コロナの影響によるステイホームの流れによりDTMを始める人が急速に増えているようです。
2020年8月2日現在も各メーカーのオーディオインターフェイスは品薄が続いており、国内での入手が難しい状態でもあります。そんな中で先日SpotifyのCEOによる気になる発言がありました。
要は「これから活躍したいアーティストは質よりも量を意識して制作する必要がある」と言っています。
結論とから申しますと私の考えは質より量は賛成派です。というのも現代の楽曲制作の環境では質をこだわりつつ量を出すことも可能だと思うからです。
しかし個人の楽曲制作では量を意識した場合は質を損なう可能性はあると考えます。特に歌モノに関してはその可能性は高いです。
逆にチームでの楽曲制作では量を意識した場合でも質の高さをキープすることは可能だと考えます。
歌モノに関しては個人で制作する場合は僕の経験上、それなりに時間がかかると感じております。作詞、作曲、編曲、楽器のREC、Mix&Mastering。これらを基本的に全て自分で行うわけですが僕の場合は日にちにするといくら早くても3日、大体は1週間~2週間ほどかかります。3日で仕上げる場合はひたすらDTM部屋に引き篭もってぶっ通しで制作することになると思います。さすがにこれで月一のペースでEPをリリースするのはプライベートを全て捨てて制作に取り掛かる覚悟が必要です。
「なんとしてでも月1でEPをリリースするのだ!」と考えても量を意識すると質を損なう可能性があります。
得意分野で作業を分担することで効率化と負担を軽減させることが可能になります。感覚として個人で制作するよりも消費するエネルギーはグッと抑えることができたと感じています。
しかし最低限の条件としては全員がDTM環境を整えていることです。データのやり取りのみで楽曲制作を行うため、グループでスケジュールを合わせる必要がなく、各々自分の空いている時間で制作が可能です。
細かい部分でコミュニケーションを取る必要があればSkype通話やZOOM会議を使用する、もしくは6月に正式にYAMAHAからリリースされたSYNCROOMを使用することで楽器演奏での打ち合わせも可能です。
チームでの制作をする注意点としては
人とコミュニケーションを取るのが苦手だなと感じる人は個人での制作で量産するコツや工夫を考えてみましょう。
理由としてはDTMが一気に大衆寄りになったと体感しているからです。これまでスタジオで曲を作っていたバンドやユニットも宅録で楽曲を量産といった流れが出てくると予想しています。そうなってくるとDTMer界隈に一気にバンドやユニットが流れ込んできます。
バンドやユニットそのものがチームなので楽曲の制作スピードが上がってきます。なので今後はDTMer同士の制作チームも増えてくるのではないか?と私は考えています。
冒頭でも書きましたが現在ではDTM製品は品薄が続いている状態で、オーディオインターフェイスを入荷した店舗は即日完売といった状態です。
ここ数年、DTMが普及することで楽曲制作は進化していくと言われていましたがついにその時がきています。確かにスタジオワークで楽曲制作することで得られる質の高さもありますがどうしてもその分、量産は難しくなります。そういったアナログなやり方はSpotifyのCEOが言っている現代のアーティストは質よりも量の考えに反する動きになってしまいます。
DTM業界だけではなく音楽業界の今後の流れがデータと共にわかりやすく解説されていますのでぜひ視聴してみてください。
この記事では僕の考えを押し付ける気もありませんがこういった事実があることをお伝えしたく書きました。
コロナの状況の中で音源をリリースしているアーティスト達は外出自粛を求められている中、宅録での制作をしているはずです。ぜひこの機会にチームでの制作、まだDTMを始めていない人は検討してみてください。
というわけで今日はこの辺で!ではまた
2020年8月2日現在も各メーカーのオーディオインターフェイスは品薄が続いており、国内での入手が難しい状態でもあります。そんな中で先日SpotifyのCEOによる気になる発言がありました。
Hayato Imanishi@hayatoimanishi日本語訳してくださっているのはHayato Imanishiさん(@hayatoimanishi)原文はこちらからSpotifyのCEOが「アーティストは2、3年ごとのリリースじゃ売れない、もっと定期的なリリースでファンの興味を保つことが必要」と発言。
2020/08/01 09:46:15
もはや音楽は質より量の時代。「アーティスト」じゃなくて「音楽生産業者」。
つまらない時… https://t.co/euzVo06B1D
要は「これから活躍したいアーティストは質よりも量を意識して制作する必要がある」と言っています。
zunx2(ずんずん)@zunx2_dayo919このことについて賛否両論ありそうですが私なりの考えをこの記事で述べたいと思います。こういう時代がくる気はしてたけどやはり現実になったか...。 https://t.co/dcwBWJk2I3
2020/08/01 21:35:24
目次
現代のアーティストの楽曲制作は質より量が求められる時代
個人の楽曲制作で月1、3曲入りEPのリリースは難易度が高い
チームの楽曲制作であれば良質かつ量産が可能
アーティストの楽曲制作スピードはどんどん上がっていく
おわりに
現代のアーティストの楽曲制作は質より量が求められる時代
結論とから申しますと私の考えは質より量は賛成派です。というのも現代の楽曲制作の環境では質をこだわりつつ量を出すことも可能だと思うからです。
しかし個人の楽曲制作では量を意識した場合は質を損なう可能性はあると考えます。特に歌モノに関してはその可能性は高いです。
逆にチームでの楽曲制作では量を意識した場合でも質の高さをキープすることは可能だと考えます。
個人の楽曲制作で月1、EPのリリースは難易度が高い
歌モノに関しては個人で制作する場合は僕の経験上、それなりに時間がかかると感じております。作詞、作曲、編曲、楽器のREC、Mix&Mastering。これらを基本的に全て自分で行うわけですが僕の場合は日にちにするといくら早くても3日、大体は1週間~2週間ほどかかります。3日で仕上げる場合はひたすらDTM部屋に引き篭もってぶっ通しで制作することになると思います。さすがにこれで月一のペースでEPをリリースするのはプライベートを全て捨てて制作に取り掛かる覚悟が必要です。
「なんとしてでも月1でEPをリリースするのだ!」と考えても量を意識すると質を損なう可能性があります。
チームの楽曲制作であれば良質かつ量産が可能
チームの楽曲制作であれば良質かつ量産が可能だと僕は考えています。zunx2(ずんずん)@zunx2_dayo919先日実際にデータのやり取りのみで遠隔で4人1組で楽曲制作をしてみましたが歌モノで1日でワンコーラス、1週間でフルコーラス、10日でMix&Masteringまで終えることができました。オープンチャット内で行なっている企画
2020/07/28 00:59:34
「Emotions To Collect」で制作している曲です
テーマは寂しいという感情です
4人のコラボによる曲で10日ほどで形になりました
やはりチームで制作すると得意分野でまかしあえるの… https://t.co/71dvyw7swB
得意分野で作業を分担することで効率化と負担を軽減させることが可能になります。感覚として個人で制作するよりも消費するエネルギーはグッと抑えることができたと感じています。
しかし最低限の条件としては全員がDTM環境を整えていることです。データのやり取りのみで楽曲制作を行うため、グループでスケジュールを合わせる必要がなく、各々自分の空いている時間で制作が可能です。
細かい部分でコミュニケーションを取る必要があればSkype通話やZOOM会議を使用する、もしくは6月に正式にYAMAHAからリリースされたSYNCROOMを使用することで楽器演奏での打ち合わせも可能です。
チームでの制作をする注意点としては
- コミュニケーションを上手く取る
- 作業工程やパート割りを明確化
- メンバーの技術や個性を認め合う
人とコミュニケーションを取るのが苦手だなと感じる人は個人での制作で量産するコツや工夫を考えてみましょう。
アーティストの楽曲制作スピードはどんどん上がっていく
zunx2(ずんずん)@zunx2_dayo919音源の発表スピードは全体的に今後どんどんスピードが上がってくだろうから制作チームを作った方が良い気がしている
2020/07/26 01:38:36
特に歌モノは一人で全てやるとなったら現実的に月に1曲くらいじゃないか…。色々と考えさせられるものがある
zunx2(ずんずん)@zunx2_dayo919僕の考えとしては今後はアーティストの楽曲制作のスピードはどんどん上がっていくと考えています。お世話になってるバンドさんとも話してたんだけども今後は制作スピードが早くなるということは曲のクオリティや音質が向上するスピードも早くなっていくのでは?って話があった
2020/07/18 02:07:26
それは全然あるだろうし1年、2年くらいでその未来がやってくると僕も思う
僕自身も油断していられない
理由としてはDTMが一気に大衆寄りになったと体感しているからです。これまでスタジオで曲を作っていたバンドやユニットも宅録で楽曲を量産といった流れが出てくると予想しています。そうなってくるとDTMer界隈に一気にバンドやユニットが流れ込んできます。
バンドやユニットそのものがチームなので楽曲の制作スピードが上がってきます。なので今後はDTMer同士の制作チームも増えてくるのではないか?と私は考えています。
冒頭でも書きましたが現在ではDTM製品は品薄が続いている状態で、オーディオインターフェイスを入荷した店舗は即日完売といった状態です。
ここ数年、DTMが普及することで楽曲制作は進化していくと言われていましたがついにその時がきています。確かにスタジオワークで楽曲制作することで得られる質の高さもありますがどうしてもその分、量産は難しくなります。そういったアナログなやり方はSpotifyのCEOが言っている現代のアーティストは質よりも量の考えに反する動きになってしまいます。
おわりに
↑Sleep FreaksさんよりアフターコロナのDTM業界は、どう変わる?といった動画が発表されています。DTM業界だけではなく音楽業界の今後の流れがデータと共にわかりやすく解説されていますのでぜひ視聴してみてください。
この記事では僕の考えを押し付ける気もありませんがこういった事実があることをお伝えしたく書きました。
コロナの状況の中で音源をリリースしているアーティスト達は外出自粛を求められている中、宅録での制作をしているはずです。ぜひこの機会にチームでの制作、まだDTMを始めていない人は検討してみてください。
というわけで今日はこの辺で!ではまた