つい先日ツイッターにてREC時のモニタリング(返し)ってなに?というのがあったのでざっくりと説明していきます。
MDR-CD900ST
MDR-CD900ST

↑そもそもCubaseから「音が出ない!」という方はこちらの記事を確認

モニタリング(返し)とは

簡単にいうとREC中に入力している音をリアルタイムで聞くことです。
2モニタリング
DAWを使ってRECをする場合はモニタリングをするのが基本です。
  • レコーディングをする際はモニタリング(返し)を使うことは鉄則
と覚えておきましょう。RECの基本中の基本ですから必ず抑えておくべき知識です。

モニタリング(返し)を使わないと快適なRECは難しい

ボーカルの方でたまに見るのが『RECしている時にカラオケの音を大きくしてリズムをとりたいけど
そうすると自分の声が聴こえない・・・』
かえっしいいいいい

っというのをたまにSNSなどで目にしますがREC中に自分の声が聴こえないのはモニタリング(返し)を使っていない証拠です。
モニタリングは自分が録音している音をヘッドホンに返すことで快適なRECを可能にします。
モニタリング返しなし

ヘッドホンの片耳だけを外してRECする方法はオススメしない

  • ヘッドホンの片方だけ外して自分の声を聴きながらRECする方法
もありますが個人的にはオススメしません。理由としては以下の2つがあります。
  • LとRで別々の音が流れているから単純にオケが聴きにくい
  • ヘッドホンの片方を外しているため音漏れがマイクに入る
特にコンデンサーマイクの場合は片方のイヤホンを外してRECした際に音漏れが録り音に混入してしまいます。これでは良質なボーカル音源にはなりません。音漏れもノイズの一つです。

RECは必ずモニタリング(返し)を使おう


↑レコーディング方法とモニタリングの方法を解説している動画です。
返しがない状態というのは録っている自分の声を聴きながらRECしているわけではないので勘で録っているのに近いです。
DAWソフトには必ずモニタリングできる機能がついているのでRECする際はヘッドホンに自分が歌っている声をモニタリング(返し)しながら録りましょう。cubaseの場合は
ボーカル返し
RECボタンの隣にメガホンのボタンがあるのでこれを有効にすることで自分の声が返ってきます。
他のDAWソフトも同様にモニタリングを有効にするボタンがあると思うのでそれを有効にしてください 。こうすることで自分の声がしっかりとヘッドホンで聴こえるのでオケの音量に負けません、(逆に声が大きすぎる場合はフェーダーで下げましょう)
リズムが取りやすいですし録ってる時のピッチも確認できます。
5321MspG

モニタリング時にレイテンシーが発生する場合の対処法

ちなみにこの時、レイテンシー(遅延)が発生した場合は
  • プロジェクトデータのマスタートラックにインサートエフェクトがかかっていないか
  • PCのバッファサイズ(遅延に対する処理設定)は最適か
  • IFを使用したRECを行っているか
  • DAWのオーディオ設定はIFになっているか
を確認してください。最近のIFはレイテンシーをあまり感じないことが多いので特に問題無く録れるはずです。
私の使っているスタインバーグのUR242はレイテンシーがあまり気になりませんでした。(ボーカルトラックにインサートエフェクトをかけていても) 
さらにダイレクトモニタリングといったヘッドホンにモニタリング音を出力する際にPCを通らずに
IFからそのままヘッドホンに音を返すので原理上ほぼレイテンシーがゼロに近い状態で録ることができます
 ダイレクトモニタリング
そんな感じでとにかくRECするときはモニタリング(返し)をしましょうといった感じの記事でした
ではまた!