臨時収入が入ったので今回 IK Multimediaさんから出ている
ARC2 System(Advanced Room Correction System)を導入してみました
近々2.5が出るという情報を買ってから知った笑
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購入した理由

なぜこれを買ったかと言いますとMIX時やマスタリングをしている時に
ヘッドホンで良い感じにきてるのにスピーカーだと微妙ということが前からよくあって
ヘッドホンとスピーカーで聴くの往復が何回もありました
結局その中間を取るというような音の作りになっていたからです
それを今回解消してなるべくヘッドホンとスピーカーの往復を減らし
さらに効率の良い作業環境
にするべく導入してみました

音場環境を測定する

箱の中に入っているものはソフトウェアのシリアルコードが記載されている紙と
音場を測定するコンデンサーマイクです
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測定するときはソフトウェアの指示にしたがって
マニュアルで指定されたポイントにマイクを立てて測定していきます

測定
※図はイメージです。実際にはメーカーからマニュアルがあります
図が下手ですがイメージ的にはこの丸がいっぱいあるのがポイントだと思ってください
色々散りばめられたポイントにマイクを耳の位置の高さくらいにスタンドで立てて集音します
この時ガムテープでポイントを決めておくと良いと思います
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生活感が半端ないですがwこのようにマイクを立てて集音しました
そろそろ掃除しますw

音場を測定するとえらいことになっていた

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オレンジの線が補正前で白線が補正後です
使っているモニタースピーカーはYAMAHA HS5です
明らかに補正前の環境は低域のバランスが悪いです
これは部屋の環境により色々なものに音が跳ね返って自分の耳に音が届いた結果
このような聴こえ方を自分の作業スペースでしていた
ということです
このことからわかることはモニタースピーカーを使っていても部屋の状態によってはモニタースピーカーが本来持っている力を発揮できていない可能性があるということです
この結果からヘッドホンとモニタースピーカーの往復が多い理由が納得できました

音場補正をしたことで違和感が無くなった

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これはまさに革命が起きました
今までのヘッドホンとモニタースピーカーでの往復がこれで無くなる
そう思える瞬間が起きました
ヘッドホンとスピーカーもYAMAHA同士だからか聴こえ方もフラットに近い感じがします
そして何より低域が見える!!音像を見るとはこのことか!!っと一人で呟いてました笑
低域の解像度の高さが前回のバージョンよりもなんと4倍の解像度だそうです
実際にマスタリングを早速行ってみたのですが
「おい!まだ音圧出せたやんけ!」と声に出してしまいました
悪い音場で調整をしていたため音圧が出し切れていない部分があったということでした
そのためMIX時も同様でもっと追い込んだ音作りが可能になったということです

様々な再生環境をモデリングしたプリセットがある

今まで自分は様々な再生環境で音を聴いてはPCに戻り再度調整といったことをしていましたが
これがホンッットにめんどくさかった(゚皿゚メ)
しかしこれもARC2を使うことでこの手間が無くなりました
実は音場補正だけでなく様々な再生環境のモデリングプリセットがあるので
カーステレオ、PCのスピーカー、携帯のスピーカーなどDAW上で再生環境を想定することが可能になりました
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↑カーステレオの音場モデリング
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↑携帯電話などの音場モデリング
これを発見したときは「まじか!?まるで救いの女神のようだプラグインだ!!」と声を発して
おかんに何言ってんだwと変な顔をされてしまいました
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さらに音場は自分でカスタムして作ることもできます

終わりに

IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5
今回ARC2を導入したことでやっとモニタリング環境のモヤモヤが晴れました
今まで「え!なんでこの再生環境だと違和感があるんだ」ということがありましたがこれで解消されるかもしれません
ついにヘッドホン、スピーカー往復作業に救いのプラグインが来てくれました
今回で明確になったのがどれだけ良いプラグインを持っていたとしても再生環境が悪いとうまく調整をかけることは難しいということです
なのでこれからDTMを始められる方はダイナミクス系のプラグインよりもまずは先にモニタリング環境に力を入れることをオススメします
モニタリング環境が悪いとどんどん沼にハマっていくだけです
これでは作業効率が悪すぎるし挫折してDTM自体をやめてしまいかねません
私はそんな未来をこのブログを見てくださっている方々にはおくってほしくありません
モニタリング環境さえ良くしてしまえばDAW付属のプラグインでもそれなりに戦うことは可能だと感じています
まずはモニタリング環境でライバルに差をつけましょう!
というわけで今回はARC2のレビューでした
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ