バンドレコーディング、ボーカルレコーディングをすることが増えてきました。
その中で大事なのはディレクションと感じています。
もちろんレコーディングする側の技術が大事なのは前提のお話で、そのボーカルや演奏者の力をうまく引き出してあげるのがディレクションと僕は考えています。
宅録バンドレコーディングで大事なこと:OKテイクとNGテイクの判断の重要性
↑過去記事でもディレクションの重要性をこちらで述べていますのでぜひ一度読んでみてください。

わかりやすく歌い方やニュアンスを伝える⇨アカペラで確認

このようにコントロールルームとレコーディングルームを分けてレコーディングをするのが鉄則です。
同じ部屋にいた場合はどうしても客観性を失ってしまったり、冷静な判断、音の質感を感じることが難しいからです。そのためなるべくこのように別々の部屋でディレクターが指示を送りましょう。
OKテイクやNGテイクの判断だけではなく、歌い方やニュアンス、曲のイメージを伝えるのもディレクションの一つです。
  • 歌の強弱
  • トーンの付け方
  • 語尾のニュアンス
など、歌のニュアンスや表現をなるべく明確に伝えてあげることが大切です。
動画にもあるように歌い方を説明したらそのまますぐに録り始めるのではなく、アカペラで確認することでイメージが伝わりやすくなります。
ボーカルが落ち着いて録れるようになるべく急かさないように気を配りましょう。

ボーカルの技術力に合ったディレクションをする

music_recording_singer_man
これはコツというよりは考え方なのですがやはりボーカルにも上手な人とそうでない人がいます。
上手な人の場合は歌い方を伝えた際にそのイメージを歌で表現する技術がありますが
そうでない人の場合はディレクションで歌い方を伝えても表現する技術がそもそも備わっていない場合もあります。そういった場合はその人が現状一番歌いやすそうな声の出し方を提案しましょう。
要はボーカルの技術力に合ったディレクションでベストテイクが録れるようにアシストするといった考え方です。

おわりに

SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク
SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク
やはりレコーディングは毎回新たな発見があってやりがいを感じています。ディレクションも大事な仕事の一つとして意識することが増えてきました。
この記事を読んでくださった人もレコーディングをする機会があればぜひディレクションで録りやすい環境作りを意識してみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた