今回はGroove Agent SEという付属ドラム音源でロック系のドラム音色を作ってみました
個人的な感想ですがCubaseに標準で入っている音源とかプラグインはサードパーティー製に引けを取らないくらい良いものがあると手応えを感じています。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Groove Agent 通常版
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Groove Agent 通常版 その中で僕なりの音作りのポイントをいくつか紹介します。
関連記事:【初心者向け】Groove Agent SEの簡単な操作と使い方

プリセットのLA Redがロック系ドラム音色としてしっくりきた

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ロック系のプリセットが標準でいくつも入っていますが色々試した結果、LA Redというプリセットが個人的にはしっくりきました
キックのベチベチとした鳴り方といいスネアのスナッピーをカンカンに張ったような音はロック系にもってこいの音色です
※キック、スネア、ハイハット、シンバル、タムなどの各種音色はパラアウトしてミックスコンソール側で音色を調整できるようにしておきましょう

スネアの音色

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・Studio EQ
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・Tube Compressor
基本的にMIX時のプラグインもCubase付属のものでやりました。特にStudio EQとTube Compressorは使いまくりました。
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・Envelope Shaper
スネアはほんの少しだけEnvelope Shaperを使って余韻の部分だけ強調しています。

これによりパワードラマーの力強いリムショットの質感を演出しています。
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そしてSENDからホール系のリバーブをほんの薄くスネアに送って部屋鳴りも演出しています。

キックの音色

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・Studio EQ
キックの音色が元々ベチベチなっていたので中域は削らずに低域と高帯域のみより強調するような形にしています。
超低域辺りは逆に削っています(余分な低域は全体で混ざった時に邪魔になることがあるため)
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・ComPressor
プリセットのRock BdからスレッショルドとAttackを少し早めに調整。
Make UpをAutoではなく手動で調整にしています。

ハイハットの音色

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・Deesser
5K~11K辺りを音量に応じてThreshを設定してReductを2.4、Releaseを165msにしています。
※Threshは音量によって変わるので常にかかりっぱなしの状態はNGです。
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・DaTube
サチュレートを薄くかけて音に丸みを与えます。
個人的にDatubeは普段から使うことがありますしナチュラルに丸みを与えてくれるのでオススメです。
OHはStudio EQ⇨Deesserの順番にしています。

タムの音色

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最初から音がある程度できていたのであまりいじることは考えずにStudio EQとLimiterのみです。
Limiterはあくまでもピークを超えないようにする保険としてかけているくらいです。
タムはミッドタムとロータムで2トラックですが2トラックともタムのバストラックに送っています。

ドラムBusの音色

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11
・Magnet MKⅡ
Studio EQ⇨Tube Comp⇨Magnet MKⅡの順番です。
Studio EQはローカットくらいしかしてないので割愛しています。
SENDでホール系リバーブを薄く送って空気感を演出しています。
Magnet MKⅡもテープ系のサチュレーターとして普段から重宝しています。
音に太さと暖かみを付加してくれるのでいつも積極的に使っています。

おわりに

大事なポイントはいかに好みの音色にたどり着くかだといつも考えています。
(アーティストとして活動するならば尚更、音作りをメインで考えるのではなくあくまでも曲作りをメインにするため)
そのため一度作った音色はプリセットとして保存してしまうのも手だと思います
個人的に1番大事に考えているのはEQやコンプよりもまず先にフェーダーによる全体のバランスを見た音量調整だと考えています。
この作業が一番基本ですが一番大事だと思っています。
まずは好きなプリセットを選んでしまってそこからフェーダーで全体のバランス調整⇨EQで余分な帯域をカット⇨コンプでダイナミクスを調整(場合によってはかけない場合も全然ある)⇨SENDで空気感を演出が一連の流れにしています。
モノによってはEQもコンプも何もかけないほうが良いと判断する時も全然あります
あくまでもこの記事は参考程度で良いと思います。
と言うわけで今日はこの辺で!ではまた