POPSを作ってみましたので作り方やサウンドメイクの解説をします。
2003年~2007年のJ POPを意識して作ってみました。動画を作りましたのでぜひご覧になってください。チャンネル登録や高評価いただけると嬉しいです。

イントロやAメロ部分のビートではNIのBattery4を使用しております。ビートメイクする際にはオーディオデータ直貼りで作ることがありますが今回はBattery4に好みな音色があったのでMIDI入力しております。
POPSのみならず幅広いジャンルに対応したサウンドが多く入っているのでオススメのドラム音源です。
イントロでは少し音を歪ませてビートにオールドな雰囲気を演出しております。

この劣化感を出すためにSteinbergのgrugelizerを使用しています。Lo-Fi Hip Hopを作るときにもこちらのプラグインは便利です。
こちらの記事でもgrugelizerを解説しておりますので参考にしてみてください。
Aメロではピアノのリバースサウンドを使用してモダンな雰囲気を演出しております。
リバースサウンドを作るときはインプレイスレンダリングで一度オーディオに書き出してからリバースさせるやり方がありますが

今回はINITIAL REVERSEというプラグインでリバースサウンドを作っています。このプラグインでは一度オーディオに書き出さなくてもそのままリアルタイムでリバースしてくれます。
POPSを作るときにはアコースティックギターは非常に便利な楽器です。
僕はギターを演奏できるのでレコーディングすることも可能なのですが今回はインストゥルメント音源を使用し、打ち込んでみました。
2021年現在、リリースされているアコースティックギター音源はどれもクオリティが高いものばかりなので違和感も無く、全体で聴いた時も自然に重なってくれます。音質が良いのともちろん打ち込みなのでリズムのブレもありません。
エレキギターの音色についての質問がよくありますので解説しておきます。エレキギターは今回はSCOOPというブランドのストラトを使用しております。

アンプはMarshallのDSL15Hを使用しております。シングルコイルのストラトとMarshallの組み合わせはまさに鉄板。

ストラトを使用する時はリアPU一発で使用することはあまりしません。フロントを主に使用し、フロントとセンターのハーフトーンを使用することもあります。丸みと歯切れの良さを持ち合わせたサウンドになるのでお気に入りです。
↑Marshallの音作りについてはこちらで解説しておりますので参考にしてみてください。Marshallで音を作るときには基本的には
上記の動画でも説明していますがアンプの音作りのコツはEQを極端に設定してから調節する方法です。

サビから間奏にかけて転調しております。ここの転調では単に半音上にする方法ではなく、D⇨Dmへ同主調の転調をしております。この転調はドラマチックな雰囲気を演出させることができるのでお気に入りです。この転調に似たものが浜崎あゆみさんの楽曲でよく使用されております。
Daysという曲で似た方法の転調が使用されておりますので聴いてみてください。
作っている側は「少し単調だろうか?」と感じるくらいでちょうど良く、展開は同じでも使用する楽器を変える、もしくはメロディーラインを少し変えてやるぐらいで十分です。
また間奏で転調しているのは間奏にボーカルがいないからこそ、ここで唯一ガラッと雰囲気を変えてやるという考えです。
このように作っているジャンルによって誰に向けて曲を作っているのかを意識すると良いと感じております。
なので現代では作曲初心者でも曲作りがすぐにでも楽しめる時代だと感じています。そこで今後重視されていくのはいわゆるセンスなのではないか?ということです。このセンスの部分に関しては
これは僕の独断と偏見ですのであくまでも参考として考えてもらえると幸いです。
2003年~2007年のJ POPを意識して作ってみました。動画を作りましたのでぜひご覧になってください。チャンネル登録や高評価いただけると嬉しいです。
目次
ビートにBattery4を使用

イントロやAメロ部分のビートではNIのBattery4を使用しております。ビートメイクする際にはオーディオデータ直貼りで作ることがありますが今回はBattery4に好みな音色があったのでMIDI入力しております。
POPSのみならず幅広いジャンルに対応したサウンドが多く入っているのでオススメのドラム音源です。
イントロでは少し音を歪ませてビートにオールドな雰囲気を演出しております。

この劣化感を出すためにSteinbergのgrugelizerを使用しています。Lo-Fi Hip Hopを作るときにもこちらのプラグインは便利です。
こちらの記事でもgrugelizerを解説しておりますので参考にしてみてください。
Aメロでピアノのリバースサウンドを使用

Aメロではピアノのリバースサウンドを使用してモダンな雰囲気を演出しております。
リバースサウンドを作るときはインプレイスレンダリングで一度オーディオに書き出してからリバースさせるやり方がありますが

今回はINITIAL REVERSEというプラグインでリバースサウンドを作っています。このプラグインでは一度オーディオに書き出さなくてもそのままリアルタイムでリバースしてくれます。
アコースティックギターでリズム感や音の厚みをプラスさせる

POPSを作るときにはアコースティックギターは非常に便利な楽器です。
- イマイチ全体のリズム感が楽器陣から出てこない…
- 音の厚みをプラスさせたい
僕はギターを演奏できるのでレコーディングすることも可能なのですが今回はインストゥルメント音源を使用し、打ち込んでみました。
2021年現在、リリースされているアコースティックギター音源はどれもクオリティが高いものばかりなので違和感も無く、全体で聴いた時も自然に重なってくれます。音質が良いのともちろん打ち込みなのでリズムのブレもありません。
エレキギターの音色について

エレキギターの音色についての質問がよくありますので解説しておきます。エレキギターは今回はSCOOPというブランドのストラトを使用しております。

アンプはMarshallのDSL15Hを使用しております。シングルコイルのストラトとMarshallの組み合わせはまさに鉄板。

ストラトを使用する時はリアPU一発で使用することはあまりしません。フロントを主に使用し、フロントとセンターのハーフトーンを使用することもあります。丸みと歯切れの良さを持ち合わせたサウンドになるのでお気に入りです。
↑Marshallの音作りについてはこちらで解説しておりますので参考にしてみてください。Marshallで音を作るときには基本的には
- BASS:12時~3時
- MIDDLE:1~3時
- TREBLE:11~9時
上記の動画でも説明していますがアンプの音作りのコツはEQを極端に設定してから調節する方法です。
間奏でD⇨Dmへ転調


サビから間奏にかけて転調しております。ここの転調では単に半音上にする方法ではなく、D⇨Dmへ同主調の転調をしております。この転調はドラマチックな雰囲気を演出させることができるのでお気に入りです。この転調に似たものが浜崎あゆみさんの楽曲でよく使用されております。
Daysという曲で似た方法の転調が使用されておりますので聴いてみてください。
あえて展開は読みやすくする
POPSを作るときに意識していることは聴く側に展開を読みやすくすることです。大衆寄りな曲を作る時は聴く側にとにかくボーカルや歌詞に意識を集中させたいのでなるべく展開させすぎないようにします。作っている側は「少し単調だろうか?」と感じるくらいでちょうど良く、展開は同じでも使用する楽器を変える、もしくはメロディーラインを少し変えてやるぐらいで十分です。
また間奏で転調しているのは間奏にボーカルがいないからこそ、ここで唯一ガラッと雰囲気を変えてやるという考えです。
このように作っているジャンルによって誰に向けて曲を作っているのかを意識すると良いと感じております。
曲作りにおいて一番大事なのはセンスなのではないか?
ここ最近で特に感じていることが曲作りで一番大事なのはセンスなのではないか?ということです。というのもどのDAWソフトも曲作りにおいて音楽理論を身に付けていなかったとしてもある程度サポートしてくれる機能が搭載されていたり、プラグインにもコード進行を提案してくれるものがあります。なので現代では作曲初心者でも曲作りがすぐにでも楽しめる時代だと感じています。そこで今後重視されていくのはいわゆるセンスなのではないか?ということです。このセンスの部分に関しては
- どれだけ多くの曲を聴いてきたか
- 楽器経験
- 幅広いジャンルを聴いているか
これは僕の独断と偏見ですのであくまでも参考として考えてもらえると幸いです。