ここ最近は音楽理論についての記事を書いています。今回はコードについて解説していきます。
前回までは
について解説してきました。これらは基礎的な知識として必要ですのでぜひ目を通しておいてください。

コードとは

「これからDTMで作曲をしていくぞ!」と考えている作曲初心者の方はコードという言葉を聞いたことはありませんか?
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コードとは複数の音を重ねた音のことを言います。
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こちらはCを単音で鳴らしていますが
  • 単音は主に作曲においてメロディーやリードサウンドで使用
  • コードは作曲において主に伴奏で使用
女性ボーカリストがアカペラで歌っている場合は基本的には単音です。そこにピアノやギターなどでコードを加えることで伴奏が生まれます。このようにして考えると作曲においてコードの必要性を感じられますよね。

トライアド(3和音)

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コードは基本的には3和音を基本とします。3和音でコードを構成する場合はトライアドと言います。
CEGでCコードを構成している場合はCメジャートライアドと言います。
基本的にトライアドの構成音は
  • ルート(根音)
  • 3rd(第3音)
  • 5th(第5音)
これらで構成されています。トライアドはメジャートライアド、マイナートライアドの2種類があります。

メジャートライアド

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メジャートライアドを作る時にもスケールのようにルールがあります。メジャートライアドの構成音は
  • ルート
  • 長3度
  • 完全5度
といったルールがあります。この場合はルートがCですのでコードCです。
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ではGメジャートライアドの場合はどうでしょうか?Gの場合はG、B、Dになります。

マイナートライアド

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マイナートライアドにもルールがあります。マイナートライアドの構成音は
  • ルート
  • 短3度
  • 完全5度
といったルールです。簡単に覚える方法がありますのでお教えいたします。マイナートライアドはメジャートライアドの3rdの音を半音下にすることで作ることができます。

簡単に鍵盤でコードトライアドを導き出す方法


鍵盤で簡単にメジャートライアドとマイナートライアドを導き出す方法をご紹介します。
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メジャートライアドの場合は
  • ルートは何も考えなくてOK
  • 3rdはルートから鍵盤を数えて4番目の音
  • 5thは3rdから鍵盤を数えて3番目の音
いかがでしょうか?簡単ですよね。これで全てのメジャートライアドを導き出せるようになりました。
ではマイナートライアドの場合はどうでしょうか?
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マイナートライアドの場合は
  • ルートは何も考えなくてOK
  • 3rdはルートから鍵盤を数えて3番目の音
  • 5thは3rdから鍵盤を数えて4番目の音
これも簡単ですよね。気づいている方もいるかもしれませんがマイナートライアドはメジャートライアドの導き出し方から鍵盤の数える順番を3rdと5th逆にしただけなのです。
これで全てのマイナートライアドを導き出せるようになりました。
つまりメジャートライアド、マイナートライアドを全て導き出せるようになりました。おめでとうございます。

おわりに

どうでしょうか?このようにして考えると意外とコードは簡単な気がしてきますよね。この記事ではコードの基礎的な知識とメジャートライアド、マイナートライアドについて解説しました。実際に鍵盤を使いながら確認するとより理解が深まるはずです。
というわけで今日はこの辺で!ではまた