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カテゴリ: これから歌ってみたを始めたい方へ

2/17 vanvan 泉ヶ丘店さんに行われたマイクセミナー に参加してきました
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オーディオテクニカのスタッフ、大田さんとvanvan泉ヶ丘の舟崎さんのお二方によるセミナーでした
改めてマイクの知識が深まり、有意義な時間となりました
マイクの正しい使い方、良いマイクとは何か?オーディオテクニカのマイクの良さなどの説明がありましたのでレポートさせていただきます

マイクの種類は大きく2つに分けられる

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audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040
↑コンデンサーマイク
・複雑な構造
・ファンタム電源が必要
・周波数特性に優れクリアな音質
・感度:敏感
・周波数特性:伸びきる高音
・なるべく湿気を与えないように管理する必要がある
・用途:スタジオ・レコーディング

ファンタム電源とは微弱な電流のためファンタム(おばけ)電源と呼ばれる
9V、12V、24V、48Vがある。一般的には48V
コンデンサーマイクの使用後はファンタム電源を切ってからマイクを抜く audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE6100
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE6100
↑ダイナミックマイク
・シンプルな構造
・取扱いも簡単
・高い耐久性
・感度:良好
・周波数特性:中域が強い
・用途:ライブ・ステージ/カラオケ

良いダイナミックマイクほどハンドリングノイズが出ない

指向性

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE6100
マイクが収音する角度又は方向を示している。指向性の種類としては
・単一指向性
・無指向性(全指向性)
・双指向性

がある
関連記事:マイクを使うときに知っておきたい知識:指向性
単一指向性はマイクの表面で一方向のみ収音。なのでボーカルやギターなどのレコーディングは基本単一指向性で録ります
無指向性(全指向性)は360°から収音するためフィールドレコーディングなどに適していると考えることができる
双指向性はマイクの表面、裏面など二方向から収音するので対面したラジオの収録などに適している

単一指向性の種類

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単一指向性の中にも種類がある
・カーディオイド
・スーパーカーディオイド
・ハイパーカーディオイド
・ウルトラカーディオイド
※一般的に指向性が鋭くなるほどフィードバックに強い
ハイパーやウルトラになると少しずれただけでも音を収音しない、しかし音質は良い

マイクの豆知識:持ち方、近接効果

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マイクを持つ場合はヘッドを持つのは御法度!音質劣化だけではなくハウリングの原因でもあるので基本はヘッドを持たずに歌う
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マイクに対して近づいて歌うことで低音域が強調される
人によって声質、声の特徴などが違うため一人一人、自分に合ったマイクのベストの距離を見つけることが大事

ライブで使えるオススメのコンデンサーマイク

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE5400
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE5400
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE3300
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AE3300
音質だけを考えればコンデンサーマイクを使った方が良いと考えるが感度が敏感があるが故にライブで使った場合はハウリングが発生してしまう
こういった場合はAE3300AE5400などのライブでも使うことを想定されたコンデンサーマイクでローカットフィルターを使ってライブをすることがオススメとのことです

マイクについて大事なポイント

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マイクについて大事なポイントを解説されていました
・ボーカリストにとってマイクは楽器たるモノ、声は十人十色なのでベストマイクは人それぞれ
・マイクは定期的にメンテナンスをして衛生面には特に気をつける
・マイクにこだわって練習を積むと技術も上がる
・マイクテスト時は「ワンツー!ワンツー!チェック!」が無難。低域、高域、歯擦音を確認できるようにマイクテストをする
オーディオテクニカのマイクロホンナビ
↑オーディオテクニカさんのマイクロホンナビページからもマイクの基礎知識や用語集、目的別マイクホン選びや未来のマイクロホン技術を学ぶことができます

終わりに

Cubaseを使って実際にボーカルレコーディングのレクチャーもありました
地元で定期的にこのようなセミナーがあるのは本当にありがたいですし、勉強になります
録り方も一発録りではなくレーンを使うことでテイクの切り替えができるので落ち着いてレコーディングができます
録り方もレーンやパンチイン、プリレコードについての知識があると宅録の効率が上がることは間違いないです。
というわけでマイクセミナー レポートでした!ではまた
関連記事:パンチインアウトを使ってREC
関連記事:マイクテストのやり方本当にあってますか?ライブハウスで学んだマイクテスト方法

ボーカルRECをする場合にリフレクションフィルターを使う場面があります。↑こういうモノ
布製のものが何もない部屋だったりすると壁と反射して反響音がマイクに入り込んでしまうことがあるのです。
その余計な反響音を抑えてくれるのがリフレクションフィルターです。
反響音が入っているといくらMIXで調整しようが良い仕上がりにするのが難しいのです。
(補正をかけるプラグインもありますが最初からそれに頼るのはよろしくありません)
今回コストパフォーマンスに優れたCLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900 を導入してみました。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900
他のリフレクションフィルターと比べるとコスパはかなり高いです。
実際に使ってみましたので紹介します。

反響音を抑えることは十分可能

取り付けに少し手間取りましたが設置して音を録ってみました。
録り音を聴いてみると違和感なく反響音を抑えてくれていました
MIXしてみても問題なしのクオリティです。
コスパがかなり良いのでとりあえずで買っても問題なく反響音を抑えてくれると感じています。
音は正常に反響音が無く録れている音として考えてもらえればいいです。
最初の1台目にはちょうど良いリフレクションフィルターと感じています。
宅録を楽しむ分には十分なクオリティです。2年以上レコーディングで使ってみましたがクオリティは今のところ、全然問題ありませんでした。

初心者は取り付けで少し戸惑うかも

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900
個人的にはリフレクションフィルターの取り付けはマイクスタンドの使い方を把握していないと難しいです。宅録初心者の人は「え!?これ、どうやって取り付けんの!?」ってなります。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド
↑マイクスタンドの先端のこの部分に取り付けると考えておいてください CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR900
↑最終的にこのような感じになります。

終わりに

十分に反響音を抑えてくれるので宅録で使うならば問題ありません
取り付けだけ少し戸惑うと思いますが慣れればすぐに設置できると思います。
スタジオを使ってボーカルRECをする時は持ち運びをする際に衣装ケースを使うとその他諸々の機材も一つにまとめることができるのでオススメです。
キャスターがついているタイプのものだとさらに楽チンです。

物販を運ぶ時なんかも便利なので一つ持っておくと良いと思います

折コンも良いみたいですよ(^ ^)折りたたみができるのでコンパクトにできます。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

宅録でいわゆる歌ってみたを楽しむのであれば自分でボーカルMIXくらいならやっちゃえば?と最近SNSを見ていてよく思います
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定期的に発生するMIX師VS歌い手っといった揉め事をチラッと目にすることがありますがセルフでMIXをしてしまえばそんなに揉め事になるようなことも減るんじゃないかな?と思って見ています
関連記事:MIX師の無償or有償について考えてみた
DAWを使って録音するならばMIXも覚えちゃった方が長い目で見ればあらゆる面において楽になると思います
それに趣味で楽しむためにやってるならそんなにギチギチに神経質になりすぎなくてもいいんじゃないの?と感じます
最近ではボーカル特化型のプラグインもたくさんありますし、セールも頻繁に行われるようになりましたので昔と比べると敷居は下がっていると感じます(それもかなり大幅なセール)
この敷居の下がり方から見ても僕としては「セルフでボーカルMIXくらいならやっちゃいましょう」と提案することの方が増えました
なのでこの記事では初心者の方にも扱いやすいであろうボーカル特化型のプラグインを紹介します

Waves/Signatur Series Vocals

WAVES ( ウェーブス ) / Signature Series Vocals
WAVES ( ウェーブス ) / Signature Series Vocals
有名なエンジニアのミキシングをモデリングしたボーカルMIXプロセッサーをバンドルにしたものです
個人的には録り音さえそれなりにしっかりしていればこのバンドルだけでも結構なクオリティになると感じています
全然MIXやエフェクトのことはわからない!!っていう方でもよっぽど変なことをしない限りはちゃんと聴ける音になります
一番良くないのは録り音があまりよろしくない状態でMIXでエフェクトをガンガンかけまくって良くしよう!みたいな発想
これはどんなにMIXが上手い人でも流石に限界があります
あくまでもこれは初心者の方向けの記事としていますので初心者の方は音をもっと良くしたい!と考えるならばIFもしくはマイクももう一度考え直してみるというのも大事なことです

iZotope / Nectar3

iZotope ( アイゾトープ ) / Nectar 3
iZotope ( アイゾトープ ) / Nectar 3
とりあえずこれがあればボーカルMIXに必要なものは一通り揃っています
やり込んでいくともっとピッチ補正に特化したプラグインが欲しい!!っといったこともあるかと思うのですが初心者の方であれば十分すぎるくらいの充実したボーカルMIX特化のプラグインだと感じています
歌うことよりもMIXがメインみたいになっちゃってる人をたまに見かけますがそうなると本末転倒のような…
プリセットでサクッと音を作ってしまいたい!という場合だったりピッチ補正からダイナミクスの調整、EQ、リバーブやディレイ、ハーモニー生成などもこれ一つでできます(ハモリは歌える自信があるなら録音しちゃいましょう)

ANTARES / Auto-Tune Pro

ANTARES ( アンタレス ) / Auto-Tune Pro
ANTARES ( アンタレス ) / Auto-Tune Pro
THE!!ピッチ補正っといったような名前からしてもわかる通り自動でピッチ補正をします
こういったオート系のピッチ補正プラグインはキーやスケールがわからないとうまく設定できない…っといったこともありますがAuto-Keyという機能で楽曲のデータを読み込ませることでキーとスケールを自動判別する機能すらあります
もちろん自動補正だけではなく手動でピッチを補正することも可能です
ケロケロボイスもAuto-Tune Proで作ることができます
こちらは結構値段が張ってしまいますが持っていると心強いプラグインです

終わりに

上記3つのプラグインはどれも持っていますが扱いやすですし、簡単な操作で良い調整ができると感じています
これから歌ってみたを始めようと考えている人もDAWで録音をするならばMIXも自分でやってしまいましょう
僕の予想ではこれからはセルフボーカルMIXをする人がどんどん増えていくと思いますし、推奨します
ネットでの音楽活動で一番無駄だと思うのはネット上での人間関係でのストレスです
ストレスをなるべく減らし、宅録を楽しんでこそだと思うのでこの機会にぜひ考えてみてください
これからはボーカルMIXも自分でやってしまおう!と挑戦する人を応援します
というわけで今日はこの辺で!ではまた

先日新たにMy New Gearを果たしました

YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03
YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03
こちらを導入した理由はPCの音声、マイクの音を同時に録音したかったのと生配信を手軽に行いたかったという理由でした
SoundflowerLadioCastを使うことでAPOLLO TWIN MKII QUADでも類似のことはできるのですが
AG03ループバック機能を使用すればスイッチの切り替え一つだけで簡単にできます
関連記事:【初心者向け】これから歌ってみたを始めたい方にオススメのIF3選
関連記事:¥35,000円あれば歌ってみたに最低限必要な機材が揃う!?
↑宅録を始めたいと考えている人はこちらの記事もどうぞ!

ツイキャスやニコ生などの生配信に最適

YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03
YAMAHA ( ヤマハ ) / AG03
歌ってみた、DTMの画面を写した制作の配信、ゲーム実況などのあらゆる生配信に簡単に対応できます
生配信の場合は基本ループバックのモードに切り替えるだけでBGMとマイクの音を同時に流せます
マイクのボリュームもフェーダーで直感的に調節できるので初心者でもわかりやすい操作感になっています

エフェクトもAG-03内部でかけられる

スクリーンショット 2018-06-18 7.33.11
AG-03にエフェクトを内蔵しているのでボタンを押すだけで手軽にかけることができます
・Comp、EQ
・リバーブ
をかけられます
UIもすごくわかりやすいです
スクリーンショット 2018-06-18 7.32.58
さらにEASYモードというUIもあります
こちらはさらにシンプルになっています
EXPERTモードでも十分わかりやすいですがEASYモードがまさに初心者用にを意識した作りになっているので宅録をこれから始めたい!という人でもすぐに始められると感じました
Cubase AIも付属しているので録音ソフトも別途用意する必要もないです

終わりに

とにかく操作がめっちゃ簡単です
難しいことは一切考える必要はないと感じました
肝心な音ですがやはりあくまでも生配信用といった感じです
APOLLO TWIN MKII QUADと比べると入力音も出力音もAPOLLO TWIN MKII QUADの方がやはりレコーディングやモニタリングに特化していると感じました
これから宅録を始めたい!と考えている人には入門用としてベストです
というわけでではまた

オススメのコンデンサーマイクを聞かれることがあるので記事にしておきます LEWITT ( ルウィット ) / LCT240PRO White
LEWITT ( ルウィット ) / LCT240PRO White
実は僕もLCT 240 PROは持っていて普段
からアコースティックギターの録音で使っています
すごく扱いやすいコンデンサーマイクなので紹介します
Media integrationさんのLewitt 新製品無償モニターキャンペーンにて去年当選しました
Lewitt LCT 240 PRO ユーザーレビュー:zunx2P さま
↑こちらでもレビューしております

扱いやすく透明感のあるクリアな音


とにかく扱いやすい!
正直この一言で尽きるくらい録り音の段階で素晴らしいクオリティを出してくれます
ラフMIXの段階このままでも十分良いのでは?と感じるくらいに透明感のあるクリアな音です
MIXで変なことをしなければ良い音は約束されると感じています
ボーカルとアコースティックギターの録音で使いましたがどちらもプレイヤーが求める扱いやすいフラットな音になります

こちらの作品でまるさんもLewitt 240 PROを使用されています

低域がスッキリした音で録れる

あらかじめいらない低域をカットしているような感覚を思わせるようにスッキリした音です
特に男性はオンマイクで収録した場合は低域がブーミーになりがちですが
LCT 240 PROではそんなことにはなりません
個人的にはアコースティックギターの音を録る時が特に気に入っています


こちらの作品ではアコギとパラMIXで参加させていただいています
聴いていただけるとお分かりの通り空気感まで綺麗に録れます
録りの段階で質が高く扱いやすい音になるので難しいことを考える必要がありません
薄くサチュレーターをかけると暖かい質感も付加できるのでオススメです

終わりに

値段的にもリーズナブルなので初心者の方にぜひオススメしたい1本です
というわけで今日はこの辺で!ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

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