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2022年09月

こんにちは
今日はDTMの上達に必要な要素の一つ発信(アウトプット)についてまとめておきます。
安定感のあるベースのRECと ダイナミクスの処理方法 (1)
私はDTM講師を3年以上経ちましたが自分の成長や生徒さんの成長、上達を見ていて成果や結果を出している人に共通していることを感じました。それが発信(アウトプット)です。

先日、アウトプット大全という本を読んでみましたがその本の中に書いてあることも感じた上でアウトプットの重要性を述べておこうと思います。

発信(アウトプット)とは

そもそも発信(アウトプット)とは何かについて述べておこうと思います。
インプットは脳の中に情報を入れること、つまり入力になりますがアウトプットは入力した情報を脳の中で処理して、外界に出力することです。
アウトプットには種類がいくつかあります。
  • 話す
  • 書く
  • 行動する
だと私は考えています。
インプットは脳内世界が変わることになりますがアウトプットすることで自分、自分以外の世界に何らかの影響を与えることができるため、現実世界が変わることになります。
つまり今、あなたが見ている現実世界を変えるためにはあなたから発信しなければ現実世界は変わらないということになります。

私がDTM人生の中で特に意識した発信(アウトプット)の方法

私は音楽歴が10年以上、DTM歴は7年になりました。これまでにいくつかの成果を出すことができましたがわかりやすい例では
  • DTMブログ1位
  • DTM記事、執筆数500記事以上達成
  • 大手音楽教室のDTM講師になれた
  • DTMのセミナーを開催
  • レコーディングエンジニアとして全国流通音源を経験
ざっとわかりやすい例を思いつくところで事実を上げてみるとこれくらいになります。

これらを達成するために必須だったものとして感じているのは私の場合はDTMブログを7年間書き続けたことだと考えています。

その内の6年間は毎年100記事更新を達成しております。

本当にこれがなければDTM講師には絶対になれていないだろうし、セミナーもできていなかったと感じております。
先程の発信(アウトプット)とはでアウトプットの方法について述べていますが私の場合は特に書くというアウトプットの方法が合っていたのだと感じております。
20代はとにかくDTMのことについてブログで書き続けたことによって今の立場があると実感しています。そのため私のレッスンでは生徒さんに自分に合った方法で良いから発信(アウトプット)することを意識して欲しいと言っています。
アウトプットを続けることによって現実世界が変わり、自分がDTMに叶えたいことがいくつか叶えられるようになると信じて、そう話しています。

頑張っているのになかなか上達できない人に必要なもの

アウトプット大全の中でも述べられていることで
"いくらインプットしてもアウトプットしない限り、記憶として定着しない"
引用:アウトプット大全より
というのがあります。
私が思うことですがめちゃくちゃ努力しているのにも関わらずなかなか成果が出なかったり、上達できない人というのはインプットの量に対してアウトプットの量が少ないからだと考えています。
言い方を変えればインプットしただけで成長できたつもりになっているということではないでしょうか。
"インプットはただの「自己満足」。「自己成長」はアウトプットの量に比例する"
引用:アウトプット大全より
このことからも成長するためにはインプットも大切ですがそれ以上にアウトプットが重要ということになります。

DTMのノウハウを簡単に忘れなくなる方法

先ほども述べたことでインプットしただけでは成長できたつもりで終わるというのがあります。
要はアウトプットしなければ成長にも繋がらないということですが
インプットとアウトプットの最大の違いはアウトプットは「運動」であることです。
  • 書く(手の筋肉を動かす)
  • 話す(口や喉の筋肉を動かす)
  • 行動(全身の筋肉を動かす)
これら全ては全身に筋肉と運動神経を使っています。運動して覚えたことは運動性記憶と呼ばれており、アウトプットは体で覚えることであると言えるのです。これは科学的にも証明されています。

わかりやすい例ではSNSやYoutube、ブログでいくらDTMのノウハウを眺めても明日には忘れてしまうなんてことはないでしょうか?

簡単に忘れなくするためにはすぐにDAWを開いてそのノウハウを試してみたり、ノートにメモする、もしくはブログに書くといったアウトプットをすることです。

一番理想はそのノウハウを使って曲を完成させることです。

そうすることで適切なアウトプットがなされて簡単に忘れなくなります。

フィードバックを利用して上達を加速させる

インプットもアウトプットも意識しているのに成長が実感できないというの場合は何かが間違っていることがあります。
その代表的な例としてはフィードバックを利用していないというものです。
発信をした場合には必ず市場から反応があります。市場からの反応を私はフィードバックと呼んでいますがフィードバックに対して必ず行うべきものがあります。
  • 見直し
  • 反省
  • 改善
  • 方向修正
  • 微調整
  • 原因究明
これらです。
「自分はもっと作品のクオリティを上げられたんじゃないか?」と音源をリリースした後に思うことはないでしょうか?
そのヒントとなるものが市場からの反応、つまりフィードバックに隠されています。
主観では気づけないものが第三者から見ればわかるものというのは普段の生活においてもたくさんあるものです。
これらを単に市場のせいにしてしまって自分は悪くないと考えてしまえばフィードバックから得られるものはゼロになってしまいます。
そのため、「もっと成長したい!」とか「成長スピードをあげたい!」と考える人にとってはフォードバックを利用して成長を加速させる必要があるということになります。

インプット⇨アウトプット⇨フィードバック

この3点のループをすることによって更なる成長ができるようになると確信しております。

悪いアウトプットは必ず自分に悪い結果で返ってくる

アウトプットには悪いアウトプットもあります。そのわかりやすい例が人の悪口を言うです。
悪口を言葉として自分の外に発している時点でそれはアウトプットになります。
最近の僕の中で確信になっているものは本物は人の悪口を言わないと言うものです。
あなたがもし、その業界、その分野で上達して目標や夢を叶えたいと思うのであれば必ず本物にならなければ達成できません。
市場から評価される時は人との繋がりがなければ生まれないと私は考えております。なぜならば評価される時は必ず第三者の目が必要だからです。
なので人から評価されたいのであれば人との繋がり大切にすることは必須になります。
悪口を言うのは人との繋がりを悪くすることを自らアウトプットしていることになるのでこれは紛れもなくマイナスなアウトプットになります。
ですからあなたが本物になると言う意思が強くあるのであれば人との繋がりを大切にすることは常日頃、必要です。

おわりに

いかがでしたか?もしこの記事で何か発見があったと思った方はアウトプット大全をぜひ読んでみてください。
  • インプットは脳内世界
  • アウトプットは現実世界
が変わるということですので成長を実感するためにはアウトプットは必須になります。
自分に向いているアウトプットの方法から続けることを意識してみると良いと思います。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

今日は歌ってみたのMIXについての記事を書きます。今回はタイミング補正について解説していきます。
歌ってみたのクオリティを上げるMIXでは必須のテクニックなので参考になると幸いです。
これまで歌ってみたのMIXの記事は基礎知識やピッチ補正の方法、リバーブの使い方なども記事にしていますのでこちらも合わせて参考にしていただけると幸いです。
安定感のあるベースのRECと ダイナミクスの処理方法 (6)

タイミング補正とは

歌ってみたMIXにおいてはピッチ補正も大事な作業になりますがそれと同じくらいに大事な作業がタイミング補正です。
ピッチが合っていてもタイミングが適切なものでなければ聴きにくい歌声になってしまうのでこれは外せない作業になります。
タイミングについて音楽的な用語では
  • 走った(タイミングが早かった)
  • もたった(タイミングが遅かった)
という2つの用語を使う時があります。特に走った歌声というのはリズムが安定しないため素人でもわかるぐらいに聴きにくさが出てしまいます。
個人的にはタイミングは走るよりももたる方がまだマシだと考えています。
タイミング補正をする際には慣れていないうちはまずはタイミングが走っている箇所を集中的に治していくことを第一に考えて、慣れてきたらもたったタイミングも治せるようにしていきましょう。

CubaseのAudioWarpの使い方

スクリーンショット 2022-09-26 21.21.22
CubaseではAudioWarpというCubase内蔵機能を使ってタイミング補正が可能です。
オーディオトラックのイベントをダブルクリックするとこのような画面が出ますので左側のAudioWarpパネルからモードをフリーワープにしましょう。
スクリーンショット 2022-09-26 21.25.07
波形の上にマウスを動かすと時計のマークになるのでそのままクリックするとオレンジ線で区切れるようになります。
タイミング補正をしたい場所をオレンジ線で囲みましょう。そうすることで囲んだ場所のタイミングを補正できるようになります。オレンジ線を消す場合は
  • Windowsの場合はAlt&クリック
  • Macの場合はOption&クリック
この操作で消すことができます。
スクリーンショット 2022-09-26 11.24.46
複数のトラックを選択した状態でAudioWarpを開くとこのように波形を複数表示できます。

タイミング補正の方法


↑この動画ではハモリパートのタイミング補正をしています。
タイミング補正は主旋律も大事ですがハモリパートと主旋律のタイミングを合わせるのも大事な作業です。
スクリーンショット 2022-09-26 11.22.39
↑複数の波形を表示する方法で主旋律とハモリを表示して修正している。効率はこの方が絶対に良い
スクリーンショット 2022-09-26 11.56.25
最終的にはこれぐらいに細かくタイミングを補正しました。この作業をやるのとやらないのとではクオリティに大きく差が出ます。

ボーカルは特にAudioWarpを使って手作業の方が良い

ボーカルは基本的には手作業でタイミング補正を行いましょう。
Cubaseの場合、オーディオアライメントを使うことでガイドボーカルがあれば自動でタイミング補正ができますが狙っていない結果になることもあります。
ボーカルほど特に繊細な作業が必要なパートですので絶対に手作業でタイミング補正しましょう。

おわりに

赤 冒険者 ハイキング 旅行雑誌 (1)
いかがでしたか?タイミング補正は記事で表現するのが難しいので少しわかりづらいところもあったかと思いますが
記事中に引用している動画で詳しく解説しておりますのでぜひ一度見てみてください。
タイミング補正は細かい作業になるので面倒臭い気持ちもわかりますがクオリティに大きく影響が出ますのでぜひ試してみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

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