おはようございます。 最近BFD3を使って4年以上が経ちました。今では自分なりに使いこなせるようになり、BFD3を愛用しています。
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
様々な方が使いこなすのに時間がかかった、苦労したというレビューを目にすることがあります。僕も最初は本当に戸惑いながら使用していました。
具体的にBFD3のどういったところに苦戦するのか、良い部分なのかをまとめておきます。
一番最初に使って感じたことは音に関してはすごくリアルです。
生ドラムの音にかなり近いと感じております。全体的に音の太さがとにかく良く、バンドアンサンブルにおいて、存在感を持ってくれます。金物の質感も繊細でばっちりです。1本1本立てられたマイクに対してそれぞれの被りまでしっかり入ってるくらいです。特にバスドラは音が太いので重心のしっかりしたドラムサウンドになると感じました他のドラム音源にはないサウンドのリアルさと太さを持っています。
個人的には今の所、BFD3は唯一無二の音質の良さだと感じております。このドラム音源無しでの制作は考えられないと思うくらいです。
ですが使いにくさに関してはドラム音源界トップクラスの使いにくさとも感じております。
現在はアップデートによりバグはかなり減りましたがそれでも初見殺し要素が多いと感じております。
GM規格に対応したドラムマップがデフォルトで用意されていません
これは気にする人としない人がいると思います。鍵盤上にずらっと並んでいるドラムマップを覚えるか
BFD3側で自分でGM規格用のMapを作ることが必要になります。この作業が結構時間かかるのとだいぶちまちました作業になります。この作業だけでも心が折れる人もいるかもしれません。
Cubaseのドラムマップの規格はGM MapなのでここのセッティングをしないとCubase上で表示されているマップの音と違う音が鳴ったりします。これがいわゆる初見殺しなので特にDTM初心者の方は混乱するかもしれません。
色々ドラムMapは用意されていますが私の場合はCubaseで打ち込むならGM規格で打ち込むことがほとんどです。バージョンUPしてからさらにドラムマップの種類が増えましたのでお使いの環境ではGM Map以外で対応できるかもしれません。
ちなみにAD2の場合はGM規格に対応しているドラムマップが用意されています。
最初、自分が打ち込んでいるMIDIによるリズムパターンとは別のBFD3内部のリズムパターンが再生されることがありました。これは右上にあるGrv.offを適用すると治ります。
自分以外にもこれを調べている人結構いたのでこれは使用する際に気を付けてください。
これは最初「なんでだよ!?」と思ったことです。これはバグなのか仕様なのか…。
チャイナの音量が大きく感じたのでフェーダーを下げても音量が変わらないことがありました。
普通に考えたら下がるはずなのですがこれはアンビエンスマイクに音が入ってるというのが想定されているので金物は特にアンビエスマイクの設定を変えないと体感上、音量に変化を感じられない場合があります。
生のドラムサウンドもマイキングで大きくサウンドの質感が変わりますのでそういうところまでリアルに再現されているということなのでしょうかね。
このBFD3内部のフェーダーを触っても音量に変化が出ないというのはバグなのか仕様なのか今でもハッキリしたことが僕の中ではわかっていません。
レコーディングエンジニアを始めてからドラムのレコーディングを普段から経験していますがその時はドラム3点、タム3、オーバーヘッド、というセッティングがよくあります。
ハットは嫌でもいろんなところにかぶるからハットは無しでやるという人もいるくらいです。
BFD3の場合はアンビエンスマイクだけでも8種類ありますのでこの調整がなかなか苦戦しました。アンビエンスマイクを全種類個別にパラ出しして処理するのは個人的にはオススメしません。アンビエンスマイクだけでかなりの数があるのでそれらを処理しようとするとかえって迷走してしまうと思います。
色々な解説動画も見ましたがアンビエンスマイクのルームだったりを完全にミュートさせる人もいました。やはりBFD3は中級者から上級者向けなのかなと感じています。
アンビエンスマイクを8種類使うレコーディングは滅多に経験できないのとかなり高額なエンジニア付きのスタジオ録音になるのでバンド経験者でもわからないことがあると思います。
プリセットが想像してたような音と違うというのがあったり特にMetal系はプリセットから少しいじってというよりは結構いじる必要があるでは?と思う節がありました。
2種類のスネアをレイヤーさせてみたり、チューニングを変えてみたり色々試行錯誤しました。
メタルやラウド用の拡張音源のOblivionを使ってみたらそっちを使ってしっくりきたかな?と感じました。細かい調整の解説はMedia Integrationさんよりマスターセミナーの内容が掲載されているので参考になると思います。
僕からもBFD3を使いこなすための動画を用意しておりますので参考にしてみてください。
使い始めてかれこれ4年以上が経ちましたが音質に関しては最高レベルですが使いにくさに関しても最高レベルだと感じております。なので初心者の方にはこのドラム音源はオススメしておりません。
個人的にはBFD3を使いこなすための先生が必要なレベルだと感じているくらいです。それぐらいの暴れ馬なドラム音源だと思ってください。
↑筆者が実際にBFD3を使って制作した音源です。
生レコーディングしたギターやベースとの相性が抜群に良いのでBFD3を使いこなすとこのような音源のクオリティになります。極めがいのあるドラム音源ですので挑戦してみてください。
どうしてもロック系の力強い音にならない!という悩み相談のDMを受けることが多かったのでこちらで僕なりの音作りを動画&記事にしてわかりやすくまとめてみました。
秘伝技:ロック、メタル系ドラムのMIXのやり方を公開します(PASS付き)
どのレビュー見てもみんな音良い!っていうのばかりで肝心な細かい部分はあまり書かれていない印象です最初からある程度作ってあって各楽器に混ぜやすいのがAD2。1から作り込んでいく!というスタイルの方はBFD3なのかなと思います
なので人によってはドラムの音を作る時間が結構かかちゃったりするかもしれないですね。私はだいぶかかりました笑。ドラマーとかドラム好きにはたまらない音源なのは間違いないです。
Metal系のスネアのスパッン!!っていう脳天を突き破るような抜けの良いスネアを作るのが難しく感じました。プリセットはポス!とかポン!となるスネアが多い印象がありました。
激しい楽曲を作るならば最初から拡張音源を買うことをオススメします
正直最初から入ってるKitは激しい曲よりも上品なJazzとかPOPS向けだと思います
しかし悪いところだけではなく音自体は実物にかなり近いのでうまく使いこなせると凄まじいリズム隊になることは間違いないと思います。
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3
様々な方が使いこなすのに時間がかかった、苦労したというレビューを目にすることがあります。僕も最初は本当に戸惑いながら使用していました。
具体的にBFD3のどういったところに苦戦するのか、良い部分なのかをまとめておきます。
目次
BFD3の音はかなり生のドラムサウンドに近い
一番最初に使って感じたことは音に関してはすごくリアルです。
生ドラムの音にかなり近いと感じております。全体的に音の太さがとにかく良く、バンドアンサンブルにおいて、存在感を持ってくれます。金物の質感も繊細でばっちりです。1本1本立てられたマイクに対してそれぞれの被りまでしっかり入ってるくらいです。特にバスドラは音が太いので重心のしっかりしたドラムサウンドになると感じました他のドラム音源にはないサウンドのリアルさと太さを持っています。
個人的には今の所、BFD3は唯一無二の音質の良さだと感じております。このドラム音源無しでの制作は考えられないと思うくらいです。
ですが使いにくさに関してはドラム音源界トップクラスの使いにくさとも感じております。
初見殺しが多い印象がある
初見で触ると「え!?」と感じることがいくつかありました。ドラム音源の中ではトップクラスで癖のあるドラム音源と今でもそう感じております。現在はアップデートによりバグはかなり減りましたがそれでも初見殺し要素が多いと感じております。
- GM規格に対応したドラムマップが用意されていない
- 重い(BFD3とTrilianを使うとかなりプロジェクトが重くなる)
- 音はリアルだが作り込んでやっとバンドサウンドに馴染む
- 最初から入ってるKitはRock向けというよりは上品なJazzやPops向けだと感じる
- アンビエンスマイクの多すぎ
GM規格に対応したドラムマップがデフォルトで用意されていません
これは気にする人としない人がいると思います。鍵盤上にずらっと並んでいるドラムマップを覚えるか
BFD3側で自分でGM規格用のMapを作ることが必要になります。この作業が結構時間かかるのとだいぶちまちました作業になります。この作業だけでも心が折れる人もいるかもしれません。
Cubaseのドラムマップの規格はGM MapなのでここのセッティングをしないとCubase上で表示されているマップの音と違う音が鳴ったりします。これがいわゆる初見殺しなので特にDTM初心者の方は混乱するかもしれません。
色々ドラムMapは用意されていますが私の場合はCubaseで打ち込むならGM規格で打ち込むことがほとんどです。バージョンUPしてからさらにドラムマップの種類が増えましたのでお使いの環境ではGM Map以外で対応できるかもしれません。
ちなみにAD2の場合はGM規格に対応しているドラムマップが用意されています。
Grv.offにしないとリズムパターンが再生される
最初、自分が打ち込んでいるMIDIによるリズムパターンとは別のBFD3内部のリズムパターンが再生されることがありました。これは右上にあるGrv.offを適用すると治ります。
自分以外にもこれを調べている人結構いたのでこれは使用する際に気を付けてください。
金物がフェーダーを下げただけでは音量が変わらない
これは最初「なんでだよ!?」と思ったことです。これはバグなのか仕様なのか…。
チャイナの音量が大きく感じたのでフェーダーを下げても音量が変わらないことがありました。
普通に考えたら下がるはずなのですがこれはアンビエンスマイクに音が入ってるというのが想定されているので金物は特にアンビエスマイクの設定を変えないと体感上、音量に変化を感じられない場合があります。
生のドラムサウンドもマイキングで大きくサウンドの質感が変わりますのでそういうところまでリアルに再現されているということなのでしょうかね。
このBFD3内部のフェーダーを触っても音量に変化が出ないというのはバグなのか仕様なのか今でもハッキリしたことが僕の中ではわかっていません。
アンビエンスマイクだけで8種類ある
レコーディングエンジニアを始めてからドラムのレコーディングを普段から経験していますがその時はドラム3点、タム3、オーバーヘッド、というセッティングがよくあります。
ハットは嫌でもいろんなところにかぶるからハットは無しでやるという人もいるくらいです。
BFD3の場合はアンビエンスマイクだけでも8種類ありますのでこの調整がなかなか苦戦しました。アンビエンスマイクを全種類個別にパラ出しして処理するのは個人的にはオススメしません。アンビエンスマイクだけでかなりの数があるのでそれらを処理しようとするとかえって迷走してしまうと思います。
色々な解説動画も見ましたがアンビエンスマイクのルームだったりを完全にミュートさせる人もいました。やはりBFD3は中級者から上級者向けなのかなと感じています。
アンビエンスマイクを8種類使うレコーディングは滅多に経験できないのとかなり高額なエンジニア付きのスタジオ録音になるのでバンド経験者でもわからないことがあると思います。
最高の音質のドラム音源だが使いこなすのは手軽とは言い難い
個人的にはリアルが故に難しい調整も必要な音源なのかなと感じました。プリセットが想像してたような音と違うというのがあったり特にMetal系はプリセットから少しいじってというよりは結構いじる必要があるでは?と思う節がありました。
2種類のスネアをレイヤーさせてみたり、チューニングを変えてみたり色々試行錯誤しました。
メタルやラウド用の拡張音源のOblivionを使ってみたらそっちを使ってしっくりきたかな?と感じました。細かい調整の解説はMedia Integrationさんよりマスターセミナーの内容が掲載されているので参考になると思います。
僕からもBFD3を使いこなすための動画を用意しておりますので参考にしてみてください。
使い始めてかれこれ4年以上が経ちましたが音質に関しては最高レベルですが使いにくさに関しても最高レベルだと感じております。なので初心者の方にはこのドラム音源はオススメしておりません。
個人的にはBFD3を使いこなすための先生が必要なレベルだと感じているくらいです。それぐらいの暴れ馬なドラム音源だと思ってください。
↑筆者が実際にBFD3を使って制作した音源です。
生レコーディングしたギターやベースとの相性が抜群に良いのでBFD3を使いこなすとこのような音源のクオリティになります。極めがいのあるドラム音源ですので挑戦してみてください。
僕のBFD3の音作りをまとめてみました
どうしてもロック系の力強い音にならない!という悩み相談のDMを受けることが多かったのでこちらで僕なりの音作りを動画&記事にしてわかりやすくまとめてみました。
秘伝技:ロック、メタル系ドラムのMIXのやり方を公開します(PASS付き)
おわりに
BFD3使って最初の1年はだいぶ苦戦しました。どのレビュー見てもみんな音良い!っていうのばかりで肝心な細かい部分はあまり書かれていない印象です最初からある程度作ってあって各楽器に混ぜやすいのがAD2。1から作り込んでいく!というスタイルの方はBFD3なのかなと思います
なので人によってはドラムの音を作る時間が結構かかちゃったりするかもしれないですね。私はだいぶかかりました笑。ドラマーとかドラム好きにはたまらない音源なのは間違いないです。
Metal系のスネアのスパッン!!っていう脳天を突き破るような抜けの良いスネアを作るのが難しく感じました。プリセットはポス!とかポン!となるスネアが多い印象がありました。
激しい楽曲を作るならば最初から拡張音源を買うことをオススメします
正直最初から入ってるKitは激しい曲よりも上品なJazzとかPOPS向けだと思います
しかし悪いところだけではなく音自体は実物にかなり近いのでうまく使いこなせると凄まじいリズム隊になることは間違いないと思います。
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ