おはようございます。空間系の代表とも言えるリバーブについてサクッと説明したいと思います。

風呂で歌った時にエコーがかかるまさにあれのこと

部屋の中で手を叩いたりすると響いたりしますよね。あれがまさに天然のリバーブです
天然と聞くと新鮮でおいしそうな感じがしますよね。
あれは部屋の中で音が反響しているのです。
しかも思ってる以上に反射しまくって自分の耳にきています。
反響

部屋の中で声を出した時、上、下、横、
数え切れないくらいの方向から反射して耳に届いています。
教会とか、あとは大きなホールだったり場所によってその響き方は変わってきます。
これをDAW上で再現する際にプラグインでデジタルリバーブを使います。

デジタルリバーブはディレイをめちゃくちゃ複雑に合わせたもの

実はデジタルリバーブはディレイを大量に複雑にかけまくっているものです。
これは普通に素人がディレイを使ってやろうとするとほぼ不可能に近いです。
そのためデジタルリバーブは数ある反射音の特性をパターン化したアルゴリズムを元に空間を再現したりしています。
教会だったり、スタジアムなどの残響音の違いはアルゴリズムの違いというわけです。
またサンプリングリバーブといって実際の空間の音を録音してデータにしその空間の残響音を再現しているものもあります。
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ex.Cubase付属リバーブ Reverence

パラメーターについて

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よく使われるパラメーターを説明します。
・リバーブ・タイプ:空間の種類、ルーム、ホール、プレート
短めのアンビエスはルーム、長めだとホールやプレートになります
・アーリーリフレクション:初期反射音
・ディケイ:初期反射音の後の繰り返して起きる反射音
ex.テイルと表記してある場合もあります
・プリディレイ:原音が鳴ってからリバーブ音が鳴るまでの時間
ex.「パーン!」って鳴らすか「ッパーン!」って鳴らすかみたいな感じ、「ッ」の時間
・リバーブ・タイム:リバーブの長さ
・ルームサイズ:空間の広さ
・Wet/Dry:Wetがリバーブの音量、Dryが原音の音量
・ダンピング:リバーブ音の衰退音
・EQ:リバーブ音
のEQ
大体こんなものかなーと思います
リバーブで空間を演出する際
同じリバーブタイプのものをSENDで各トラックに送ります
その際、奥にしたいものは深め、前にしたいものは浅めにかけることで同じ空間で演奏している状態を演出し、尚且つ前後感を作り出します。

おわりに

大体こんなものでしょうか、正直リバーブはプリセット選んだらあとはEQ、Wet量、リバーブタイムくらいしか私は触らないです^^;
あとはSEND量で各トラックの奥行きを決めるくらいにしてます。
空間系はモニターヘッドホンを使わないと細かいところまで音の変化がわからなかったりするので空間の処理をするときはヘッドホンが必要かなと思います。
ギターでリバーブを使う際は弾いた時の心地良さでつまみをいじったりしてますね笑
プレイヤーならではの心地良さを大事にしたいというか笑
特にこの設定で!とかはあんまり考えたことがないです。
というわけでリバーブでした。ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ