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カテゴリ: DTM機材/プラグイン

こんにちは
今日はプラグインについての話題です。

久しぶりにプラグインエフェクトのリリースのニュースで嬉しいものがありました。
日本に拠点を置くプラグインデベロッパー、A.O.Mから新しいプラグインのTau Compressor Plusがリリースされたようです。
Tau Compressorは今までSteinbergとのキャンペーンのみで手に入る非常に貴重なプラグインでした。
スクリーンショット 2021-09-23 0.34.36
↑Tau Compressor

↑SUI氏によるレビューはこちら
今回新製品ということでTau Compressor Plusがリリースされました。

簡単な操作で最適なコンプレッションが得られるプラグイン

tau-compressor-plus
Tau Compressor Plusは各トラックに合わせたモードが用意されており、使用するトラックにモードを合わせて各つまみを調整してやるだけで最適なコンプレッションが得られるコンプレッサーです。
  • Vocal
  • Bass
  • Percussion
  • Kick
  • Bus
使用するトラックに対してこれらのモードに該当するものを合わせて使用します。
アタックやリリースの調整が苦手という方にちょうど良いのではないでしょうか。簡単に最適なコンプの調整が可能なため、いわゆる時短プラグインとしても考えられます。MIXよりも作曲やアレンジに時間を使いたいという方にオススメです。
Tau Compressorとの違いはMIXノブが追加されており、パラレルコンプを可能としています。
「コンプレッサーを勉強したけどよくわからん!」という方に強くオススメするプラグインです。
というわけで今日はこの辺で!ではまた

DTMをしている人以外でも吸音材を使用する人も多いはずです。吸音材は物によっては値段は大きく差があるのでどれを使ったら良いのだろうか…このような悩みを持った方もいるのではないでしょうか?
この記事では用途に応じたオススメの吸音材を紹介します。

壁に吸音材を貼りたい:AURALEX ( オーラレックス ) / Studiofoam Wedges

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/212458/
AURALEX ( オーラレックス ) / Studiofoam Wedges 2″24枚 30cm x 30cm 厚さ5cm 吸音材
ホームスタジオで壁に貼るならこちらがオススメです。僕も実際に使用していますが吸音効果は抜群かつ24枚入りでこの価格なのでコストパフォーマンスも非常に高いです。
24枚もあれば壁一面に貼るには十分な量です。厚みがあるので壁とスピーカーの距離はある程度空けておくことをオススメします。余分な低域が無くなり、スッキリとした音場になります。
吸音材を壁に貼る時はテープ類では即行で剥がれ落ちてしまうので気をつけてください。

壁に貼らずに吸音材を使用したい:AURALEX ( オーラレックス ) / EditMAX

AURALEX ( オーラレックス ) / EditMAX 吸音材セット 録音・ミックス・DTM用
AURALEX ( オーラレックス ) / EditMAX 吸音材セット 録音・ミックス・DTM用
「賃貸だから壁に吸音材を貼るのは難しい…」そういった方にはスタンド式の吸音材をオススメします。
先ほど紹介した吸音材のブランド、AURALEX(オーラレックス)の吸音材を使用しています。
壁に貼らずにスタンドで設置するタイプなので壁を傷つけることはありません。接着剤も不要なので簡単に設置できます。
  • 大型の吸音パネル:ProMAX
  • モニタースピーカーの裏、マイクの裏に使用する:DeskMAX
  • スピーカーに敷いて使用する:MoPAD
  • 部屋の隅などに使用する:LENRDs
など、初めて吸音材を導入する方にも用途ごとに応じた吸音材が用意されているので悩むこともありません。とにかく楽に設置したいという方にオススメです。

マイクの背面に吸音材を使いたい:SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / Reflexion Filter Pro

SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / Reflexion Filter Pro
SE ELECTRONICS ( エスイーエレクトロニクス ) / Reflexion Filter Pro
コンデンサーマイクを使用する場合は壁に反響することがあるのでこちらの吸音材を使用することで反響音を防ぐことができます。
まさにリフレクションフィルターのど定番とも言われているReflexion Filter Proはセッティングが簡単で、軽量な可搬型なので出先のスタジオでも楽々使用できます。
コンデンサーマイクだけではなくダイナミックマイクでも変化を感じられるほどのクオリティ。くっきりとした音でレコーディングをしたい方にオススメです。

アンプやスピーカーの振動を抑えたい:AURALEX ( オーラレックス ) / GRAMMA V2

AURALEX ( オーラレックス ) / GRAMMA V2 ギターアンプ用防振材
AURALEX ( オーラレックス ) / GRAMMA V2 ギターアンプ用防振材
スピーカーの振動で床がかなり震えてしまうことがあります。そういった場合は防振材を使用して反響を抑えます。

GRAMMAシリーズは床に置くだけで設置するタイプなのでめちゃくちゃ簡単です。低域がよりタイトになり、引き締まった低域の鳴りを実現します。音質はスピーカー本体はEQだけでは決まらず、どれだけ反響を抑え込めるかで音質が変わってきます。
なので今よりもさらに精密に音を作り込みたい方にオススメの防振材です。

遮音性を高めたい:SONEX ( ソネックス ) / PSP-7

SONEX ( ソネックス ) / PSP-7 防音材 600cm x 137cm 遮音材
SONEX ( ソネックス ) / PSP-7 防音材 600cm x 137cm 遮音材
防音効果を高めるために遮音性も高めたい!という場合は吸音材を壁に貼る前に遮音材を先に壁に貼ることをオススメします。こうすることでさらに音が外部に漏れにくくなります。この遮音材は非常に大きな物なので施工する際にカットして使用することをオススメします。おそらく女性では持ち上げることが難しいので手伝ってくれる人がいると安心です。

おわりに

僕もホームスタジオの防音や吸音を一時期研究したことがあります。最終的には簡易防音室を作ったりもしました。吸音材があるのとないのとではスピーカーの音質やマイクの録り音にも違いがあるので特に低域のモニタリングに不安がある方は導入することをオススメします。というわけで今日はこの辺で!
ではまた

Wavesから新しいプラグインがリリースされました。その名もNx Ocean Way Nashville
普段ヘッドホンのみでMIXをする方もいるかと思われます。僕自身もヘッドホンを主に使用してMIXをすることが増えました。 そういった方にぴったりのプラグイン。
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最高のミックスを作るための、最高のミキシング環境をヘッドホンで構築するNx Ocean Way Nashvilleをリリースされましたのでこの記事で紹介します。

ヘッドホンで最高のミキシング環境を構築


スピーカーで大きな音は出せない生活環境の方はヘッドホンでMIXやマスタリングをされるはずです。
そういった方は「レコーディングスタジオでスピーカーを鳴らしたような音響空間をヘッドホンで再現したい!」このような悩みを感じたことはないでしょうか?そういった悩みを解決してくれるのが今回WavesからリリースされたNx Ocean Way Nashvilleです。
最高の音響設計が整っているOcean Way Nashvilleのスタジオコントロールルームを忠実に再現、信頼できるモニタリング環境をあなたのヘッドホンで構築します。
DAWのマスタートラックにインサートすることで一般的なヘッドホンがベストなモニタリングルームへと変貌します。ヘッドホンでは特に音像の奥行きやリバーブの繊細な調整に苦労するケースがありますがそういったヘッドホンならではのモニタリングでの悩みを解決してくれます。
WAVES ( ウェーブス ) / Nx Head Tracker
WAVES ( ウェーブス ) / Nx Head Tracker
さらにこちらのプラグインはウェブカメラや別売のWaves Nx Head Trackerを使用すれば、さらに精度の高いヘッドトラッキングが可能になります。
Nx Ocean Way Nashvilleの購入はこちらから

別の環境で音源を聴くとMIXの印象に違和感を感じる方にオススメ


MIXをしていると「自分の環境でMIXした時には手応えを感じていたのに車やスマホで聴いた時に違和感がある」このような悩みを感じることはありませんか?この悩みを解決する際にあらゆる再生環境で音源を聴いてみて、どの環境でも違和感のないようなMIXにするといった方法がありますがこれでは膨大な時間を使用してしまいます。
この違和感の原因はモニタリング環境との信頼関係にありますがヘッドホンで信頼できるモニタリング環境を構築したい方にオススメのプラグインです。

おわりに

いかがでしたか?別ブランドに似たようなプラグインはいくつかありますが老舗プラグインブランドのWavesがこのようなプラグインをリリースしてくれるのは嬉しいものです。
僕も普段ヘッドホンでMIXをすることが増えたのでこのプラグインは気になっています。アパート住まいの方にはお手軽に使えるプラグインだと思います。というわけで今日はこの辺で!ではまた

ボーカル専用プラグインとして有名なSynchro Artsから新プラグインがリリースされました

2トラック以上のボーカルトラックのタイミング合わせのみならずピッチのマッチングを瞬時に可能にするVocalign Ultraです。
ダブリングやガヤの調整を瞬時に行ってくれるRevoice Proの技術を使用したボーカルアラインプラグインです。

僕はSynchro ArtsのプラグインはVOCALIGN PROJECT3を所持しておりますがリードトラックとハモリトラックのタイミング合わせの時に非常に助かっております。簡単な操作でタイミングが綺麗にそろってくれます。
今回リリースされたVocalign Ultraはタイミングだけではなくピッチのマッチングも可能にしているということで更なる時短を期待できます。
GUIの表示サイズの変更や細部まで調整を可能とする編集パネル。プリセットも60以上と豊富に用意されています。
タイミングはMATCH TIMING、ピッチはMATCH PITCHで行い、LOOSEとTIGHTのどちらに寄らせるかで精度を調整します。
大勢でいわゆるガヤを作る場合はタイミングやピッチはぴったりよりも少しズレているぐらいがちょうど良いです。なのでキレイに揃える場合はTIGHT。あえて少しズラしたい場合はLOOSEに設定すると良いでしょう。購入はこちらから。アップグレードはこちらから。

自動系、AI系プラグインの賢い使い方

このような自動系、AI系プラグインの賢い使い方としてはレコーディング時に録ったテイクがOKテイクだったかをすぐに知りたい場合です。
ボーカリストがリードトラックとダブリング用トラックをレコーディングしてその場でエンジニアにMIXするとどのような印象になるか聞かれることがあります。そういった場合に瞬時に調整可能なプラグインがあるとMIX時に大体どのようなクオリティになるかを提示できます。
自動系プラグインは時短可能で便利ではありますが完全にまかせきってしまうと、イレギュラーが発生した場合に対応ができません。手動でも対応できてこそエンジニアの腕前です。あくまでも便利ツールとして考え、手動でも調整が可能にしておくことをオススメします。

おわりに

いかがでしたか?Synchro Artsのプラグインはどれも優秀なプラグインばかりです。ボーカルMIXをする方は抑えておくべきブランドですのでこの機会に知っておきましょう。
僕は何度もVOCALIGN PROJECT3に助けられたことがあります。というわけで今日はこの辺で!ではまた

人間の歌声を再現するソフトウェアと聞くとボーカロイドをイメージする方が多いと思いますがボーカロイド以外にも人間の歌声を再現したソフトウェアがいくつもあります。
この記事ではいくつもある音声合成ソフトウェアの中から4つ紹介します。仮歌に使用しても十分な歌声でオリジナル曲で使用しても自然な歌声を出してくれるソフトウェアなので参考になると嬉しいです。

UTAU

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↑Windows版(フリーソフトウェア)
無料で利用できる音声合成ソフトウェア。サンプリングされた音声ライブラリを使用し、歌唱させることができます。付属のボーカルライブラリ以外に自作の音声ライブラリを使用することができます。そのため、ネット上にはたくさんのUTAU用ボーカルライブラリが存在しています。
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↑UTAU-Synth for MacOSX (現在試用ライセンスのみ)
元々はWindows版のみでしたがMac OS版も作られています。UIはWindows版少し違っています。
↑UTAUのボーカルライブラリ、重音テトの有名な曲『吉原ラメント』

↑r-A-cさんのUTAUオリジナル曲『ずるいひと』こちらは闇音レンリを使用されています。
歌声合成ツール/UTAU-Synth for MacOSX のダウンロードはこちらから

NEUTRINO

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NEUTRINOはニューラルネットワークを用いた歌声シンセサイザー。いわゆるAIボーカリスト。こちらもフリーソフトウェアのため、誰でも無料で使用できます。歌声ライブラリは4つ用意されており、
  • 東北きりたん
  • 東北イタコ
  • 謡子
  • JSUT
これらの歌声ライブラリを使用できます。歌詞とメロディーを入力したmusicxmlを用意し、NEUTRINOに読み込ませることで自動で発声タイミング・音の高さ・声質・声のかすれ具合など調声してくれます。
僕も実際にNEUTRINOを使用し、曲を作ってみました。自動でこのように歌ってくれるので「音声合成ソフトウェアは調声が難しそうだ…」と抵抗がある人は一度使用してみることをオススメします。NEUTRINOのDLはこちらから

Synthesizer V

AHS ( エーエイチエス ) / Synthesizer V Studio Pro
AHS ( エーエイチエス ) / Synthesizer V Studio Pro
 こちらは歌声のサンプリングデータを元にした音声合成と先ほど紹介したNEUTRINOで使用されているニューラルネットワークを用いた人工知能による歌声合成を使用したソフトウェアです。
簡単に言うとUTAUのような要素とAIボーカリストの要素を組み合わせたハイブリッド音声合成ソフトウェアと言うことです。Synthesizer Vは無料版も用意されています。無料版のDLはこちらから
  • Web Synthesizer V
  • Synthesizer V Studio Basic
こちらの2つは無料で使用できます。
AHS ( エーエイチエス ) / Synthesizer V Studio Pro
無料版はいくつか使用制限がかけらています。わかりやすいポイントとしてはプロジェクトのトラック数やノート数。また無料版はVST/AUプラグインが付いていません。

↑こちらが公式から発表されているSynthesizer Vの歌声です。非常にリアルな歌声でぱっと聴きでは人間が歌っているとも感じられるのではないでしょうか?
僕も無料版を使用してみましたがかなりのクオリティに驚きました。さらに細かく調声をこだわりたいという方はパッケージ版やダウンロード版を購入することをオススメします。

CeVIO


誰でも簡単に歌声や話し声が作成できるがコンセプトの新世代の音声合成ソフトウェア CeVIO。
歌声だけではなく話し声を作ることが可能です。基本の発音を元に感情表現のパラメーターから声質、抑揚を変えて好みの話し方に調整可能。ポエトリーリーディングの要素を曲に入れたい方にオススメ。Windows版のみリリース。

2021年1月29日にCeVIO AI 結月ゆかり 麗のリリースが予定されています。AI技術による声質・癖・歌い方をリアルに再現します。さらに限りなく人に近づけてたCeVIO AIに期待。

おわりに

いかがでしたか?VOCALOIDしか知らなかった人もこのような自然な歌声の音声合成ソフトウェアが存在することに驚いた方もいるのではないでしょうか。個人的にお気に入りなのはSynthesizer Vです。
いわゆるベタ打ちの状態でも仮歌としては十分な歌声を出してくれますし、操作も簡単です。というわけで今日はこの辺で!ではまた

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