最近めちゃくちゃ勉強になる動画を発見しましたので紹介します。
池部楽器さん主催のイベント2021年6月13日(日)15時に会場はイケシブLIVES StreamingでcoldrainのY.K.C氏によるデモ楽曲制作術を学ぶライブ配信プログラムが開催されておりました。
私自身の音楽性もcoldrainの影響を受けている部分があるので今回のデモ音源制作解説の動画が発表されていたのはすごく嬉しく感じております。
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 14 STANDARD
↑coldrainの代表曲の一つ『To Be Alive』
2007年結成の日本を代表するラウドロックバンドと言っても過言ではないcoldrain。
ハードコア、メタル、ラウド、などあらゆるジャンルの要素を取り入れた重厚なバンドサウンドが特徴のラウドロックバンド。
日本のみならず海外でのライブ活動も行われています。
数々の音楽フェスやイベントに出演しており、BLARE DOWN BARRIERSというcoldrain主催のライブイベントも開催しています。
ライブ活動のみならずアニメやゲームのタイアップなどもされており、幅広く活躍されているラウドロックバンドです。
現在は結成15周年を迎え、7枚目のフルアルバム『Nonnegative』をリリースされています。
メインコンポーザーであるY.K.CさんはCubaseを使用し、DTMで作曲されているとのことです。
特にバンドサウンドを作られているDTMerに向いた内容になっています。
Native InstrumentsのKOMPLETEを使用した制作方法ですのでKOMPLETEに収録されているプラグインを使用している人にとっても初めてみる機能を知る機会になると思います。
動画再生位置:20:59から解説されている内容で
「普段楽曲を作るときはどのポイントから作っていくか?」という質問に対して
生活の中でふとメロディーやリフが思いつくことは作曲家であれば誰でもあると思うのでこの方法は原始的ですが合理的な方法ですよね。
動画再生位置:27:01から解説されている内容でイントロ部分のリズムトラックについて
ドラムパターンではない機械的なリズムトラックを16分音符でメインのギターリフに対して合わせています。
DTMだからこそできるトラックを追加することでバンドサウンドだけではなくてまるで何かの映像で使われるようなイメージを持たせているとのことです。
またレイヤー(音を重ねる手法)を使うことで立体的なサウンドを構築しているとの解説もされております。
動画再生位置31:52ではNative InstrumentsのKOMPLETEに入っているStudio Drummerの音作りの方法が解説されています。
初心者にもわかりやすくStudio Drummerの使い方が解説されております。
Studio Drummerには多くのプリセットが入っているので一度好みの音色に近いプリセットを選んでからEQやコンプレッサーの細かい設定を行なっていくとのことです。
ポイントとしては色々なプリセットを選んでみて音作りがどのようにされているかを見てみることで知識が積み上がっていくと解説されています。
もちろんベストマッチしたプリセットがあればそのまま使うのもありとのことです。
ギターのサウンドに分厚さを出すためのダブルトラッキングとクアッドトラッキング
動画再生位置:55:12からギターのダブリングについて解説されています。
ダブリングはギターのサウンドを立体的にするための手法の一つでモノラルではなくステレオで音を鳴らすテクニックです。
同じギターのトラックを複製してパンニングをLRに振るだけでは音色もタイミングも同じため、ステレオではなくモノラルで再生されてしまいます。
そのためギターをステレオで鳴らすためには違うプレイをしたギタートラックを二つ用意してLRにパンニングをすることで立体感を与えるテクニックです。
クアッドトラッキングはダブルの倍の数、4つのギタートラックを重ねる手法です。
この手法は私が投稿している動画でも解説しておりますのでぜひこちらも参考にしてみてください。
ギターのブリッジミュートをマルチバンドコンプレッサーで処理
動画再生位置:1:00:27からはギターのブリッジミュートをマルチバンドコンプレッサーで出過ぎた音量を抑え込むテクニックが解説されています。
ブリッジミュートはピッキングのアタックの強さの影響が出やすいため、このように特定帯域だけを狙って音のバラツキをコンプレッサーで抑え込みます。
動画再生位置:1:22:43からAction Stringsを使ったリアルなストリングスを打ち込む方法が解説されています。
Action Stringsではアーティキレーション(演奏方法)が多く用意されているためキースイッチで奏法を使い分けることで簡単にリアルな打ち込みが可能になるとのことです。
ストリングスを楽曲に組み込むことで通常のバンドサウンドでは構築できない壮大なイメージを付与できるため、これもDTMならではの楽曲制作方法です。
こちらの記事で紹介した内容はほんの一部ですのでぜひ本編を最初から最後まで見ていただきたいと思います。
というわけで今日はこの辺で!ではまた
池部楽器さん主催のイベント2021年6月13日(日)15時に会場はイケシブLIVES StreamingでcoldrainのY.K.C氏によるデモ楽曲制作術を学ぶライブ配信プログラムが開催されておりました。
私自身の音楽性もcoldrainの影響を受けている部分があるので今回のデモ音源制作解説の動画が発表されていたのはすごく嬉しく感じております。
zunx2(ずんずん)/11月DTMレッスン受付中@zunx2_dayo919Native InstrumentsのKOMPLETEを使用したデモ音源になっています。【Y.K.C(coldrain)】プロに学ぶデモ制作、DTM環境で作るデモ制作術!【無観客ライブ配信】 https://t.co/THaM1QVYwI @YouTubeより
2022/11/07 23:48:24
これめちゃくちゃ勉強になります😎
現代の作曲方法が詰まってます!
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 14 STANDARD
目次
日本を代表するラウドロックバンド:coldrain
↑coldrainの代表曲の一つ『To Be Alive』
2007年結成の日本を代表するラウドロックバンドと言っても過言ではないcoldrain。
ハードコア、メタル、ラウド、などあらゆるジャンルの要素を取り入れた重厚なバンドサウンドが特徴のラウドロックバンド。
日本のみならず海外でのライブ活動も行われています。
数々の音楽フェスやイベントに出演しており、BLARE DOWN BARRIERSというcoldrain主催のライブイベントも開催しています。
ライブ活動のみならずアニメやゲームのタイアップなどもされており、幅広く活躍されているラウドロックバンドです。
現在は結成15周年を迎え、7枚目のフルアルバム『Nonnegative』をリリースされています。
メインコンポーザーであるY.K.CさんはCubaseを使用し、DTMで作曲されているとのことです。
Y.K.C(coldrain)のデモ音源制作解説
DTMerにはすごく勉強になる解説動画になっています。プロアーティストのデモ音源制作術はなかなかお目にかかることがないので貴重な解説動画です。本編スタートは 9:00 より。国内外問わずボーダーレスに活躍中のラウドロック・バンド「coldrain」のギタリスト、Y.K.Cさんをゲストにお招きし、ギタリスト向けデモ楽曲制作術を学ぶライブ配信プログラムです。
リードギタリストでありメインコンポーザー。さらに、それだけにとどまらず全楽曲の打ち込み音源やプログラミングの作成なども行う、まさにバンドの司令塔である氏とともに、多くのプロミュージシャンも愛用する音楽制作バンドル・KOMPLETEを展開中の「Native Instruments」のSoichi氏と、イケシブのアンプ&エフェクター専門店「アンプステーション」本田がその制作術を紐解きます。動画概要欄より引用
特にバンドサウンドを作られているDTMerに向いた内容になっています。
Native InstrumentsのKOMPLETEを使用した制作方法ですのでKOMPLETEに収録されているプラグインを使用している人にとっても初めてみる機能を知る機会になると思います。
楽曲制作の第一歩:思い付いたフレーズはボイスメモで溜めておく
動画再生位置:20:59から解説されている内容で
「普段楽曲を作るときはどのポイントから作っていくか?」という質問に対して
携帯電話のボイスメモに思い付いたフレーズを溜めておいてデスクに向かった時にその中から溜めたフレーズを聞いて作っていくと解説されています。
生活の中でふとメロディーやリフが思いつくことは作曲家であれば誰でもあると思うのでこの方法は原始的ですが合理的な方法ですよね。
ラウドロックシーンのカルチャーを活かしたリズムトラック
動画再生位置:27:01から解説されている内容でイントロ部分のリズムトラックについて
ドラムパターンではない機械的なリズムトラックを16分音符でメインのギターリフに対して合わせています。
DTMだからこそできるトラックを追加することでバンドサウンドだけではなくてまるで何かの映像で使われるようなイメージを持たせているとのことです。
またレイヤー(音を重ねる手法)を使うことで立体的なサウンドを構築しているとの解説もされております。
Studio Drummer(ドラム音源)の音作りの方法
動画再生位置31:52ではNative InstrumentsのKOMPLETEに入っているStudio Drummerの音作りの方法が解説されています。
初心者にもわかりやすくStudio Drummerの使い方が解説されております。
Studio Drummerには多くのプリセットが入っているので一度好みの音色に近いプリセットを選んでからEQやコンプレッサーの細かい設定を行なっていくとのことです。
ポイントとしては色々なプリセットを選んでみて音作りがどのようにされているかを見てみることで知識が積み上がっていくと解説されています。
もちろんベストマッチしたプリセットがあればそのまま使うのもありとのことです。
ギターのサウンドに分厚さを出すためのダブルトラッキングとクアッドトラッキング
動画再生位置:55:12からギターのダブリングについて解説されています。
ダブリングはギターのサウンドを立体的にするための手法の一つでモノラルではなくステレオで音を鳴らすテクニックです。
同じギターのトラックを複製してパンニングをLRに振るだけでは音色もタイミングも同じため、ステレオではなくモノラルで再生されてしまいます。
そのためギターをステレオで鳴らすためには違うプレイをしたギタートラックを二つ用意してLRにパンニングをすることで立体感を与えるテクニックです。
クアッドトラッキングはダブルの倍の数、4つのギタートラックを重ねる手法です。
この手法は私が投稿している動画でも解説しておりますのでぜひこちらも参考にしてみてください。
ギターのブリッジミュートをマルチバンドコンプレッサーで処理
動画再生位置:1:00:27からはギターのブリッジミュートをマルチバンドコンプレッサーで出過ぎた音量を抑え込むテクニックが解説されています。
ブリッジミュートはピッキングのアタックの強さの影響が出やすいため、このように特定帯域だけを狙って音のバラツキをコンプレッサーで抑え込みます。
Action Stringsを使ってリアルなストリングスを打ち込む方法
動画再生位置:1:22:43からAction Stringsを使ったリアルなストリングスを打ち込む方法が解説されています。
Action Stringsではアーティキレーション(演奏方法)が多く用意されているためキースイッチで奏法を使い分けることで簡単にリアルな打ち込みが可能になるとのことです。
ストリングスを楽曲に組み込むことで通常のバンドサウンドでは構築できない壮大なイメージを付与できるため、これもDTMならではの楽曲制作方法です。
おわりに
いかがでしたか?こちらの記事で紹介した内容はほんの一部ですのでぜひ本編を最初から最後まで見ていただきたいと思います。
というわけで今日はこの辺で!ではまた