こんにちわ。今回も音楽理論の記事を書いていきます。この回ではこれまで解説してきた知識が必要になります。
特にこれらは必須ですのでぜひ復習しておきましょう。今回は9thコードについての説明です。
ダイアトニックコードのトライアドはこのようにルートからスケール内の音を一音飛ばしで積み重ねていくことで導くことができました。
このように導き出していくとダイアトニックコードはこのようになります。
では7thコードはどうでしょうか?7thコードも基本的な仕組みは同じでルートからスケール内の音を1つ飛ばしで4和音にすることで導き出すことができます。
7thコードは1・3・5・7というコードトーンで形成されていました。
9thコードは7の音からさらに3度上の音を追加。ルートから見ると9度にあたる音を追加します。
1・3・5・7・9の五和音のコードトーンになります。ルートから見て9度にあたる音をテンションと呼びます。9thコードはテンションコードであるということです。
ダイアトニックコード の9thの場合もトライアドやセブンスコードの時と同様にルートからスケール内の音を1音飛ばしで5個積み重ねることで導き出すことができます。
セブンスコードにテンションノートの9thを追加したと考えてこのようなコード表記になりますが省略して次のコード表記にもできます。
ここで一度C△9見てみましょう。C△9はルートと9thのDの関係性は長9度の関係性です。このように長9度の関係性の場合はナチュラル9th又はそのまま9と呼びます。
1オクターブ下ろしてくるとルートと全音の関係性です。ではここでEm7♭9を見てみましょう。
Em7♭9の場合はルートと9thの関係性は短9度の関係性です。このように短9度の関係性の場合は♭9と呼びます。
1オクターブ下ろしてくるとルートと半音の関係性です。
特にEm7♭9やBm7♭9♭5はかなり緊張感がきつめです。というわけで今日はこの辺で!ではまた
特にこれらは必須ですのでぜひ復習しておきましょう。今回は9thコードについての説明です。
トライアドと7thコードのおさらい
ダイアトニックコードのトライアド、7thコードを一度おさらいします。ダイアトニックコードのトライアドはこのようにルートからスケール内の音を一音飛ばしで積み重ねていくことで導くことができました。
- Ⅰの和音はメジャーコード
- Ⅱの和音はマイナーコード
- Ⅲの和音はマイナーコード
- Ⅳの和音はメジャーコード
- Ⅴの和音はメジャーコード
- Ⅵの和音はマイナーコード
- Ⅶの和音はdim(マイナー♭5)コード
では7thコードはどうでしょうか?7thコードも基本的な仕組みは同じでルートからスケール内の音を1つ飛ばしで4和音にすることで導き出すことができます。
- CMaj7
- Dm7
- Em7
- Fmaj7
- G7
- Am7
- Bm7♭5
9thコード
7thコードは1・3・5・7というコードトーンで形成されていました。
9thコードは7の音からさらに3度上の音を追加。ルートから見ると9度にあたる音を追加します。
1・3・5・7・9の五和音のコードトーンになります。ルートから見て9度にあたる音をテンションと呼びます。9thコードはテンションコードであるということです。
ダイアトニックコード の9thの場合もトライアドやセブンスコードの時と同様にルートからスケール内の音を1音飛ばしで5個積み重ねることで導き出すことができます。
- C△7(9)
- Dm7(9)
- Em7(♭9)
- F△7(9)
- G7(9)
- Am7(9)
- Bm7(♭9♭5)
セブンスコードにテンションノートの9thを追加したと考えてこのようなコード表記になりますが省略して次のコード表記にもできます。
- C△9
- Dm9
- Em7♭9
- F△9
- G9
- Am9
- Bm7♭9♭5
9と♭9
ここで一度C△9見てみましょう。C△9はルートと9thのDの関係性は長9度の関係性です。このように長9度の関係性の場合はナチュラル9th又はそのまま9と呼びます。
1オクターブ下ろしてくるとルートと全音の関係性です。ではここでEm7♭9を見てみましょう。
Em7♭9の場合はルートと9thの関係性は短9度の関係性です。このように短9度の関係性の場合は♭9と呼びます。
1オクターブ下ろしてくるとルートと半音の関係性です。
- C△9
- Dm9
- F△9
- G9
- Am9
- Em7♭9
- Bm7♭9♭5
おわりに
いかがでしょうか?トライアドやセブンスコードを理解できていれば9thコードも理解しやすいかと思います。さらに緊張感や浮遊感を演出することができますのでぜひ9thコードも使ってみてください。特にEm7♭9やBm7♭9♭5はかなり緊張感がきつめです。というわけで今日はこの辺で!ではまた