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カテゴリ: MIX

マルチバンドコンプレッサーの仕組みを記事にしておきます
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【初心者向け】コンプレッサーをかけて音圧を上げる仕組み
コンプレッサーについて
↑基本のコンプレッサーの仕組みを以前記事にしてあります

通常のコンプレッサーはワンバンドコンプ

通常のコンプレッサーはワンバンドコンプレッサーです。音量に対してコンプをかけるということは当然帯域に対してもコンプがかかっていることになります
ワンバンドコンプ
周波数別にコンプのかかりを決めるということはできません。図のように低域が膨れ上がった音源があった場合には他の帯域もそこに引っ張られてしまうことになります。
こういった場合にコンプの前段にEQをかけて調整したりします

マルチバンドコンプは各帯域にコンプをかけることが可能

マルチバンドコンプレッサーは通常のコンプとは違い。各帯域に対してスレッショルド、 アタック、リリース、ニーなども設定できます
マルチバンドコンプ
このように低帯域、中帯域、高帯域など、別々にコンプをかけることが可能です
低域にはかけたいけど高域にはかけたくないんだよなーといった場合にも対応が可能なわけです
キックやベースなど、帯域が広く分布されていないものはシングルタイプのコンプで十分です
2mix音源やドラムのオーバーヘッドなど帯域の分布が広いものに使うとまさに痒いところに手が届きます

EQではできなかった技がマルチバンドコンプで可能

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EQは指定した帯域に対して削ると考えた場合、常にかかり続ける
ことになりますが
マルチバンドコンプ2
マルチバンドコンプの場合は指定した帯域に対してスレッショルドを超えた時にだけ削るということが可能です。ディエッサーはこの原理で歯擦音を狙って耳が痛い!と感じたところにスレッショルドを指定して削っているわけですね
EQを使った時になんかいまいちしっくりこないんだよなーという場合にぜひマルチバンドコンプを試してみていただきたいです

おわりに

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マルチバンドコンプは使い方として色々あります。うまく使うことができればさらに2mixの調整の幅が広がります。ぜひ使ってみてくださいヾ(´ω`=´ω`)ノではまた

コンプレッサーをかけて音圧を上げる仕組みをおさらいということで記事にしておきます
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コンププレッサーについては以前に記事にしていますので
コンプレッサーについて
↑こちらを参照してください

コンプをかける前は音量差(ダイナミクス)がある

コンプ前
コンプをかける前は全体の1音1音に対して音量差があります
これをダイナミクスがある状態と言います
特にわかりやすいのはボーカルです
Aメロは小さく歌っているけれどサビだけ音がでかい!ということがよくあります
当然人間なのでこの音量差が出てしまいます
これをなんとかして音量差を埋めて聴きやすくしたい!と誰しもが思います
※ダイナミクスを埋めるとも言います
ここで役に立つのがコンプレッサーなわけです

単純にコンプをかけただけでは音量が下がる

コンプ後
実は単純にスレッショルド値を決めてコンプをかけただけでは
音量は上がりません。逆に下がります

なぜならスレッショルドを超えるとそこでコンプが作動し
音を圧縮(叩く)しているから
です
「おい!コンプかけたのに音量下がるんだけど!」ってのは初心者の頃、絶対に誰でも経験することです
僕も経験しました笑
ですがここからが大事です

コンプをかけた後に音量を上げる

音量上げ後
スレッショルドで基準を超えたところの音量を下げたのならば
もちろんピークに対しての余裕が生まれます
この時点で元々音が小さかったところと大きかったところの差が減ります
そのためじゃあどうすれば良いのかというと
ピークに対して余裕が生まれたのならば全体の音量を上げてやればいい
ということです
コンプにはパラメーターでGainだったりMake upというのがあるので

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それを使って全体の音量を上げてやりましょう

終わりに

僕も最初、「コンプかけたのに音量下がるやん!」っていうのが初心者の頃ありましたが原理がわかってしまえば
コンプをかけた後に音量を上げてやることが必須になります
というわけで今日はこの辺で!ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

VOCALOIDのデスボイスの作り方の質問がコメントにあったので
作り方を記事にしておきます
INSIDE DEATH PAINのコピー
youtubeにて動画にもしておきました

激しいロックやメタル、ハードコアなどのジャンルで使えると思うのでぜひ試してみてください

VOCALOIDエディターでGWLをMAX

まずは素の音を聞いてください

何もかけていない状態なのでもちろんいつも通りの可愛らしい声ですよね。これをデスボイス化させていきます
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パラメーターのGWLをMAXにします
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ビブラートもMAXにします
この状態でまずはダミ声になります

Waves UltraPitch 3 Voiceをかける

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Ultra Pitch 3 Voiceをかけます。
プリセットのDasrkfuzz.OctaveDownにします
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Voice Cgaracterの種類をWoodsにします

ハイゲイン系のアンプシュミレーターをかける

アンプシミュレータで声に歪みをかけます
ハイゲイン系のアンプタイプでいきます
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EQをBASS10 MIDDLE0 TREBLE10 PRESENCE10にします
まさにドンシャリ設定にするわけです

マキシマイザーをかける

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僕はCubase 8付属のマキシマイザーでOptimizeをMAXでかけています
音量が上がってしまうのでOutputで音量調節してください

上記3つを試すとデスボイス化になる


パラメーターでGWLをMAX⇨ビブラートをMAX⇨Ultra Pitch 3 Voice⇨アンプシミュレーター⇨マキシマイザー
これらをすることでデスボイス化になります
ぜひ試してみてください

終わりに

今回のように質問やリクエストがあれば僕のわかる範囲内でお答えしていきたいと思います
ということでではまた!

MIX、マスタリングで悩んでいる人で共通していることの一つに
モニタリング環境は信頼できるものなのか?と感じることがあるので記事にしておきます
以前、僕が音場補正プラグインのARCの記事を書きました
音場補正プラグイン:ARC 2 Systemが革命を起こしてくれた
そこで驚きだったのがなんとこおろぎさん(@Kohrogi34)から記事に対してコメントをいただいてまして、このようなコメントをいただきました
モニタリング環境が悪いとどんどん沼にハマっていく
音圧が出ないのはモニター環境のせいだったりする。
前々から感じていたことがやはりそうだったのかと確信に変わった瞬間でした

音圧が出ない場合はモニタリング環境を見直す必要性がある

GORIPAKU2894_TP_V (1)

僕がARCを買おうと思った動機がいくつかありまして
・ミックスダウンした後に他の環境で聴くと違和感がある
・ヘッドホンとスピーカーで聴いている音が違う
・低域が見えない
特にこの3つが強い動機でした
ARCを導入する前までなんとかならんのか!?これは!!と感じながらMIX沼にハマることが多かったです
今となって感じることですがこれは
信頼できるモニタリング環境が構築できていないから起きる現象なのだと感じています

聴こえてないのに低域をEQでいじるから苦手意識になる

GREEN_NO20140125_TP_V
特にMIX時に難しいと言われているのが低域の処理です
ツイッターで「低域の処理が苦手だ!」という方を実際に良く目にしますが
プラグインはサードパーティー製のものをたくさん持っているけれどモニタリング環境はそんなにこだわっていないという方がほとんどでした
これがかなりの確率で共通していました
低域が苦手というよりはそもそも低域が聴こえないモニタリング環境でMIXをしているから低域に対して苦手意識があるのでは?ということなのかなと考えています

モニタリング環境によって低域の解像度は全く違う

ARCには各再生環境のモデリングがプリセットがあります
これを見ていただけるとわかると思いますが38
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TVのスピーカーや、PCのスピーカーではまず低域は全然再生されていません
これは極端な例ではありますがこれではMIXが上手くできるわけがないのです
※わかりやすく極端な例にしました
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それに対してYMAHA HS5ではある程度低域は再生されています
白線が補正後でオレンジの線が補正前です
補正前の状態も反射音などの理由で低域がうまく再生されていません
ヘッドホンとスピーカーで音の差が出てしまうのはこういったところの影響があると感じています
そのため低域をうまく処理するためには音場補正があった方が安心して作業ができます
さらにHS5+HS8S(サブウーハー)の場合は
YAMAHAマイスタジオ投稿キャンペーンにて HS8Sが当選したぜ!
↑以前記事にして紹介しています

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HS5のみ状態よりもさらに低域の解像度が高い状態になっています
単純にモニタリング環境の自慢ではなく何を言いたいのかと言いますと
MIXで沼にハマったらまずはモニタリング環境は信頼できるものなのか?と考えてみていただきたいということです
特に低域は色々な部分で被りやすいのでマスタリング時の音圧上げの際に影響してきます
ので音圧がうまく上がらない!!という方はぜひ考えてみていただきたいです

終わりに

IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / ARC System 2.5
よくツイッターで「MIX沼にハマったあああ!!助けて欲しい!」
というのを目にしますが
僕も元々飛び抜けて低域の処理がうまくできるのかというとそういうわけでもないです
単純に低域が見えている環境なのか?の違いなだけだと思います
なので今、MIX時で特に低域の処理に悩んでいる方は早急にプラグインよりもモニタリング環境の改善をしてみてください
きっと今よりも良い結果になると思います
ARCを使った結果、僕は色々な悩みがスッ飛びました
というわけで今日はこの辺で!
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

DTMでよく耳にする「MIXってなんだよ!?」っていう人のために
わかりやすく簡易的に説明した記事を残しておきます

聴きやすく音を整理する作業

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MIX作業は各音色(ex.ギター、ボーカル、ドラム、ベース)を
聴きやすく整理する作業
です
基本的にレコーディングの段階である程度綺麗に録れていることを前提に作業を始めます
僕の場合はトラック数が30~50前後なのでそのままでは音がごちゃごちゃしてしまって心地良く聴くことができません
そのため
心地良くリスナーに音源が聴けるように調整をかけていくわけです

1.音量を調整する

0dbの中での戦い
音を正常に聴こえるようにするためには0dbを超えてはいけません
REC時に絶対に起こしてはいけない:音割れ(クリップ)
↑その理由を以前記事にしています
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このように0dbを超えた場合は音がブツブツと鳴ったりします
わかりやすくいうと0dbを超えると音に異常が起きていると考えてください
トラック数が増えていくと重なっている音が増えるわけなので音量がどんどん大きくなり0dbに近づいていきます
そのため0dbを超えないようにMIXで調整をかけます
他にも音量を調整する理由は音の前後感を決めるためだったりもします

2.音の配置を調整する

PAN
スピーカーやヘッドホンなどで音楽を聴いた時に右と左、別々の音が流れていますが
何も調整をかけていない状態だと音は基本的に真ん中(C)に配置された状態からスタートします
そのため各音色をL(左)R(右)C(真ん中)で聴きやすい場所に配置していきます
これをパンニングとも言います
音の場所を決める!?PAN(パン)
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↑私は基本的にこのような配置にしています
このように聴きやすい配置に音を並べていく作業をMIXで行なっています

3.音の成分を調整する

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音にも成分があります。この成分を帯域と言います
帯域が各音色同士でぶつかってしまうと音がスッキリ聴こえてきません
何も調整をかけていない場合だともちろん帯域はぶつかっていることが多いのでこれらをEQを使ってスッキリと聴こえるように調整していくわけです
EQを使う前に知っておきたい知識:各帯域について
↑以前このような記事を書いています

終わりに

ざっくりと3つにするとこんな感じでしょうか
かなりざっくりなので他にもやることは山ほどあります
音の奥行きを演出したり、ボーカルのピッチを補正したり
音圧を出したり、数えるとキリがないですがとりあえず
・音量を調整する
・音の配置を調整する
・音の成分を調整する

この3つを最初は頭に入れておくといいと思います
というわけで今日はこの辺で!
ではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ

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