先日このようなツイートをしました。
5年ほど務めた会社を退職することにしたのです。
正社員をしながらDTM講師もやって、時には野球のバッティングコーチのバイトもしている時期がありました。
正社員の仕事は音楽とは全然関係のない仕事だったのですが5年務めてみてあっという間だったなぁという気持ちと色々あったなぁという気持ち、でも時間が経ってないからか辞めたという実感が薄い。
おそらくもう少し時間が経ってみれば「そっか、退職したんだったな」と実感するタイミングが来るだろうからもうしばらく余韻みたいなのを味わってみます。
fukidashi_taisyoku_man
正直なところ、こんなプライベートな話をこのブログでする必要があるんだろうかとも考えましたがDTMに集中できたのもその仕事だったからこそなので少しだけ書いてみようかなと…
これから就職や転職とかで何かを考えている人の少しでも参考になれれば嬉しいです。
5年ほど務めた会社は自分が好きなこととは全く関係がなく、入社するきっかけになったのが当時のバンド仲間が紹介してくれて入社しました。
「全然興味のない仕事だけどとりあえず入っておきゃそれなりに暮らしはできるだろう」そう考えていたし、最初の1年間は出勤時間は朝の5時の時もあったり、その後の4年間は7時出勤でした。
nebou_man
「出勤時間がめっちゃ早い」こういったことを常日頃ずっと思っていましたがその分定時も16:30だったりで帰宅後に趣味をする時間が十分に確保できる環境でもありました。
実家暮らしでもあるのでひたすらにDTMに時間とお金をぶち込める環境でもあったのです。
それと会社の昼休みとか空いた時間にこっそりブログを書いていたのでその会社でなければこのブログはなかったとも感じております。
最初に書いた"全然興味のない仕事"を選んだわけですがこれにどう思うかは人それぞれだと思います。
  • 仕事は仕事として割り切って好きなことを仕事にしない
  • 好きなことを仕事にしてやりがいを常に感じるべき
おそらく社会人は大きく分ければこの二つの考え方があると思うのですが入社前の当時22歳の僕は前者の考え方で仕事を選んでしまったのです。
仕事で嫌な思いをしてもプライベートで楽しいことがあれば頑張れるだろうという考えだったのですが5年経ってみてその考え方に思うことは仕事のストレス発散の先を好きなことにしてもストレスという負の感情を好きなことにぶつけていることになるのでその仕事を続けている以上はずっと繰り返されていくことになる。きっと嫌なことが大きくなっていけばいずれ捌け口として耐えられなくなる時がくる、そうなると好きな事さえも好きと思えなくなるんじゃないか…
これを客観的に考えたら子供時に想像していたダサいおっさんというのが目に浮かんできたのです。
mukiryoku_ojisan
僕の場合はまだ好きなことを好きでいれているから良いけどもこのまま全然興味のない仕事をして進んでいくといずれ好きな事さえも忘れてしまったダサいおっさん化してしまう時がくると予想しました。
最低限やれと言われたことを仕事としてこなすだけの日々を繰り返していたのですが、当然前向きにもなれることの方が少なかったです。
思考停止で無難に仕事を片付ければ生活費が約束される、これは安定しているとも考えられますが単純につまらないと思うことが増えていました。
つまらないことが生活の半分以上を占めていて今後人生を振り返った時に面白かったと素直に感じられるだろうか…きっとそう感じられないだろうと思います。
逆に僕の好きなDTMを講師として生徒さんにお教えしている時、素直に面白いと思えることばかりでした。好きなことで、興味があることを仕事にするとそこにはやりがいがある。だから面白いのだと感じられたのです。
music_sakkyoku_piano_man
5年ほど興味のない仕事をしてやっとやりがいのある仕事の方が生活が面白くなると、他の人からしたら当たり前なのかもしれないけれども不器用な僕は長い遠回りをして明確な考えとして持つことができました。
仕事の向き不向き、賃金、周囲の目、仕事を選ぶ上で様々なことがありますが、興味のない仕事を選ぶのはやめた方がいいとハッキリと今は言えます。
前向きになれない日々が続くことは本当に退屈だし時間が勿体無いです。そしてダサいです。
自分の考えも文章としてまとめたかったので少し長くなってしまいました。
先日のツイートに対してリプライをいただけるとは思っていなかったので本当にありがたく感じております。次は興味のあるやりがいを感じられる仕事をしていきたいと考えております。
とりあえず一旦は落ち着いて視野を広げた上で動いていきます。そして音楽活動も頑張っていきます。今日はこの辺で、ではまた