今年は宅録でのバンドレコーディングに力を入れていました。
6月から始めましたが今年だけで実は5バンドレコーディングしております。

僕はエンジニアというポジションでDAWや機材を操作してバンドのレコーディングを進めていきます。
その中で改めて再認識したことや気づいたことがありました。この記事ではスムーズなレコーディングをするために大事なことをいくつか紹介します。
音源を作る工程で一番大事なのは人によって考えがバラバラだったりします。例えばMIXが1番大事だと言う人もいればレコーディングが1番大事だと言う人もいます。
基本的にはどれも順位が決められないほど大事な工程ですが僕の考えとしてはレコーディングが工程の中で一番重要だと考えています。
説明すると長くなってしまうのでわかりやすく簡単に言うと最初からなるべく良い音で録れればその後の工程もスムーズにいきやすいからです。
良い音というのは音質はもちろんのことですが
どれか1つでも欠けてしまっては良い音の条件から外れてしまいます。そのためプリプロに時間をかけて万全な状態をいかに作れるかが大切です。
良い例としては朝一のレコーディングでベストなテイクを録るために朝6時から声出しをして喉を温めてレコーディングに挑んできたボーカルもいました。
素直に僕は「このボーカルのプロ意識すごい!」と感じました。
良いテイクを録る人に共通しているのはちゃんと録りたいテイクを自分の中でイメージできています。


宅録といえどDAWを操作する人も重要なポジションです。アーティストが落ち着いて録れる雰囲気作りはもちろんのこと、レコーディングをスムーズに進行させるためのあらゆる判断が大切になってきます。
その中で特に重要なのはOKテイクとNGテイクの判断です。録ったテイクの質が一定の基準を超えているのかどうか上手く判断できなかった時にはMIXの時に必ず作業が難航するタイミングがあります。具合によってはクオリティを大きく左右する致命的なNGテイクがあれば再録が必要な場合もあります。
レコーディングの時間が長くなるほど集中力をキープするのも難しくなってきます。もちろんアーティストも集中力が散漫になってきます。エンジニアは冷静にOKテイクかNGテイクかの判断をできるかが大事だと感じています。
もちろんそのOKテイクの基準が低ければクオリティも必然的に低くなりやすいと言うことです。
この判断はMIX時にこのテイクならばどういった仕上がりになるかと予想を自分の中でどれくらい明確に持てるかによると考えています。
エンジニアとアーティストの信頼関係が構築されてきて、息が合ってくるとOKテイクかNGテイクかのお互い考えが一致してくるようになります。

これは2番目のOKテイクとNGテイクの話と似ているのですがディレクションのセンスはレコーディングの円滑化やクオリティに直結すると感じています。
これはエンジニアに限らず、レコーディング中のバンドマスターやディレクターのディレクションのセンスにも同じことが言えます。
よくあるのがレコーディング時にバンドマスターや作曲者が不在だったために録ったテイクがイメージしていたフレーズと違ったから後日録り直しといった事例です。
レコーディング日にディレクションできないならば事前にプリプロでちゃんとフレーズを決めておくことが大切です。

宅録スタイルのバンドレコーディングは今後DTMの普及がさらに加速すればさらに増えてくるはずです。
これからセルフでバンドの音源を作りたい!と考えている方の何かしら参考になると幸いです。
というわけで今日はこの辺で!ではまた
6月から始めましたが今年だけで実は5バンドレコーディングしております。

僕はエンジニアというポジションでDAWや機材を操作してバンドのレコーディングを進めていきます。
その中で改めて再認識したことや気づいたことがありました。この記事ではスムーズなレコーディングをするために大事なことをいくつか紹介します。
1.録る人は事前にプリプロで万全な状態を作る

音源を作る工程で一番大事なのは人によって考えがバラバラだったりします。例えばMIXが1番大事だと言う人もいればレコーディングが1番大事だと言う人もいます。
基本的にはどれも順位が決められないほど大事な工程ですが僕の考えとしてはレコーディングが工程の中で一番重要だと考えています。
説明すると長くなってしまうのでわかりやすく簡単に言うと最初からなるべく良い音で録れればその後の工程もスムーズにいきやすいからです。
良い音というのは音質はもちろんのことですが
- ピッチの正確さ
- 的確なリズムキープ
- 強弱による表現
どれか1つでも欠けてしまっては良い音の条件から外れてしまいます。そのためプリプロに時間をかけて万全な状態をいかに作れるかが大切です。
良い例としては朝一のレコーディングでベストなテイクを録るために朝6時から声出しをして喉を温めてレコーディングに挑んできたボーカルもいました。
素直に僕は「このボーカルのプロ意識すごい!」と感じました。
良いテイクを録る人に共通しているのはちゃんと録りたいテイクを自分の中でイメージできています。
2.OKテイクとNGテイクの判断がその後のクオリティを大きく決める


宅録といえどDAWを操作する人も重要なポジションです。アーティストが落ち着いて録れる雰囲気作りはもちろんのこと、レコーディングをスムーズに進行させるためのあらゆる判断が大切になってきます。
その中で特に重要なのはOKテイクとNGテイクの判断です。録ったテイクの質が一定の基準を超えているのかどうか上手く判断できなかった時にはMIXの時に必ず作業が難航するタイミングがあります。具合によってはクオリティを大きく左右する致命的なNGテイクがあれば再録が必要な場合もあります。
レコーディングの時間が長くなるほど集中力をキープするのも難しくなってきます。もちろんアーティストも集中力が散漫になってきます。エンジニアは冷静にOKテイクかNGテイクかの判断をできるかが大事だと感じています。
もちろんそのOKテイクの基準が低ければクオリティも必然的に低くなりやすいと言うことです。
この判断はMIX時にこのテイクならばどういった仕上がりになるかと予想を自分の中でどれくらい明確に持てるかによると考えています。
エンジニアとアーティストの信頼関係が構築されてきて、息が合ってくるとOKテイクかNGテイクかのお互い考えが一致してくるようになります。
3.ディレクションはめっちゃ大事

これは2番目のOKテイクとNGテイクの話と似ているのですがディレクションのセンスはレコーディングの円滑化やクオリティに直結すると感じています。
これはエンジニアに限らず、レコーディング中のバンドマスターやディレクターのディレクションのセンスにも同じことが言えます。
よくあるのがレコーディング時にバンドマスターや作曲者が不在だったために録ったテイクがイメージしていたフレーズと違ったから後日録り直しといった事例です。
レコーディング日にディレクションできないならば事前にプリプロでちゃんとフレーズを決めておくことが大切です。
おわりに

宅録スタイルのバンドレコーディングは今後DTMの普及がさらに加速すればさらに増えてくるはずです。
これからセルフでバンドの音源を作りたい!と考えている方の何かしら参考になると幸いです。
というわけで今日はこの辺で!ではまた