DTMをする上でMIXは避けて通れない道です。その上でどうしても直面してしまう壁は再生環境による音の違いです。いわゆるMIX沼にハマる原因の一つでもあります。
これを乗り越えるためのヒントとこの記事では説明していきます。あくまでも個人の考えを主張する記事ですので参考程度にしてもらえると幸いです。

YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5 定番スタジオモニター ペア
YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5 定番スタジオモニター ペア

再生環境によってそれぞれ音の特徴が違う

極論を言ってしまえば全ての再生環境が一つに統一されてしまえばこの問題はそもそも発生しません。
しかしそれは現実的にあり得ない話です。そのため再生環境による音の違いは避けて通ることはできません。
スクリーンショット 2020-09-27 12.23.57
↑スマホの再生帯域のモデリング
例えばですがスマホの再生環境は画像を見ていただくとわかると思いますが低域はほぼない状態です。
スクリーンショット 2020-09-27 12.23.35
↑私のモニタリング環境
モニタースピーカーやヘッドホンは低域を再生してくれるため作曲中やMIX中は低域をちゃんと聴いて作業ができます。しかし先ほどスマホの再生帯域を見ていただいた通り、いざミックスダウンをした後にスマホで聴いた場合には「あれ、スマホだと全然低域が聴こえない…」といったギャップが発生するわけです。これが再生環境による音の違いというわけです。

自分のモニタリング環境を信頼することの大切さ


↑再生環境による音の違いにどう対応していくかを解説した動画です。
動画の中で詳しく説明していますがとにかく大事なことは自分のモニタリング環境を信頼することです。
もし自分のモニタリング環境が信頼できていない場合はまずは信頼できるモニタリング環境の構築を行いましょう。
明確な基準となるモニタリング環境ができていれば、もし違う再生環境で音源を聴いた場合でも音質の変化は自分の計算内で収まっていくはずです。その結果、音質の違いのギャップに戸惑うことも無くなっていくといった考え方です。

MIX沼に一番ハマりやすいのは信頼できていないモニタリング環境でMIXをすること

computer_manual_man
動画でも説明していますが一番MIX沼にハマりやすい原因は自分のモニタリング環境が信頼できない場合です。私の考えとしてはプラグインを買うよりもまずは先に信頼できるモニタリング環境の構築を優先することが大切です。
どれだけMIXに時間をかけたとしてもスピーカーから出る音を信頼できていないのであればあなたはこれkらもずっとMIX沼にハマっていくことになります。
本来はMIXという作業は作品を作るための工程の一つなだけでMIXをすること自体が目的ではありません。作品を完成させるためのMIXです。
迷いの少ない状態で集中しやすい環境で作業をし、MIX沼に悩んでいる人はなるべく早くMIXを完了させるためにもプラグイン収集よりも先に信頼できるモニタリング環境の構築をしましょう。

おわりに

いかがでしょうか?動画を見ていただけるとわかりやすく解説しておりますのでぜひ参考にしてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた