実はチャンネルストリップでDBX 286sを導入していました
マイクプリアンプは以前に710 Twin-Finityを持っていましたがチャンネルストリップは今回初めての導入です。
録りの段階でチャンネルストリップでしっくりくる音を作ってしまって、MIXでは調整程度にできるんじゃないかという考えの元です
では実際に使ってみてどうだったのかをこの記事でまとめておきます
関連記事:レコーディングの段階で音を作り込むためにアナログ機材を導入しよう

スタジオマイクプリの定番 dbx 286s

DBX ( ディービーエックス ) / 286sDBX ( ディービーエックス ) / 286s
DBX ( ディービーエックス ) / 286s
まずはじめに音質の前にですがこのチャンネルストリップは非常にコストパフォーマンスが良いです
ハードウェアと聞くと10万円以上するんじゃないか…とイメージしてしまいがちですが税込で¥17,064円で手に入れることができてしまいます。
機能としてはこれ一台で十分なエフェクトが盛り込まれています
  • マイクプリアンプ
  • コンプレッサー
  • ディエッサー
  • エンハンサー
  • エキスパンダー
が搭載されているチャンネルストリップです
使ってみて特にお気に入りなポイントはコンプレッサー、ディエッサー、エンハンサー、この3つの利き方が感覚的に扱いやすいかつナチュラルにかかります

コンプが初心者でも扱いやすい

コンプレッサーは『DRIVE』『DENSITY』と、あまり他では見かけないパラメーターになっていますが通常のコンプレッサーはスレッショルド、レシオ、アタック、リリースとつまみがいくつかあり、ある程度知識がないと的確な設定が難しいです
286sのコンプの場合はDRIVEでスレッショルドの役割、DENSITYはリリースの役割になっています
なので初心者の方で「コンプの設定が難しい!」という方でもなんとなくDRIVEとDENSITYをいじってみて自分のイメージに近いポイントを探すという使い方でも十分に良い効果が得られます

ナチュラルに歯擦音を抑えてくれるディエッサー

続いてディエッサーですが僕は今までプラグインのディエッサーしか使ったことがありませんでした
今回初めてのハードウェアのディエッサーとなりましたが個人的にはプラグインよりもハードウェアタイプのディエッサーの方がしっくりきました
ギタリストやベーシストのDTMerはつまみを操作してエフェクトの利き具合を耳で確認しながら設定するという動作を普段からアンプのセッティングでもしているのでハードウェアの方がしっくりくる人は僕以外にもいるんじゃないかと感じています
パラメーターも2つのつまみだけですがかかり方もナチュラルに歯擦音を抑えることができます

エンハンサーの利き方がわかりやすい

そして僕の一番お気に入りのポイントがエンハンサーです
倍音の加わり方がハッキリとしているため耳での確認がわかりやすいです
  • LF DETAIL
  • HF DETAIL
2つのつまみになっています。
LF DETAILは音の太さ、HF DETAILは音の抜けを調整するという感覚で使うと良いです
個人的にはエンハンサーというよりもアンプのEQのようにハッキリと変化がわかりやすいEQのような感覚でした
マイクによっては最初から高帯域の抜けが良いものもあるのでLF DETAILで音の太さのみ調整するというような使い方でも全然ありだと思います

終わりに

実際に自分で歌ってチャンネルストリップの操作もしてみました。
ハードウェアは持っているだけでは意味がないので普段から使って操作に慣れておくというのも大切だと感じています。これを気に歌の練習もしていきたい(苦笑)
バンドレコーディングのボーカルRECでも積極的に使っていきたいと思います
というわけで今日はこの辺で!ではまた