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DTMで人生を変えた男の機材レビュー!制作のノウハウをお届け!

管理人のDTMユニット:YOSAGYO 1st Full Album『Fall Into The Night』4/30リリース
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2021年01月

こんにちわ。今日は売れたいアーティストに向けてこんな考え方もあるよという話をしたいと思います。
先日このようなツイートをしました。
緊急事態宣言が出てから様々なサービスが変わってきており、アーティストも変化が必要なんじゃないか?という内容のツイートです。このことについてこの記事で詳しく解説していきます。

コロナで変わったんじゃなくて時代が早まっただけ

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まずアーティストがどうのこうのの前に、ここ最近よく耳にする言葉で「コロナで変わってしまった」というものはありません?たしかに私たちの生活はコロナウイルスによる影響で生活のあらゆるものが変わってしまいました。わかりやすいものを上げると
  • リモートワーク
  • オンライン飲み会
これらはかなりの人たちが経験もしくは存在を知ったのではないでしょうか?しかしこれに関しては意外と結構前からあったもので、特にオンライン飲み会なんてものは7年前から僕も経験していました。
スマホが普及する前のガラケー時代からSkypeやYahooメッセンジャーを使用してオンライン飲み会や複数人の交流はされていました。そして「5Gがきたら私たちの生活はさらにIT化が進む」と近年では口酸っぱく言われていましたし、リモートワークが流行るのも予測されていました。
コロナで変わったというよりはコロナがきっかけで来るであろう時代が早くなり、表面化された生活のIT化に大衆がやっと追いついてきたということなのです。

アーティストも変化が必要とされてきた

先ほど述べたことを踏まえた上でアーティストも変化が必要な部分もあるのではないか?と僕は思うのです。僕自身もバンド経験は6年ほどありまして、多い時はライブハウスに週4で通うような時期もありました。だからこそわかるのですが今までは
  1. 練習する
  2. ライブする
  3. 音源を作る
このループが活動のデフォルトだったし、それで良いとも考えられていました。
しかし今後のIT化の流れを予測する限り、もしコロナが収束したとしても完全に元通りというようなことはないだろうし、大衆が生活のIT化に慣れた結果、求められるものも変わるもしくは増えるのではないか?ということです。

アーティストがネットコンテンツを作る必要性

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生活のIT化が進むほどに人間は収集する情報に対して解像度の高い情報を評価する時代がくるのでは?ということなのです。スマホ一つであらゆる情報をSNSやブログ、Youtubeで収集できる時代になったからこそ発信する側(アーティスト)も今まで以上に大衆の目に触れやすい情報の発信が必要なのだと思うのです。先ほども述べましたが
  • SNS
  • ブログ
  • Youtube
これらを見ることが日常となりました。特にSNSは誰もが無意識的に見るようなものになりました。
その結果、情報過多レベルで人々は情報を浴び続けるわけですがその大量な情報の中でアーティストが頭一つ抜けるためにはいわゆるバズりを毎回やるようなレベルでないとなかなか目に触れることもありません。
「知名度があればSNSのバズりは毎回可能だ!」という声もありそうですが知名度が簡単に上がらないから皆さん苦労しているのです。
毎回バズらせるというのは普遍的なものではないからこそSNSのみならずにブログやYoutubeも組み合わせてコンテンツを形成し、コンテンツ内から拡散させるような仕組みであればまだ可能性はあるんじゃないか?僕はそう考えています。

誰が発表したかが重視される

これは賛否両論ありそうですが現代では作品のクオリティの良さはもちろんのこと誰が発表したかが重視されていると感じています。わかりやすい例ではSNSやYoutubeで瞬く間に有名アーティストになったDJ社長です。
彼の場合はまずは知名度を高めるためにSNSやYoutubeで過激なコンテンツを作り、注目を集め、ある程度多くのリーチを集めてから自分の本来やりたかったアーティスト活動をしたという例です。
このことからわかることは「作品のクオリティはもちろんだけども誰が発表したかを大衆は重視しているのではないか?」ということです。コンテンツで多くの人をかき集め、コンテンツ内から拡散させるわかりやすいロールモデルと感じています。
この動きはアーティストに限った話だけではなく芸人などエンタメに関わる人たちは皆、近い動きをしている傾向があると僕は思います。

コンテンツを作るのは誰でも手軽に始められる


コンテンツを作るのは難しいのでは?と感じられる方もいると思いますが僕は誰でも手軽に始められると思っています。SNS+αから始めればすぐにでも可能です。
今最も始めやすい組み合わせはSNS+Youtubeです。いきなりチャンネル登録者数1万人!!とかは難しいので1週間でチャンネル登録者数10人ずつ増やすことを目標にしてみるのはいかがでしょうか?
僕の場合はSNS+ブログでしたが最近やっとYoutubeで動画を定期的に投稿し始めました。SNS+ブログ+Youtubeが一番理想の形ですがまずは始めやすい組み合わせからコンテンツを作っていくことをオススメします。
僕はなんとかブログはある程度、結果が出てきたので今後はYoutubeも頑張ってみます。

アーティストはどのようなコンテンツを作っていくか

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ではここでアーティストはどのようなコンテンツを作っていくかオススメを紹介します。すぐにでも始められるものであれば
  • チュートリアル
  • 機材レビュー
  • 雑談
これら3つでコンテンツを作っていくことをオススメします。特にチュートリアルがオススメで世の中にはあなたが持っている技術を「自分もできるようになりたい!」と感じる人はいるはずです。ここでポイントはなるべく大衆向けであること、わかりやすい例を出すとすれば
  • 初心者でもできる作曲のコツ
  • ギターの練習方法
  • 音作りのコツ
  • ボイストレーニング
普段あなたが実践しているものや過去にしていたものを紹介するだけで良いのです。検索数が多いようなキーワードで良質な動画や記事を作ることが大切です。リーチを増やしてコンテンツに人が集まってきてから本来自分がしたい発信をするという流れです。

チームで動いてタスクを分散させる

だからいって「普段の音楽活動もあるのにさらにネットコンテンツを作っていくなんて大変だ!」こんな考えを持つ人もいますよね。もちろんおっしゃられる通り、これらを一人でやろうとすると時間と労力を多く消費してしまいます。なので例えばバンドやユニットなど複数人で活動されている場合はタスクを分散させれば良いのです。
  • ボーカル:発信担当
  • ギター:作曲担当
  • ベース:作詞担当
  • ドラム:コンテンツ担当
もちろん個々に向き不向きがあるのでそれはメンバー間で応相談といったところです。
このようにコンテンツを分散させてしまえば効率良く、ネットコンテンツ時代に対応できるということです。

小まめな発信を継続的に行う

発信体勢が整い、いざ発信を行っていったとして発信を1ヶ月に3回とかそういうレベルでは誰からも注目は得られません。継続的に、できれば週3。ベストは毎日です。
小まめに情報を発信することで一度獲得したリーチを継続にさせつつ、読者から拡散が行われていきます。ブログは特に小まめに更新が必要です。Googleから評価される近道はやはり継続的な発信に尽きるので意識的に発信を心がけてください。

おわりに

いかがでしたか?今回はDTMや音楽的な記事内容というよりは今後のネット社会でアーティストが注目を集めるための僕なりの戦略を紹介しました。今後ネットコンテンツはさらに重視されていくはずなのでぜひ取り入れてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

こんにちわ。今日はかっこいいアニソン風ロックの作り方を解説します。

主にバンドサウンドを軸にした楽曲で、上物は主にギターとシンセサイザーが混ざり合ってできています。Lisaさんの楽曲のような力強さとスタイリッシュさを揃えている楽曲を作ってみたい方の参考になれば幸いです。

ドラムは8ビートから派生させて作ろう


4/4のロック系バンドサウンドは基本的には王道の8ビートから派生させてドラムパターンを作ることをオススメします。口に出して言うとドッタンドドタンですね。
8ビートのキックを増やしたり位置をずらしてやることで派生させていきます。色々な組み合わせを試してみてあなたのお気に入りのドラムパターンを見つけてください。ロックバンドのドラムパターンを参考にするのもオススメです。
上記の動画ではドラムパターンを派生させることやフィルインの作り方を解説しているのでぜひご覧になってください。

リードサウンドは色々な音色を重ねてみよう

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特徴的なリードサウンドを作る際には色々な音色を重ねてみましょう。例えばピアノとベルを同じフレーズのもので重ねてみるとそれだけでも単体と比べて音色の雰囲気が変わります。
組み合わせは無限にあるのでぜひ色々試してみてください。
シンセサイザーのアルペジオを重ねてみるのもなかなか面白いです。普段思いつかないようなリードフレーズが出来上がったりします。

極太リードシンセはmassiveを使ってみよう

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抜けの良い極太リードシンセを使うならばmassiveをオススメします。massiveのプリセットには即戦力となるリードサウンドが豊富に入っているため、プリセットから探すのも全然ありです。動画で解説している曲ではmassiveのA Love Leadというプリセットを使用しています。さらにここでもう一つオススメのシンセサイザーを紹介します。
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Steinberg/Hypnotic Danceです。こちらのシンセサイザーはとにかく即戦力がウリです。こちらのプリセットもすぐにアニソンで使えそうなものが豊富に入っているので使用することをオススメします。先ほど紹介した音色を重ねるという技をこちらでも使用すると良いです。
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その際に一つポイントとしてはオクターブ違いで重ねることです。オクターブ違いで重ねることで分離感が出るので音の厚みと抜けがプラスされます。

ピンポンディレイで音を左右に散らす

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ピンポンディレイはモノラルディレイと違って左右にディレイ音を散らしてくれます。
このエフェクトをアルペジオに使うことで音が分散され、幻想的なフレーズが出来上がります。アタックが早く、リリースの短い音色を使うと綺麗に散らせます。
ピアノはわかりやすく左右に散らすことができるので効果を確認するためにも最初はピアノのアルペジオにピンポンディレイをかけてみてください。クリーンギターのアルペジオにピンポンディレイをかけるのも面白いです。

分厚いギターサウンドを作るなら4つ重ねよう

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分厚いギターサウンドを作る場合はダブリングではどうしても限界があります。そのためギターを4つ重ねるクワッドトラッキングという手法を使用します。
  • ギターL100
  • ギターR100
  • ギターL50~80
  • ギターR50~80
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僕はこの4つのパン振りでギターを重ねます。こうすることでまさにギターの分厚い壁が出来上がり凄まじい音圧が出来上がります。デメリットとしてはMIXが難しくなるという点です。ギターを使用している面積が増えた分、他のトラックとかぶるため綺麗に前に出すことが難しくなります。
そのためクワッドトラッキングは常時使うというよりはギターをメインに出したい展開で使ってやると良いです。ここぞ!というタイミングでクワッドトラッキングを使用し、重厚なギターサウンドを生み出しましょう。

シンセを使用したリードフレーズが思いつかない場合はギターを弾いて考えてみよう

YAMAHA ( ヤマハ ) / PAC612VIIFM IDB エレキギター PACIFICA(パシフィカ)
YAMAHA ( ヤマハ ) / PAC612VIIFM IDB エレキギター PACIFICA(パシフィカ)
あくまでもギターが弾ける方向けですがどうしてもシンセを使用したリードフレーズが思いつかないという場合はギターで一度考えてみましょう。
  • オクターブ奏法
  • アルペジオ
  • タッピング
  • ハンマリング、プリング
これらでリードフレーズを考えてみて、そのままシンセに置き換えてみましょう。意外とカッコ良いフレーズが出来上がることがありますのでぜひお試しを。

小室進行を使ってみよう

小室進行とも呼ばれている6・4・5・1のコード進行を使ってみましょう。

この進行にさらに7やsuss4を加えるとダークでエモーショナルな雰囲気になります。
特に6の音はギターをドロップチューニングにして開放弦で弾いてやるとカッコ良くて男らしい響きになります。小室進行は哀愁さやエモさを演出するにはピッタリなコード進行なのでかっこいいアニソン風ロックを作るならばオススメです。僕もこの進行は頻繁に使用しています。

おわりに

いかがでしたか?すぐにでもお試しできる方法を紹介しました。アニソン風のロックを作る際はシンセサイザーの音色が重要です。トランスリードやトランスゲートなど使ってやるとモダンな雰囲気を演出できると思います。というわけで今日はこの辺で!ではまた

2020年の紅白歌合戦に出場し、話題になったYOASOBI。代表曲の夜に駆けるが大ヒットし、Youtubeでは1億再生を突破しました。若い世代を中心に人気のこのユニットは2019年10月1日に結成したばかり。「小説を音楽にするユニット」と言うコンセプトで楽曲制作を行い、瞬く間に人気音楽ユニットになりました。

↑YOASOBIのデビュー曲でもあり、代表曲の「夜に駆ける」
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大人気のYOASOBIですが作曲者のAyaseさんの楽曲制作環境がネット上で話題になりました。このことについてまとめておきたいと思います。

Ayaseさんの制作環境はめちゃくちゃシンプル

先日ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージックという音楽番組でAyaseさんの楽曲制作環境が紹介されていました。その制作環境がDTMerの間で話題になりました。制作環境の使用機材は
  • PC:Macbook Pro(2010)
  • DAWソフト:Logic Pro X
  • ヘッドホン:audio-technica(ATH-M40x)
といったまさにめちゃくちゃシンプルな制作環境です。IFすら使用しないのが斬新ですね。本人は「IFとは?」といった感じなんだとか…。夜に駆けるではピアノをリードサウンドとして使用されているのでMIDIキーボードも使用しなかったのも驚きです。必要最低限の機材で紅白出場を果たす楽曲を作ったと思うと夢を感じますね。
この制作環境を見て様々な意見があるかと思いますが僕の感想としてはこれだけDTMは手軽に始められるようになったと証明されているのではないでしょうか?打ち込みを基本にした楽曲制作ならば確かにDAWソフトとヘッドフォンがあれば楽曲制作はすぐにでも始められます。なので少しでもDTMに興味がある方は始めてみてはいかがでしょうか?

自宅で作った曲が大ヒットする可能性は全然ある


Ayaseさんのように自宅で楽曲制作をし、音楽活動をされている方は他にもたくさんいます。
2020年のグラミー賞で4部門を受賞し、世界を代表するトップアーティストになったビリーアイリッシュもその一人です。兄のFinneas O'Connellが主に楽曲制作を担当していますがその制作環境も自宅です。

こちらの動画では制作環境を紹介しています。Ayaseさんほどシンプルな制作環境ではありませんが使用している機材はハイグレードのものばかりではありません。
  • DAW:Logic Pro X
  • モニタースピーカー:YAMAHA/HS5、HS8S
  • ヘッドフォン:Audio-Technica/ATH-M50x
  • IF:Universal Audio Apollo X
  • マイク:Audio-Technica AT2020。Neumann(ノイマン) TLM103
  • MIDIキーボード:AKAI/MPK mini MK2 RED。Native Instruments KOMPLETE KONTROL S88。ROLI Seabord RISE 25
これらの機材を使用し、楽曲制作されているようです。使用機材の中にはエントリークラスものもあります。このように自宅で制作した曲が世界で大ヒットする可能性はDTMerの誰しもが秘めていると言うことです。

さらにはイギリスのロックバンド、Bring Me the Horizonもコロナの影響により、一時制作中断を考えた音源を完全リモートの制作で行い、リリースした事例もあります。このように最先端で活躍するアーティストは皆DTMをしているものなのです。それだけDTMはアーティストにとって身近なものになったということです。

楽曲制作にハイグレードな機材は必要なのか?

ではこれらの事例も含めて楽曲制作に高い機材は必要なのか?という問いにDTM講師の僕から考えを述べさせていただきます。結論から申しますと楽曲制作にハイグレードな機材は無くても良いです。 
Ayaseさんの制作スタイルのようにPC、DAW、ヘッドフォンの組み合わせでも楽曲制作は可能です。しかしハイグレードな機材が必要になってくるとしたらどういう時なのか?という問いがあるとすれば
打ち込みだけではなく、オーディオレコーディングやMIX、マスタリングも全て自分でするのであればハイグレードな機材はあった方が上手くいきやすいと述べます。音質面をシビアに考える必要があるのがレコーディングやMIXで「少しでも音質を良くしたい!」と考えるあまりに皆ハイグレードな機材を揃えていくものです。
  • 作曲や編曲だけに特化するならばシンプルな制作環境でも可能
  • レコーディングやMIX、マスタリングまで全て自分で行うのであればハイグレードな機材があると円滑に行きやすい
僕なりの考えをまとめるとこのようになります。ここで一つ、「じゃあハイグレードな機材を揃えているのに上手くいかない!」という場合はどうなのか?という問いについてはそれがもし独学でDTMをされて上手くいかないのであれば、素直にスクールに通うなどしてプロから教えていただきましょう。
良い機材を持っているのに上手くいかない場合は大体は技術面に問題があります。
さらにもう一つ述べるとすれば現代のDTM機材はエントリークラスでもそこそこなクオリティを出せると感じています。なので機材やプラグインを買う前に一度、自分の制作方法に問題はないか手法を見直してみるのも大切だと感じております。

おわりに

いかがでしたか?このように現代のDTMはアーティストの夢が詰まったものだと感じております。自宅で作った曲が世界的に大ヒットする可能性は誰もが秘めていると考えるとワクワクしてきませんか?
そして、音楽シーンで活躍されている作曲家は実はボカロPもしていますという事例もあり、ボカロPから有名になった例もあります。
今回紹介したAyaseさんもボカロPですし、米津玄師さんも元々はボカロPです。まさに音楽界のトレンドであるDTMに少しでも興味がある方はぜひ始めてみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

人間の歌声を再現するソフトウェアと聞くとボーカロイドをイメージする方が多いと思いますがボーカロイド以外にも人間の歌声を再現したソフトウェアがいくつもあります。
この記事ではいくつもある音声合成ソフトウェアの中から4つ紹介します。仮歌に使用しても十分な歌声でオリジナル曲で使用しても自然な歌声を出してくれるソフトウェアなので参考になると嬉しいです。

UTAU

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↑Windows版(フリーソフトウェア)
無料で利用できる音声合成ソフトウェア。サンプリングされた音声ライブラリを使用し、歌唱させることができます。付属のボーカルライブラリ以外に自作の音声ライブラリを使用することができます。そのため、ネット上にはたくさんのUTAU用ボーカルライブラリが存在しています。
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↑UTAU-Synth for MacOSX (現在試用ライセンスのみ)
元々はWindows版のみでしたがMac OS版も作られています。UIはWindows版少し違っています。
↑UTAUのボーカルライブラリ、重音テトの有名な曲『吉原ラメント』

↑r-A-cさんのUTAUオリジナル曲『ずるいひと』こちらは闇音レンリを使用されています。
歌声合成ツール/UTAU-Synth for MacOSX のダウンロードはこちらから

NEUTRINO

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NEUTRINOはニューラルネットワークを用いた歌声シンセサイザー。いわゆるAIボーカリスト。こちらもフリーソフトウェアのため、誰でも無料で使用できます。歌声ライブラリは4つ用意されており、
  • 東北きりたん
  • 東北イタコ
  • 謡子
  • JSUT
これらの歌声ライブラリを使用できます。歌詞とメロディーを入力したmusicxmlを用意し、NEUTRINOに読み込ませることで自動で発声タイミング・音の高さ・声質・声のかすれ具合など調声してくれます。
僕も実際にNEUTRINOを使用し、曲を作ってみました。自動でこのように歌ってくれるので「音声合成ソフトウェアは調声が難しそうだ…」と抵抗がある人は一度使用してみることをオススメします。NEUTRINOのDLはこちらから

Synthesizer V

AHS ( エーエイチエス ) / Synthesizer V Studio Pro
AHS ( エーエイチエス ) / Synthesizer V Studio Pro
 こちらは歌声のサンプリングデータを元にした音声合成と先ほど紹介したNEUTRINOで使用されているニューラルネットワークを用いた人工知能による歌声合成を使用したソフトウェアです。
簡単に言うとUTAUのような要素とAIボーカリストの要素を組み合わせたハイブリッド音声合成ソフトウェアと言うことです。Synthesizer Vは無料版も用意されています。無料版のDLはこちらから
  • Web Synthesizer V
  • Synthesizer V Studio Basic
こちらの2つは無料で使用できます。
AHS ( エーエイチエス ) / Synthesizer V Studio Pro
無料版はいくつか使用制限がかけらています。わかりやすいポイントとしてはプロジェクトのトラック数やノート数。また無料版はVST/AUプラグインが付いていません。

↑こちらが公式から発表されているSynthesizer Vの歌声です。非常にリアルな歌声でぱっと聴きでは人間が歌っているとも感じられるのではないでしょうか?
僕も無料版を使用してみましたがかなりのクオリティに驚きました。さらに細かく調声をこだわりたいという方はパッケージ版やダウンロード版を購入することをオススメします。

CeVIO


誰でも簡単に歌声や話し声が作成できるがコンセプトの新世代の音声合成ソフトウェア CeVIO。
歌声だけではなく話し声を作ることが可能です。基本の発音を元に感情表現のパラメーターから声質、抑揚を変えて好みの話し方に調整可能。ポエトリーリーディングの要素を曲に入れたい方にオススメ。Windows版のみリリース。

2021年1月29日にCeVIO AI 結月ゆかり 麗のリリースが予定されています。AI技術による声質・癖・歌い方をリアルに再現します。さらに限りなく人に近づけてたCeVIO AIに期待。

おわりに

いかがでしたか?VOCALOIDしか知らなかった人もこのような自然な歌声の音声合成ソフトウェアが存在することに驚いた方もいるのではないでしょうか。個人的にお気に入りなのはSynthesizer Vです。
いわゆるベタ打ちの状態でも仮歌としては十分な歌声を出してくれますし、操作も簡単です。というわけで今日はこの辺で!ではまた

POPSを作ってみましたので作り方やサウンドメイクの解説をします。

2003年~2007年のJ POPを意識して作ってみました。動画を作りましたのでぜひご覧になってください。チャンネル登録や高評価いただけると嬉しいです。

ビートにBattery4を使用

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イントロやAメロ部分のビートではNIのBattery4を使用しております。ビートメイクする際にはオーディオデータ直貼りで作ることがありますが今回はBattery4に好みな音色があったのでMIDI入力しております。
POPSのみならず幅広いジャンルに対応したサウンドが多く入っているのでオススメのドラム音源です。
イントロでは少し音を歪ませてビートにオールドな雰囲気を演出しております。
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この劣化感を出すためにSteinbergのgrugelizerを使用しています。Lo-Fi Hip Hopを作るときにもこちらのプラグインは便利です。

こちらの記事でもgrugelizerを解説しておりますので参考にしてみてください。

Aメロでピアノのリバースサウンドを使用

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Aメロではピアノのリバースサウンドを使用してモダンな雰囲気を演出しております。
リバースサウンドを作るときはインプレイスレンダリングで一度オーディオに書き出してからリバースさせるやり方がありますが
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今回はINITIAL REVERSEというプラグインでリバースサウンドを作っています。このプラグインでは一度オーディオに書き出さなくてもそのままリアルタイムでリバースしてくれます。

アコースティックギターでリズム感や音の厚みをプラスさせる

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POPSを作るときにはアコースティックギターは非常に便利な楽器です。
  • イマイチ全体のリズム感が楽器陣から出てこない…
  • 音の厚みをプラスさせたい
というような場合に簡単にその問題を解決してくれるのがギターです。コードバッキングでも十分なので積極的に使用しましょう。
僕はギターを演奏できるのでレコーディングすることも可能なのですが今回はインストゥルメント音源を使用し、打ち込んでみました。
2021年現在、リリースされているアコースティックギター音源はどれもクオリティが高いものばかりなので違和感も無く、全体で聴いた時も自然に重なってくれます。音質が良いのともちろん打ち込みなのでリズムのブレもありません。

エレキギターの音色について

スクープ
エレキギターの音色についての質問がよくありますので解説しておきます。エレキギターは今回はSCOOPというブランドのストラトを使用しております。
マーシャル
アンプはMarshallのDSL15Hを使用しております。シングルコイルのストラトとMarshallの組み合わせはまさに鉄板。
フロント
ストラトを使用する時はリアPU一発で使用することはあまりしませんフロントを主に使用し、フロントとセンターのハーフトーンを使用することもあります。丸みと歯切れの良さを持ち合わせたサウンドになるのでお気に入りです。

↑Marshallの音作りについてはこちらで解説しておりますので参考にしてみてください。Marshallで音を作るときには基本的には
  • BASS:12時~3時
  • MIDDLE:1~3時
  • TREBLE:11~9時
Mrashallは高帯域が強いアンプなのでTREBLEは控えめに設定し、逆にBASSやMIDDLEは強めに設定します。僕の環境ではこのように音を作っています。これはあくまでも実機の話ですのでアンプシミュレーターで同じ設定にしても似た音になるかは別です。
上記の動画でも説明していますがアンプの音作りのコツはEQを極端に設定してから調節する方法です。

間奏でD⇨Dmへ転調

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サビから間奏にかけて転調しております。ここの転調では単に半音上にする方法ではなく、D⇨Dmへ同主調の転調をしております。この転調はドラマチックな雰囲気を演出させることができるのでお気に入りです。この転調に似たものが浜崎あゆみさんの楽曲でよく使用されております。

Daysという曲で似た方法の転調が使用されておりますので聴いてみてください。

あえて展開は読みやすくする

POPSを作るときに意識していることは聴く側に展開を読みやすくすることです。大衆寄りな曲を作る時は聴く側にとにかくボーカルや歌詞に意識を集中させたいのでなるべく展開させすぎないようにします。
作っている側は「少し単調だろうか?」と感じるくらいでちょうど良く、展開は同じでも使用する楽器を変える、もしくはメロディーラインを少し変えてやるぐらいで十分です。
また間奏で転調しているのは間奏にボーカルがいないからこそ、ここで唯一ガラッと雰囲気を変えてやるという考えです。
このように作っているジャンルによって誰に向けて曲を作っているのかを意識すると良いと感じております。

曲作りにおいて一番大事なのはセンスなのではないか?

ここ最近で特に感じていることが曲作りで一番大事なのはセンスなのではないか?ということです。というのもどのDAWソフトも曲作りにおいて音楽理論を身に付けていなかったとしてもある程度サポートしてくれる機能が搭載されていたり、プラグインにもコード進行を提案してくれるものがあります。
なので現代では作曲初心者でも曲作りがすぐにでも楽しめる時代だと感じています。そこで今後重視されていくのはいわゆるセンスなのではないか?ということです。このセンスの部分に関しては
  • どれだけ多くの曲を聴いてきたか
  • 楽器経験
  • 幅広いジャンルを聴いているか
これらが影響しているものだと感じています。ある程度の音楽理論を身に付けてしまったらあとはこれらを意識することでセンスが磨かれていくと考えています。
これは僕の独断と偏見ですのであくまでも参考として考えてもらえると幸いです。

おわりに

いかがでしたか?POPSにアコースティックギターはめちゃ使えるのでぜひ使用してみてください。今回はギターのサウンドメイクについても解説いたしました。意外と最近のDTMerは実機のギターアンプを触ったことがない人が多いようです。ギターアンプの定番はMarshallとJC-120なのでぜひ一度スタジオで触ってみてください。というわけで今日はこの辺で!ではまた

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