zunx2の暇つぶしDTMブログVer

元バンドマン、脳筋系のわいでもDTMが楽しめるようになったぜ!をモットーにDTMや音楽の情報を発信していきます

タグ:MIX

先日のRienさん(@rien_kagamineee)さんのツイッター歌ってみた動画のMIXを担当しました
その時に使ったハモリを擬似ダブルトラッキングする技を紹介します

同じ音源を複製して左右に振るだけではステレオにはならない

3a134e25-s
サビのハモリの音源は一つだけしかなかったので理論上このまま左右にPANを振ってもステレオにはなりません

ステレオとモノラルについて理解してないと広がりを作れない!?
(↑理由はこちらを参照してみてくださいステレオとモノラルについて以前記事にしています)
この理論でいけばステレオにするのであれば
左右別々の音をスピーカーから出したいので単純に考えれば同じ歌い方をしたハモリ音源が2つ必要になります
ですが今回は1つしかありません
これを擬似的にステレオ化して広がりを出そうというわけです

擬似ステレオ化の原理

広がりはこうやって作る!ステレオ効果(実験)音あり
↑擬似ステレオ化について記事にしてあります
この再生を少しだけズラすということをダブラーやステレオディレイを使ってやります

Reel ADTを使ってナチュラルなステレオ感を演出

26
ダブラー系と聞いて真っ先に思いつくのが名前のまんまのWavesのDoublerですが
50
Reel ADTはさらにナチュラルな広がり感を演出できます
設定としてはプリセットのClassic VocalからLR100ずつに振りDRVはゼロにするだけにしています
これだけでも綺麗にステレオ感が出て広がりが演出できますので
ぜひReel ADTをお持ちの方は試してみていただきたいです
脳筋のわいでも「これはええぞ!」っと感じたWavesプラグイン 5選
↑(Reel ADTも以前記事にて紹介しています)

ステレオディレイでも擬似ステレオ化ができる

56
↑Super Tap
26
↑Doubler
02
↑ステレオディレイ
ほんの少しのディレイ(遅延)を起こしてやれば再生位置にズレが起きますのでそれをLRに振るような形にできるプラグインであればなんでも良いです
ディレイについて
(↑ステレオディレイについても以前記事にしています)

終わりに

理論的にはハモリを2回録るのがベストなのだと思いますが
実際は2回録るのは結構大変です
(ギターのクアッドトラッキングは修行僧の如く大変)
ステレオディレイやダブラーを使うことで擬似ステレオ化し
時短になります
大体僕もボーカルMIXの依頼の時はハモリは1つだけのことがほとんどです
ぜひハモリに広がりを出したいという場合にやってみてください
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

週2Twitter歌ってみた動画投稿チャレンジを達成したまるさん@simaimaru
↑週2チャレンジのクロスフェードです
こちらは僕がボーカルMIXをしました
そして今回はまるさんに3時間ほどボーカルMIXをお教えしたところ
予想していた以上に良いクオリティの仕上がりになっていたのでびっくりしました
使用したDAWソフトはURシリーズなどに付属されているCubase AIです
大まかに何をお教えしたのか紹介します

初歩的なMIXの考え方

本当にMIXのミの字も知らない知識ゼロからのスタートなので
【初心者向け】MIXの基本的な考え方
まず最初にMIXがどういう作業なのかを説明しました
フェーダーやPANの使い方、EQやCOMPってどういう役割なのかを簡単に説明
加工よりもまずはオケとボーカルの音量感のバランスの重要性をお伝えしフェーダーだけでオケとボーカルのバランスを取るラフMIXを実践していただきました

素材を活かすMIXの考え方

・無意味なインサートエフェクトはしない
(無駄にエフェクトをかけるとかえって音質が劣化することがあるので)
・ボーカルMIXは基本インサートエフェクトは4つまで
(EQ、COMP、サチュレーター、ディエッサーなど)
※特別何かエフェクトをかける必要があるときに5つ以上に
例:リバーブ、ディレイ、コーラスなど
・手応えのある素材音源になるまでREC
↑これはMIXではないですが素材を活かす大事な考え方として)
・ピッチ補正でなんとかしようという発想をしない
素材音源とMIXの関係性:MIXを時短したいなら素材にこだわるべき
(以前、素材音源の重要性を自分なりに記事にしてみました)

インサート、センド/リターンの考え方

インサートエフェクトとセンド/リターンの考え方を簡単に説明
センドにディレイやリバーブを送りボーカルに空間を演出します
順番としてはディレイ⇨リバーブ
僕の場合はリバーブ⇨ディレイではありません
いわゆる奥行きや広がりをボーカルに出すためです
インサートエフェクトとSend/Return
↑(以前記事にまとめてあります)

初心者でも扱いやすいプラグインを紹介

素材音源さえ良ければあとはなんとかなるという発想なので
逆を返せばMIXでよっぽど変なことをしなければ良い音になるということです
この仮説でいけば初心者でも扱いやすいプラグインを使ってMIXをすればなんとかなると考えました
そこで2つのWvaeのバンドルを紹介しました

WAVES ( ウェーブス ) / Signature Series Vocals

WAVES ( ウェーブス ) / Signature Series Vocals
↑有名なエンジニアをモデリングしたボーカルMIX用バンドル
WAVES ( ウェーブス ) / Vocal
WAVES ( ウェーブス ) / Vocal
↑ピッチ補正、ディエッサー、ダブラー、チャンネルストリップまで入ったまさにボーカル用バンドル
この2つさえあればボーカルMIXに必要なものは大体揃っているのと簡単な操作かつプリセットが優秀
チート級ボーカル専用プラグイン「CLA Vocals」実験(音あり)
(以前記事にしているプラグインも入っています)

終わりに

特に難しいMIXの方法はお教えしていません
基本的なMIXの考え方と初心者でも扱いやすいプラグインを紹介しただけです
要は素材音源さえある程度良ければ初心者でもボーカルMIXが可能だということです
しかしなんだかんだしっかりしたクオリティを出したいのであれば
どうしても初期投資は必要になってしまいます
フリープラグインもありますが僕はどちらかというとメーカーがしっかりと販売しているものをオススメします
ということでではまた!

T-RackS5IK Multimediaさんより発表されました
35
早速僕も導入しましたのでレビューします

マスタリングがこれ1つで完了する One

09
T-Racks5を導入して一番感動したのがOneでした
マスタリングの際に今まで色々プラグインを挿していましたが
これ1つでなんとかなる!という手応えを感じました
プリセットのComplete Oneが素晴らしいです
これ一つで完成!という謳い文句のプラグインはどこかが弱いといったイメージでしたがこれに関してはそんなことがありませんでした

↑マスタリング前の音源です

↑Oneを使用したマスタリング音源です
音圧を上げた際にも歪みなどは感じられず綺麗にボリュームを上げてくれます

万能デジタルEQ EQual

40
万能です。これがしたかったんだ!を用意してくれています
まさに親切設計の万能デジタルEQです
・最大10バンドまで可能
・Neve、SSL、APIなどアナログEQ名機をモデルにしたフィルター・カーブも呼び出すことも可能です
・L/R、M/Sモードの切り替えも可能
今後僕のミックス、マスタリングでも重宝することが間違いないで
す。
Oneと組み合わせて使えばシンプルかつさらに時短になります
マスタリング時にもちろんM/Sモードに切り替えてS成分の超低域だけ削るという使い方もできます
このままでは○avesのQ10の出番が無くなるのでは…
そして名前がオシャレなのもお気に入りです

音を太くしてパワーを出すのに最適 Dyna-Mu

54
アメリカ製の名機をモデルにしたコンプレッサー/リミッター・モジュールです
いわゆる挿しただけで音が太くなる系です
MIX時にも使用可能でボーカルの音を太くする
ドラムBussトラックにかけることでまとまりや太さを出すことが可能です
こちらもL/R、M/Sモードの切り替えが可能なので様々な用途で使えそうです

リファレンス音源を取り込んで特性をマスタリングで適用

35
僕もこれが一番気になっていました
気になっていた通りの時短系マスタリングプラグインです
リファレンス音源を4つまで取り込むことが可能、そのマスタリングの特性を自分の2mixに再現するといったチートです
もちろん2mix次第ですが作業スピードが加速します
聴感上の音量感もかなり近くなります
マスタリングする時間を減らして作曲にもっと時間を使いたい!って方にはちょうど良いです
使い方としては
13
1.リファレンス音源を取り込んでLearn Referencesボタンを押す
56
2.リファレンス音源の特性が読み込まれたら、Learn Sourceボタンを押すと自分の音源が解析されます
35
3.Matchボタンを押すとリファレンス音源の特性を自分の音源に適用し自動でマスタリングしてくれます
またEQも自由に動かすことも可能です
↑ちなみに先ほどのOneでマスタリングした音源をMaster Matchで解析して適用した音源がこちらです
自分でマスタリングはせずにMaster Matchにまかせただけです
簡単な手順でマスタリングが完了できます

終わりに


zunx2の2017年の買って良かったプラグインにノミネートされました
時短系プラグインが僕は好きなので素直に作業が楽になると感じました
さらにスタンドアロンで使用可能です
マスタリングでいつも困っているという方はぜひ導入してみてください!ではまた

先日まるを。さん(@maru_28_wow)の歌ってみたツイッター動画のMIXをいたしました

その際に行った手コンプというテクニックを紹介します

素音源は音量にバラツキがある

コンプ前
通常ボーカル音源はこのように音量の大きさに差があります
※これは仕方がないこと、歌い方次第でバラツキを減らすことも可能です
06
ピンクの線で囲った部分が特に大きいところと小さいところの差がある部分です
このままでリスナーは聴きにくさを感じてしまいます
それをコンプレッサーなどを使って聴きやすくするためにこの音量差をなるべく無くします
【初心者向け】コンプレッサーをかけて音圧を上げる仕組み
ですが今回さらに手コンプという技を使いました

一番簡単なやり方はオーディオデータを切り刻む

一番簡単なやり方を紹介します
大きい部分と小さい部分でオーディオデータを一度切って分離させます。そして小さい部分を持ち上げてやります

48
これだけです
ボーカルにコンプを挿す前に手動でコンプをかけることでより滑らかにダイナミクスが整う
以前記事にもしています
これだけでもだいぶ聴きやすくなるのでぜひ試してみていただきたいです

オートメーションでもOK

オートメーションでボリュームフェーダーを操作して音量差を埋める方法でも全然ありです
32
むしろライブハウスのPAさんは現場でもこの方法を使っています
この時マウスでもいいですがフィジカルコントローラーがあると
実際にフェーダーを操作してオートメーションを書けるのでより直感的な手コンプが可能です

終わりに

ちなみに僕はオーディオデータ切り刻み式とオートメーション式の両方を使っています
サビで楽器隊が大きくなる音源はたくさんあるのでそういった場合にオートメーションでフェーダーを操作しています
手コンプを使う利点はコンプレッサーを使った際の音質劣化を防ぐことでもあります
素音源を聴いた際に音量にバラツキがあるなと思ったら手コンプを実践してみていただきたいです
ボーカルオートメーションを自動化「Vocal Rider」
ちなみに手コンプを自動でやってくれるチートプラグインもあります
というわけで今日はこの辺で!

先日、音系・メディアミックス同人即売会 秋M3 2017が開催されました
私はサークルでの参加はできませんでしたが
Kanさん(@kandume009)ブース番号「シ-18b」
「DESIRE 2017 ver」にてMIXを担当させていただきました

ボカロック好きにぜひオススメしたい!


第一印象がとにかくギターがすごいと感じました
疾走感溢れるかつ重厚なバンドサウンドにMIXしながら感動させていただきました
一度聴くとつい口ずさんでしまうキャッチーなメロディーに激しいギターサウンドは僕も普段からリピートして聴いてしまいます
僕自身もボカロックを作っていますがぜひ僕からもボカロックキッズに聴いていただきたい作品です

素材データの重要性を再認識

09
パラデータをいただいてから作業がスムーズに進みました
必要最小限にインサートエフェクトを使い「素材の良さを活かすMIX」を徹底し、おそらくMIXの実作業時間自体は5時間もかかっていませんでした
これはやはり「良質な素材データ」だからこそスムーズに作業ができたのだと感じています
自分の楽曲を作るときにもこれは常日頃から意識して制作をしていきたいと勉強させていただきました

終わりに

DNOvqsAUEAAVtcv
素材データが素晴らしくて終始「すごい」とつぶやきながらのMIX作業でした
今回MIXを担当させていただいて改めて素材データの重要性を実感することができました
やはり良い音を作るためには
・素材データ
・モニタリング環境
この2つをまずは先に重視して考えていく必要があると再認識です
来年は僕もサークルでM3に参加する予定でいます
というわけで今日はこの辺で!
ではまた

↑このページのトップヘ