCubase付属のDistortionを使用しています。薄く歪ませるのがポイントです。

ディストーションで歪ませると音抜けに影響が出てきますのでWavesのVitaminで高帯域の音抜けを取り戻してやるのも良いです。
動画で紹介していますがFM8を使用して浮遊感のあるサウンドを演出することがあります。

FM8のプリセット、Muffled Malletを使用することで独特な浮遊感かつエモーショナルなサウンドを構築できます。

さらにそのような浮遊感を演出したセクションではボーカルにChorusを使用するのも面白いです。ここぞ!という時に使うテクニックですのでぜひお試しあれ

僕はNIのMassiveを使用してグロウルベースを作っています。意外性を出せる飛び道具ですのでこちらもここぞ!というタイミングで使用してみてください。図太いグロウルベースが突如バンドサウンドに入ることで聴き手を驚かせること間違いなしです。
というわけで今日はこの辺で!ではまた
動画も作りましたのでぜひご視聴ください。
目次
ギターはドロップチューニングが鉄板

Paul Reed Smith(PRS) ( ポールリードスミス ) / SE Custom24 Amethyst
ラウド系バンドサウンドの大事なポイントはギターの重厚感です。これが無くてはラウドな印象を聴き手に与えることができません。動画の解説ではドロップC#チューニングにしています。ちなみにドロップC#チューニングは
- 1弦:D#
- 2弦:A#
- 3弦:F#
- 4弦:C#
- 5弦:G#
- 6弦:C#
ギターの音を歪ませすぎに注意
重厚なサウンドを演出したいばかりにギターの音を歪ませすぎしてしまうことに注意しましょう。ギターは歪ませれば歪ませるほどに音はロックな印象になっていきますがその反面、音の抜けが悪くなっていきますので気をつけましょう。
ラウド系バンドサウンドはギターの刻みが重要
zunx2(ずんずん)@zunx2_dayo919
この前オープンチャットでダウンピッキングの話になったから久しぶりにBPM200で刻んでみた
2021/01/19 00:49:30
BPM200の8分って今考えたら普通に早いわ(^_^;)
ダウンピッキングじゃないとパンクじゃないみたいな根性論は昔からあるけど
個人的に… https://t.co/NOltBAABzY
ラウド系のバンドサウンドの大切な部分はギターのブリッジミュートによる刻みです。この刻みをどれだけ歯切れ良く、かっこよく弾けるかが重要です。Djent系の素早い刻みフレーズをする場合はブリッジミュートだけでは上手くミュートしきれない場合もあるのでノイズゲートを使用することをオススメします。zunx2(ずんずん)@zunx2_dayo919
BFD3を使ってバスドラでどこどこやりながらギターでテキトーに刻むとアンプシミュレーターのデモソング風になる(^_^;) https://t.co/wCWK3CjoWz
2021/02/08 00:30:20
パワーコードは刻みで化けるといっても過言ではありません。ハイゲインギターの武器は刻みなのでラウド系バンドサウンドは積極的に刻みを曲に入れていきましょう。
ギターのハモリで哀愁さを出す
メタルでよく耳にする、ギターの3度、5度ハモリを曲中に入れてみましょう。ギターのハモリは独特な哀愁さを出すことができるのでオススメです。僕の好きなバンド、Bullet For My ValentineのWaking The Demonではギターのハモリが多く入っているのでぜひ聴いてみてください。ギターソロでハモるだけでもめちゃくちゃかっこよくなるので曲中に入れてみることをオススメします。
シャウト、デスボイスの音作り

シャウトやデスボイスの音作りをまとめておきます。
- RECではダイナミックマイクを使用する
- 歌声をディストーションで軽く歪ませる
- オクターブ上と下のデスボイスを2つ重ねるとぶ厚い声になる
- 2つ重ねた場合はオクターブ上の声を広げてやるとオクターブ下の声が抜けやすくなる

ディストーションはCubase付属のDistortionを使用しています。薄く歪ませるのがポイントです。

ディストーションで歪ませると音抜けに影響が出てきますのでWavesのVitaminで高帯域の音抜けを取り戻してやるのも良いです。
浮遊感を曲中で演出する
これはラウド系に限らず、個人的な曲中での演出なのですが浮遊感を出す方法を紹介します。動画で紹介していますがFM8を使用して浮遊感のあるサウンドを演出することがあります。

FM8のプリセット、Muffled Malletを使用することで独特な浮遊感かつエモーショナルなサウンドを構築できます。
- フランジャー
- リバーブ
- ディレイ

さらにそのような浮遊感を演出したセクションではボーカルにChorusを使用するのも面白いです。ここぞ!という時に使うテクニックですのでぜひお試しあれ
モダンなラウドサウンドにはグロウルベースを入れてみよう
これも個人的にオススメするポイントですがモダンなラウドサウンドを作るのであれば間奏などにダブステップで使用されるようなグロウルベースやワブルベースを入れてみることをオススメします。
僕はNIのMassiveを使用してグロウルベースを作っています。意外性を出せる飛び道具ですのでこちらもここぞ!というタイミングで使用してみてください。図太いグロウルベースが突如バンドサウンドに入ることで聴き手を驚かせること間違いなしです。
おわりに
いかがでしょうか?特にこの記事では「ギターは刻みが大事!」ということを強調して書かせていただきました。鋼鉄のような硬い刻みでラウドさを出すことができるのでこれはこだわるべきポイントです。細かい解説は動画の方でしていますのでぜひ記事冒頭にある動画を参考にしてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた